さて、昨日予告しましたベタ水槽のリセットですが、今日ちょっとまとまった時間がとれたので一気にリセットしてみました。

一応、この記録は新しく水槽を立ち上げる人にもある程度役に立つ内容だと思っています。

 

しかし、900×450の海水水槽を持っていた時のリセットの手間を考えると、小型淡水水槽のリセットは手軽でいいですね。

そのかわり、腰は滅相痛くなりましたが…

機材と水槽の洗浄

まずは何はともあれ水槽をきれいにします。

 

生体を別の水槽に移し(この時期であればヒーターは必需品)、残す水草、処分する水草を選別し(あとでも良いですが、最初に行っていた方が手間がかからないと思います)、ソイルを抜き、機材一式を取り出します。

 

そして、機材や水槽をきれいに洗います。

いわゆる「劇落ちくん」を使うとかなりしつこいコケなどもきれいに落ちるので楽ですね。

 

普段は手が届かない部分のコケなどもきれいに洗っておきましょう。

 

洗い終わったら、水槽を元の場所に戻します。

今回は玄関のやや暗いところで作業をやったので、スタンド付きのライトをつけたまま作業をおこないましたが、できればライトは外して作業をした方が水没事故が起きなくていいと思います。

洗い終わった水槽

 

ちなみに、今回は水槽背面のブラックフィルムを接着剤タイプのものに貼り替えてみました。

底面フィルタの設置

水槽の位置がきまったら、底面フィルタを水槽に設置します。

ちなみに、底面フィルタを洗浄する時ですが、水草の根などが結構絡まっているので、丁寧に洗っておきます。

 

ベタ水槽の底面フィルタは、GEXのスリムフィルタに連結しているため、その作業も一緒に行っておきます。

底面フィルタの設置

底面フィルタは各社から発売されていますが、僕は関連機材との連携の良さから、GEXのフィルタをつかっています。

この底面フィルタは、エアポンプを使って飼育水を汲み上げることができるのですが、エアポンプの音がうるさいのと、水流の強さを割合自由に調整できるため、GEXのスリムフィルターと組み合わせて使っています。

ロカマットの敷設

ところで、今回はソイルを使わずにコリドラス向けの底砂を直接底面フィルターの上に敷きます。

 

しかし、そうするとフィルターが目詰まりを起こしてしまうため、目詰まりを避けるためにフィルターの上にロカマットを敷くことで目詰まりをふせぎます。

底砂とロカマット

まずは、ロカマットを水槽の大きさにあわせて切り取り、フィルターの上に敷きます。

ロカマットの敷設

ロカマットは、底面に隙間なく敷き詰めます。

包装袋には、包まれた状態で入っていますので、それを丁寧に剥がし、ハサミを使って任意の大きさに切り取ります。

 

底面フィルタから水中ポンプの部分は切り込みをいれてパイプ穴を作りますが、隙間は余分なフィルタを小さくきりとって、そこから砂がフィルタに入り込まないようにしておきましょう。

隙間を埋めるように敷き詰める

水草の配置

通常はこの段階で砂底を敷き詰めるわけですが、今回使おうと思って購入した水草が、鉢植え(ポット入り)ものの水草だったので、さきに水草を配置し、その後底砂を敷き詰めることにしました。

水草の配置

 

しかし、お店では適切な大きさに見える水草も、自宅に持って帰って来てみると意外に大きすぎることってよくありますよね。

底砂の敷設

ポット入りの砂底を配置しおわったら、砂底を敷き詰めます。

敷き詰める前には軽く洗浄して砂の汚れを取っておきましょう。

 

よく、バケツなどに砂を入れて洗うとありますが、今回は砂底をいれてあった袋が丈夫だったので、その袋に水を直接いれて洗浄しました。

砂底を敷く

砂底をいれたら、いよいよ飼育水を入れます。

水槽リセットの場合は、古い水槽の水を3割ほど使います。

 

水を入れる時ですが、砂底の上に直接ホースで水を入れると砂が舞うので、底砂が入っていた袋を砂の上におき、そこに水を注ぎ込みます。

このようにすることで、砂底が舞い上がるのを防ぐことができます。

砂底の舞い上がり防止

水の循環開始

飼育水を所定のラインまでいれたら、いよいよ通水開始です。

 

また、水槽にヒーターをいれているのであれば、この時点でヒーターの電源もいれ、生体をいれるまでに適度な水温になるようにしておきましょう。

 

最初は水の勢いで砂が舞い、水が濁りますが、しばらくすると元の透明な色に戻ります。

通水開始

この時点でバクテリア材を入れておくのも効果的です。

 

我が家では次の二つのバクテリアを組み合わせて使っています。

こちらはいわゆる「バクテリア剤」ですが、濃縮してありますので、かなり長期間つかうことができます。

一方、こちらは砂底の汚れなどを分解するバクテリアです。
これを使うと砂底の上に残った魚のフンなども効果的に分解できるので、ぜひ使ってみることをオススメします。

レイアウト

最後にレイアウトです。

 

淡水のレイアウト方法は2つあって、一つは飼育水を入れる前に行う方法と、もう一つは飼育水をいれたあとに行う方法の2つです。

 

我が家では、以前の水槽から引っ越して来る水草が溶岩付きのアヌビアス・ナナと一部の水草くらいなので、飼育水をいれてから配置しました。

 

引っ越して来る水草も思いっきり長さをカットして、新芽が出て来ることを期待しています。

レイアウト中

リセット完了

魚をいれて、リセット完了です。

 

現在、この水槽にはベタのペアのほか、コリドラス・パンダ三匹、オトシンネグロ二匹、ミナミヌマエビ十匹、その他貝類が入っています。

 

いまはまだ寂しい状態ですが、しばらくすると浮き草も増えて賑やかな状態に戻ると思います。

リセット完了