アクアエレクトロニカがあればどのようなことができるのか、ストーリー風にまとめてみました。
ちなみに、僕はMMC企画やアクアトロニカ、コーラルタウンの回し者ではありません。
あくまで、個人的な趣味の範囲として物語りを書いてます。
ケース1:アクアトロニカ製品を持たないユタカくんの場合。

ユタカくんはこの辺のショップでも名が知れた名アクアリスト。
本業は何だか知らないが、珍しいミドリイシや魚が入荷すると、仕事が終わりしだいお店に寄るらしい。
当然、ミドリイシをたくさんキープするにはお金もかかるのだが、焼きそばが好きなユタカくん、朝は焼きそばパン、昼はカップ焼きそば、夜は各メーカが出している地方の焼きそばを日替わりで食べているので問題はないという。
さて、今日は2日に1回のメンテナンス日。
メンテナンスといっても、スキマーにたまったスラッジを洗い流し、各種微量元素を足してゆくだけです。
いつもは仕事も速く終わるユタカくん、今日に限っては顧客への納期が迫っているとのことで帰宅は11時。しかも明日は遠方まで納品に行かなければならないのでいつもより早起きする必要があります。
エレメントのうち、厄介なのはアイデオン(ヨウ素)とストロンチウムの添加。
ヨウ素を添加したあとは1時間スキマーを止めないとせっかくの養分が漉し摂られるし、ストロンチウムの添加はメタハラが消えてからでないと効果が上がりません。
早く寝なきゃと思いつつも、まずはヨウ素の添加。スキマーと止め、指定量添加した後、1時間またなければなりません。ストロンチウムも足さなければなりませんが、そのためにはメタハラを止めなければなりません。
メタハラにはカミハタのファンネルラッキーを使っているのでタイマーをちょっといじれば良いのですが、次の日忘れるといやなので、メタハラが消えるのを待っていました。
アイデオンを足し、5分後にカルシウムを足し...とやっていたら、久々の残業で疲れたユタカくんは完全に眠ってしまいました。
ユタカくんが目を覚ましたのは朝7時。
目覚ましもセットせずに寝てしまったので出社まで余裕がありません。
ふと水槽を見るとスキマーはとまったまま。
元々ORPが低く、スキマーによる曝気にたよっていたユタカくんの水槽には、呼吸器系の弱い魚たちが、砂底に弱々しく横たわっていました。
エレメントはともかく、スキマーだけでも自動で回復運転してくれていれば...
とにかく時間がないのでお亡くなりになってしまった魚たちが腐る前に水槽から取り出し、焼きそばパンもそこそこに出社。
当然、魚を無くしたショックと焼きそばパワーの不足で、納品もいまいちの結果に終わってしまいました。
ケース2:アクアトロニカ製品を購入したももちゃんの場合。

念願の45センチオーバーフロー水槽を最近入手したももちゃんは、せっかくの機会だからとアクアトロニカの製品も買いました。
海水魚を初めて1年少々。最初の水槽では低pHや水分の蒸発による高濃度塩分の問題など色々悩まされましたが、アクアトロニカの製品を使えばこれらを24時間監視できるだけでなく、それらのセンサの値に応じて様々な周辺機器を制御できると聞いて購入することを決めました。水槽代に比べるとアクアトロニカの方が高い出費となりましたが、バンド崩れのクマノミペアを買っているももちゃんにとっては、しんでしまうと二度と会えないクマノミのためにも、製品の購入を決めました。
ももちゃんの仕事は司法書士のお手伝い。
この時期、確定申告の依頼が殺到し、なかなか定時に帰れません。
自宅に戻ったら、お魚たちに餌をあたえ、綺麗な紫のロングテイルアネモネの様子を確認したら自分の晩ご飯。
お風呂から上がったらベッドの脇に設置した水槽を眺めながらいつの間にか夢の中に入るのが最高の幸せです。
ももちゃんがOF水槽にしたときに進められたのが強力なスキマー。
もともとRO/DI浄水器は持っていましたが、ますます微量元素の添加が大事になってきました。
チガイウミアザミやナガレハナサンゴといったLPSやソフトコーラルが好みのももちゃんですが、綺麗な蛍光色の維持にははやりアイデオンやストロンチウム、ポタシオン(カリウム)の添加が必要です。
しかしももちゃんは、水槽を眺めながらいつの間にか夢の世界に入ってました。
エレメントの添加は大丈夫なのでしょうか...
この煩わしい(でも、一部のアクアリストにとっては楽しみでもある)エレメントの添加を助けてくれるのが、アクアトロニカのアクアリウムコントローラーエボリューションパワーユニット、それにドーシングポンプ(発売予定)です。
コントローラでは様々な設定が出来ますから、パワーユニットのプラグAに接続したスキマーを1時間止めている間、ドーシングポンプから規定量のアイデオンをサンプに添加することが可能です。また、パワーユニットで設定したメタハラの消灯時間後、同じくドーシングポンプからストロンチウムを添加させています。
メタハラは、平日は23時30分、土日はちょっと遅くの24時まで点灯させていますが、ドーシングポンプの動作も曜日別に制御可能です。
最初は初期投資にまよったももちゃん、いまでは満足なアクアライフを堪能しています。
...
とまぁ、適当なストーリーを書いてみましたが、実際にはもっと多彩な制御が可能です。
僕自身、説明書を全て読み切っているわけはありませんが、実用例については少しずつ紹介してゆきたいと思います。
また、外国製品独特に癖(海外の人はそれをDIYとして自分で改良するので問題なし)があるので、それも合わせて紹介したいと思います。
注:文中の商品名は各社の登録商標の場合があります。また人物名・人物設定についてもフィクションです。
$小さな動物園-pHグラフ
実例:pHセンサで取得したデータのグラフ。グラフは1日、7日、30日単位で表示時間を設定可能。また、プログラム機能やアラート機能を使うことによって周辺機器を操作することも可能です。いまはまだ水作りの段階ですが、このようにpHを継起的に計測できることで、水槽で何がおきているのかを知ることができて便利です。