水槽立ち上げで重要になるのは硝化作用がどのくらい完成しているのか。
また、サンゴの種類を入れるにしてもさまざまなパラメータを見る必要があります。
450キューブはZEOvitでマニュアル通りに立ち上げていますが、水の状態を知るには硝酸(NO3)、リン酸(PO4)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、炭酸塩硬度(KH)が重要となります。
厳密に言えばアンモニアや亜硝酸も測定すべきなのですが、そこは残っていた検査薬を使って調べることにして、上記のパラメータはレッドシーの新しいテストキットを使ってみることにしました。
キットの外箱です。
NO3+PO4とMg+Ca+KHの2つのキットに分かれています。
各8,000円前後と結構高価ですが、NO3+PO4については100回測定なので、回数あたりのコストは、使いやすさを考えると妥当かと思います。
箱を持ってみました。
ハッキリいって大きいです。
今までのRedSeaのキットと比較するとかなりの大きさです。
外箱をあけると、保存用ケースが出てきます。
いままでのケースは紙だったので、海水等で濡れて使えなくなることがありましたが、今回からプラスチック製になったので便利になりました。
また、次からは不足分だけ購入すれば良いらしいので、ちょっとエコにもなりました。
日本人的感覚からすればゴツイケースですが、かっこいいです。
ケースの中身はこんな感じです。
左奥がNO3+PO4のテストキット、右側がMgその他のテストキットです。
Mgキットのふたの裏には試験瓶が収納できるようになっています。
この瓶ですが、結構頑丈に作られていますし、ガラス製なので半永久的に使えます。
ELOSの試験管が購入した当日に割れたのに比べ、こちらは落としても大丈夫なくらい丈夫です。
左側のケースに入っているCD-ROMのような円盤が比色板です。
これも今までと比較して格段に使いやすくなりました。
マニュアルです。
これまでと同じように、図で説明してあります。
もちろん、日本語マニュアルもありますので、最初はそれをよく読んでテストした方が確実です。
シリンジです。
これは試験瓶に海水を入れるためのシリンジです。
ピストン部分がゴムでないので多少心配だったのですが(ELOSの経験より...)スムーズに動きます。
Mgキットの方には1mlシリンジも付属しています。
以前は針でしたが、今回からは独自のプラスチックニードルに変更になりました。
駄文ですが、「DISCARD AFTER USE(使ったら捨てろ)」と書いてありますね...
とりあえず今日はこんな感じですが、実際に使ってみた感想を簡単に書いてみたいと思います。
●NO3+PO4
・試験薬の種類は変わってないような印象。
・NO3のチェックは従来の横からの比較から上からの比較になりました。
・今までの比色による手法は肉眼では難しく、デジカメで撮影したあとの画像で行っていたが、今回の装置による方法では間違いなく判断できる。
●Mg. Ca, KH
・試薬の種類は従来と同じ印象。
・各値の最終判断は、1mlシリンジで滴下した試薬の残り量から判断。
・1mlシリンジの支え治具があるため、一滴ごとに比較が可能。
といった感じです。
レッドシー 新試薬に挑戦!(その1)
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検証派のjunさんにはもってこいね検査キットですね~
私はさじ加減派で添加剤しか買ってません(^o^)
ちゃんと調べないとと思いますが・・・
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>ゆうも庵@塚本宴会場さん
安定している水槽なら水質検査はさじ加減ですよ、僕も。
海水なめれば大体水質がわかったりするんじゃないでしょうか?
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海水なめて水質解ったらなんとかカウンセラーになれますよWW
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よさそうですね~
箱が気に入りました^^
今使ってる試薬がなくなったら買おうと思いました♪
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>Daiさん
高価なのが難点ですが、それを補うだけの使いやすさはあると思います。
何と言っても、比色が確実になったというのがいいですね。