行くか戻るか悩んでます。
はい、RCP(RedSea Complete Care Program)での水槽管理です。
最初、硝酸塩とリン酸についてはバイオペレットで管理し、その他の水質についてはRCPの添加剤などを使って管理する方針でやってきました。
7月から水を作ってますので、もう半年ほど経つんですね。
ちなみに、この半年間、合計で行った水替え回数は数回、リッター数にしても60リッター程度です。
細かい数値と長いひげ状の藻に目をつぶれば、水槽の状態はこれまでで一番完璧です。
サンゴ類の調子はお店で買った時よりもよく、LPSはよく膨れあがり、SPSはポリプをバンバン出しています。
LPS、SPSともに成長も早く、タバネサンゴは枝を折るたびに分裂を行い、ナガレハナサンゴも分裂してゆきます。
ミドリイシの成長も目に見えてわかるほどです。
ただ、どうしてもできないことが2つあるんですよね。
一つがリン酸塩の除去。
バイオペレットに頼ってみたのですが、なかなか落ちてくれません。
うちの水槽が総水量600リッターといえども、スペースや機材の問題で魚とサンゴでいっしょにしているため、サンゴ水槽にもエサ由来のリン酸塩が入ってきます。
硝酸塩はあっという間に0まで落ちるのですが(これはバイオペレットに限ればだれがやっても間違いなく落ちる)、リン酸塩は1ppmを下ることはありませんでした。
コケも3つに分けている水槽ごとに違った生え方をします。
LEDを使っている魚水槽はいわゆる「ミドリゴケ」、SPS水槽はヒゲ苔。
NO3:PO4-Xも併用したのですが、シアノバクテリアに悩まされるためにやめました。
ちなみに、うちの妻の水槽は60センチで120リッター、濾過はトリコディナ以来物理ろ過をやめてやはりバイオペレットにしたのですが、なんと硝酸塩だけでなくリン酸塩も減らしてます。
0.08ppm。
僕がいままで一番減らせた時で0.38なので驚きです。
バイオペレットでも減らせるのは間違いないし、彼女はNO3:PO4-Xも併用しているにも関わらず、シアノが発生することもありません。
ただ、過剰添加でバクテリアのコロニーができていたので最近は少し控えめに添加しています。
二つ目が色揚げ。
バイオペレットを回しながら、あるいはNO3:PO4-Xを併用しながらコーラルカラー(旧リーフカラー)を添加しても、すべてのミドリイシが基本的に緑にしかならないんですよね(笑)
緑でよければT5だけで色揚がりするので、添加剤を足している意味がありません。
悩んだ末、一度水槽の水質をRedSea Saltと同じレベルにまで戻して、それからバイオペレット無しで再度立ち上げなおすことにしました。
換水してリセットする方法もありますが、水の出来上がり具合と換水によるショック(個人的には換水時KHに1dKHの差ができるとサンゴがいじけると推測してます)を考えるとあまりやりたくありませんでした。
バイオペレットも少しずつ減らす、というか減っても足すことなく回し続け、最終的にはバイオペレットで硝酸塩の分解を行わない状態にしました。
同時に少しずつNO3:PO4-Xを足してゆき、ペレットなしで硝酸塩を分解できる状態に持ってきています。
ペレットのおかげで0ppmだった硝酸塩も一時は4ppm近くまで上がりましたが、再び減少傾向になってきました。
RCPのマニュアルではSPS飼育の最初の状態では2~3ppm程度の硝酸塩を推奨しているので、これはまぁ目標通りです。
問題は硝酸塩。
こちらはなかなか減りません。
換水すれば間違いなく減るんですが、はやり前述の理由で行いたくありません。
しかし、先日チェックしてみたらハイレンジテストで数ppmにまで達していました。
これはリアクタでリン酸吸着材を使って少しずつ減らすしかないな、と思いつつ、これまでの経験からあまり減らないだろうなという冷めた期待を持ちながら、買い物に行けそうな週末を待っているとき、ふとした事ですごい製品を見つけてしまいました。
添加剤です。
その製品ですが....実際に購入してから紹介します。
というか、こんなに効果があるのにあまり話題にならないってなぜ?って感じなんですケド。
ブログでもちらほら「数時間で○○ppm落ちました」とか書いてるんですが、通販みたいに「あくまでも個人の感想です」じゃないの?と思ってしまいたくなるようなそんな製品なんです。
しかも、吸着剤と同じ値段でありながら、処理量が半端ない。
これでリン酸塩を減らし、コケも減らせればやっとスタートラインに戻れそうです。
ちょっと週末が楽しみになってきました。
なんかとんでもなく散文になってしまいました。
すみません。