関東地方は日中暴風で大変な状況でしたが、夜になったら風も落ち着きました。
部屋の窓を開けてもさほど寒くなく、換気がてらに2時間ほど自然の風を室内に取り込みました。
さて、ミゾレチョウチョウウオの白点治療ですが、順調に進んでまいりました。
白点が最初に確認されるのも、最後まで残るのも尻尾ですが、その尻尾の白点も確認できなくなったので、今日の夕方から銅イオン濃度を徐々に下げてゆくことにしました。
治療用の水槽には、一応外掛け式のろ過装置を取り付けているのですが、専用のフィルタが活性炭入りなのでウールマットを詰め込んで代用していました。活性炭が入っていると銅イオンが活性炭の穴の中に入り込んでしまい、治療の効果が落ちてしまうためです。
でも今日からは、純正の活性炭マットに取替え、銅イオンを取り除いてゆきます。
一般的には24時間程度といわれていますが、銅イオン濃度を測定しながら水槽に戻すタイミングをはかりたいと思います。
場合によっては、作りおき海水(うちでは緊急時のため20リットル海水を作りおきしてます。もちろん常時エアレーションを行い、最長でも3日目には使い切ります)で多少泳がせることで、体内の銅イオンも排出させたいと思っています。
ミゾレチョウチョウウオはその美しさの割には非常に安価で、大変気に入っております。
白点治療も初めてで、しかも薬剤とテスターの価格が魚の価格より遥かに高価でしたが、よい経験になりました。
$小さな動物園-ミゾレチョウチョウウオ
こちらは治療前。
$小さな動物園-ミゾレチョウチョウウオ
こちらは治療後。
治療前の写真はレンズの故障で望遠レンズで無理やり撮ったので少しピンボケ気味ですが、明らかに改善しているのがわかると思います。
ところで、このミゾレチョウチョウウオ、うちの水槽では最大の魚になります。
ショップで購入するときにはサイズを慎重に測ったつもりでしたが、目測を誤りました。
しかし、この魚が水槽の中を泳いでくれるだけで水槽の中が多少落ち着きます。
特に、マルチカラーエンゼルとアカハラヤッコの追いかけっこ(アカハラの方が追われるほう)が激減します。
まぁ、アカハラもそれをストレスには感じてないようですが、和平を保ってくれる魚だと思います。
最後に、今回の治療に使った薬品と銅テスターを紹介します。
治療薬としては、シーケムのキュプラミンを使いました。
シーケムは最近さまざまなショップで取り扱いを始めていますが、シーケム社製品のよいところは、「使用量に対する水中濃度」が明確に記載されていることです。もちろん、銅テスターを使って濃度を計測しながら使う必要はありますが、説明責任を果たしていて、なおかつ効き目がとてもよい製品だと感じています。
シーケム プロキュプラミン 100ml

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銅テスターには、おなじみレッドシー銅テスターを使いました。標準で55回使用可能となっています。大体1日2回測定しますが(その日の銅イオン濃度の測定とキュプラミン追加後の銅イオンの測定)、おおむね3回分の治療に使える計算かと思います。
銅イオンの測定は非常に簡単で、規定量の海水を試験管に入れた後、試薬を6滴たらすだけです。
測定結果は即時に出ます。
難点は高濃度(0.4ppm付近)での色変化が判別しにくいことですが、一般的には海水魚は0.6ppm付近までは銅イオンに対する耐性があるとのことなのであまり問題はないと思います。
分かりやすい図解早見表が付いています。レッドシー テストラボ 銅イオン(Cu)

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参考になれば幸いです。