こんにちは。
きょうはなんだか色々書いてます。
チリで大地震が発生しましたね。被害の状況はまだ詳しくわかりませんが、実際は報道されている以上の被害があるのではないかと思います。
最近、各地で大地震が発生しているのでちょっと心配です。
日本でも、津波警報が発令されました。
冬なので海水浴をやっている人は少ないでしょうが、釣りしている人は多いかもしれませんね。
しかも、明日は大潮。茨城県沿岸は11時ごろが干潮時刻ですが、津波到着予定時刻にかけて潮位が大きく変動するので、沿岸にいる方は気をつけて欲しいと思います。
ところで、みなさんは「島原大変・肥後迷惑」ということばを聞かれたことがありますか。
ここでいう肥後とは現在の熊本県のことです。
1792年、元号でいうと寛政2年で江戸時代も後期にさしかかること、雲仙・普賢岳が噴火しその影響で麓にある眉山が決壊しました。
決壊した土砂は南島原に流れ込み、多くの家屋や人々を生き埋めにしました。
その時の土砂の量は大量で、海まで流れ込み、その一部は今でも九十九島(つくもじま。佐世保の九十九島は「くじゅうくしま」)として残っています。
この事件が「島原大変」。
では「肥後迷惑」とはなにかというと、島原で海に大量の土砂が流れ込んだ影響で津波が発生し、対岸の肥後国、とくに天草地方で津波が発生し、多くの人々が犠牲になったとのことです。
この事件が「肥後迷惑」。
1991年の雲仙・普賢岳の火砕流でも津波が起きるのではないかと心配されましたが、実際は発生しませんでした。
今回のチリ地震では大量の土砂が海に流れ込んだ訳ではありませんが、地震の影響で津波が発生すると予想されています。
津波は、水深が深いところほど小さく、浅くなるにつれてスピードとエネルギーが大きくなります。
仮に日本まで津波が到達したとしても、人的被害だけは避けて欲しいものです。
島原大変肥後迷惑
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