今日は早めにブログ書いてます。
夜ってやりたいことが多くて...
まず毎日の水質検査(これはZEOvitやバイオペレット(BP)をやるには必須です)や給餌、コケの掃除、オークションで落札した方への発送業務、それにケーブルTVで配信されるディスカバリーチャンネルの視聴などなど。
なので、ブログを書いていると途中で翌日になることは少なくありません。
そう考えると今日は割合平和なのかもしれません。
さて、今年は間違いなくバイオペレットがブレークすると思います。
ただ、いま流通しているリアクターが100リットル以上と、オーバーフロー水槽を仮定した作りであること、また単独の装置として考えられていることもあり、小型水槽での利用はまだ少ないと思いますが、流動底フィルターに小型水槽向けの製品が出たように、そのうちBPリアクター内蔵の外掛けフィルタとか、海道河童(カミハタのプロテインスキマー内蔵物理フィルタ)にバイオペレットリアクタを内蔵した海道白鷺(姫路の企業で達磨、河童ときたらこれでしょう)なんて出ても不思議じゃないですよね。
ということは、あれだけ騒がれた流動底はもうはやらないのでしょうかね...
それはさておき。
うちでは180リットル規模のオーバーフロー水槽を2台立ち上げています。
それぞれバイオペレットを導入しており、魚水槽にはVertexのProBioPelletsを、ZEO水槽にはPhosBallを使っています。
ProBioPelletsの硝化・反硝化作用はよくわかったので、次にPhosBallの硝化・反硝化作用を検証してみたいと思います。
PhosBall導入は、例のビブリオ菌繁殖でこまっていた時に行いました。
通常、BPを導入する際は特に下ごしらえは不要なのですが、ビブリオ菌がペレット表面に異常繁殖しないよう、今回は新しい海水にペレットを入れ、ZEObakを1滴垂らし、さらに24時間エアレーションしてから使い始めました。
PhosBallはProBioPelletsよりも形状が大きいため、毎日リアクターの内部を良く観察しておかないと、いつの間にか吹きだまりができてしまい、硫化水素が発生すると言われています(が、その硫黄がどこから由来するのか不明。BPの成分に硫黄が入っているなら別だが,,,)。
もともとZEO水槽で、かつBioPelletsを使っていて硝酸塩0だったのですが、ビブリオ菌対策をやっている間に硝酸塩が溜まってしまいました。従って、その状態からのスタートです。
硝酸塩ですが、1月7日に5.0ppmあったのが、1月13日には0ppmにまで落ちています。
当然、今日も0ppmであり、試薬は澄んだ青色をしていました。
一方、リン酸塩はどうかというと、1月7日に0.59ppm、13日に0.57ppmです。
しかも、この間一度0.75ppmを超える日があったので、カリブシーのPhosBusterで化学的にリン酸を除去しています。
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PhosBallでも、リン酸はPAO(ポリリン酸蓄積細菌)の形で取り込まれ、スキマーで漉しとられるものと思いますが、そうなるとマグネシウムとカリウム(ポタシウム)の添加が必須です。
カリウムの測定はやや大変なので毎回はやっていませんが、マグネシウムは簡単なので毎日測定しています。その時点でのマグネシウム濃度は1250ppm程度。カルシウムが450pppm程度なのでバランスとしてはそれほど悪くありませんが、PAOが活動するにはまだ低いみたいです(裏付けを取ろうと複数の文献をあたりましたが、良いのがありませんでした)。
ちなみに、180リットルの人工海水に対して、マグネシウムはブライトウェルのマグネシオン換算で毎日10ml(キャップ2杯)加えています。15mlまで増やした方が良いかもしれません。
ところで、PAOはPAOで、また複雑な問題を抱えているようです。
PAOが繁殖するような環境では、GAO(グリコーゲン蓄積細菌)が繁殖することもあり、場合によってはGAOが優位になることもあるそうです。
とりあえず硝酸塩が下がればミドリイシは(色落ちしたとしても)キープできるので、いまからはリン酸塩の確実な落とし方を探るのみです。
魚30尾のSPS水槽計画が無謀といえばそれまでですが、BPの能力はまだ十分に導きだしていないとおもうので、いろいろと試してみたいと思います。
魚水槽での長期無換水を実現するのであれば、BPと微量元素の定期的な追加で十分だと思います。
ソフトやLPSも、BPを使うことによって換水の期間を大幅に延ばすこともできそうです。