昨日の10%換水後の水質検査の結果です。
60L水槽で6L換水しました。
Alq: 3.96meq/L
KH: 11.08
pH: 7.96
NH3: <0.25
NO2: 0.05
NO3: 10~20
PO4: 0.5
Ca4: 450ppm
GEXのpHアップですが、実際はアルカリ度も上昇させているようですね。
換水後の水質検査
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昨日の10%換水後の水質検査の結果です。
60L水槽で6L換水しました。
Alq: 3.96meq/L
KH: 11.08
pH: 7.96
NH3: <0.25
NO2: 0.05
NO3: 10~20
PO4: 0.5
Ca4: 450ppm
GEXのpHアップですが、実際はアルカリ度も上昇させているようですね。
昨晩から、pH低下の要因について考えていました。
毎回測定するデータや、Webページなどから推測できた要員は、「アルカリ度を上げるために加えたカルクが原因でpHが下がった」ということです。
このように書くと、カルクだけが原因になってしまいますが、いずれの手法であれ、アルカリ度を上げようとするとpHは低下する要因となる、ということです。pH,KH,Caをバランス良く保つのは、なかなか大変であることがわかりました(コーラルフィッシュ21の18ページ付近にも関連記事が掲載されています)。
LittleWavesというページで、「pH・アルカリ度・CO2・Caの関係」ということで分子式を交えてこのあたりの話を詳しく解説してありますが、今回は「アルカリ度の増加」という項目が関連してきます。
詳しい分子式は上記のページに譲りますが、カルクを加えてゆくことにより、炭酸水素イオン(HCO3-)が海水中で増加すると考えられますが、これが均衡作用によりH+ とCO3(2-)に分解されます。CO3(2-)はカルシウムイオンCa2+と結合し、沈殿します。
従って、H+が増えると言うことは酸性度が高まり、pHが下がるということになりますし、過去のデータと比較して、カルクを加えてもCa2+の値が最大でも500ppmで頭打ちになってしまうことも納得できます。
では、pHをあげるためにはどうすれば良いかというと、水酸化カルシウムCa(OH)2を加えて、水中のOH-を増やせばよいということになります。
と言うわけで、今朝ショップにpH上昇剤を買いに行ったのですが、大抵の商品がKHも上昇させると書いてあります。また、人間が口にするものなので、成分が明確になっている製品も多くありません。
だからといって製品が多いわけでもないんで、結局GEXのpHアップという製品を買いました。
60リットルの海水に12ccを12時間毎、目的のpHになるまで投入することが出来ます。
経過としては、
10:35 7.66 (pHアップ投入)
10:45 7.79
13:27 7.84
13:37 7.87
16:25 7.91
18:32 7.94
21:04 7.96
といった感じです。
かなり緩やかに上昇するといった感じです。
さて、生体への影響ですが、目に見えて変化したのがナガレハナサンゴ系のサンゴです。
特にナガレハナサンゴについては、pHの上昇に伴い、ポリプの開きが良くなったように感じます。pH7.9あたりから調子が良くなってきました。
コエダナガレハナサンゴについても同様です。
こちらはもともと触手を伸ばしていたのですが、ちょっとずんぐりむっくりした感じでした。しかし、pHが上昇するに伴い、よく見るスマートな形へと変化しています。
途中、pHセンサの故障が無ければこのような事態は未然に防げたのかもしれませんが、pHとサンゴの調子とを比較観察できた点においては有益だったと思います。
出張がちかいこともあり、散髪に行ってきました。
予約カードを見てびっくり。
前回散髪したのは7月5日。4ヶ月間も髪を切っていなかったのです。
今までは、大抵大相撲の千秋楽の日に散髪していたのですが(意図していなくても、なぜかそうなる)、最近は高校生以来の整髪料を使っている関係で、無理矢理髪をまとめていたんでしょうね。あとはショップ散策で時間がなかったり。
おかげでずいぶんとすっきりしました。