大層なタイトルですが、昨年末からこのことで悩まされています。
正月も色々挑戦して、試しにミドリイシやソフト系を入れてはみましたが、ことごとく白化or腐敗させられています。中にはポリプを出している元気なミドリイシもありますが...
水槽内の雑菌繁殖のコントロールは一回バランスが崩れるとかなり大変です。
ビブリオ菌が10分で分裂するのに対して、ニトロソモナス族(アンモニア→亜硝酸)細菌は1日1回、ニトロバクター属(亜硝酸→硝酸塩)に至っては2日に1回しか分裂しません。
一度ビブリオ菌の繁殖に勢いがついてしまうと、あっという間に繁殖してしまいます。
ビブリオ菌は塩化物に対する耐性が強く、海水中に常在しますが、当然人工海水にはビブリオ菌は存在しません。ビブリオ菌は、購入した魚やサンゴ類に付着して持ち込まれるものだと思います。
ただ、通常は「濾過が完成した」段階で魚類を投入するので、ニトロソモナスやニトロバクターがビブリオに対して有意に多い状態にあり、ビブリオ菌の繁殖を抑えているのだとおもいます。
一方、魚の組み合わせに関してはこれまでで一番完成した組み合わせになっています。
特に、ハタゴイソギンチャクの安定した飼育と、小型ヤッコの混泳成功(投入順にチェルブ、ルリ、フレーム、ポッター、マルチカラー)はこれまで失敗続きだけあって、大変満足しています。成功のきっかけはレイアウトの一部変更でしたが...
また、ビブリオ菌由来の魚の病気というのもありますが、それらの症状も見られません。
ビブリオ菌を完全征圧する唯一の手は「完全リセット」です。
砂とライブロックを新品にして、改めてレイアウトし直せば良いのですが、かなりの労力を伴います。
あるいは、ビブリオ菌は真水に弱いのでライブロック等を淡水浴させる手もありますが、これもかなりの労力を伴います。
またリセットすると、せっかく好調だった魚間のパワーバランスも崩しかねません。
ビブリオ菌由来のRTNを食い止めるのに3ヶ月かかったという話も聞きますので、バクテリアを適度に添加しながら3ヶ月くらい待つのが、もしかしたら一番良いのかもしれません。
まずは、無駄な出費を避けなければならないので、サンゴ類の追加は一時中止です。
途中、テスト用産後を入れてバクテリアの状態を確認する程度になると思います。
海水中のビブリオ菌を抑制する方法は、今のところ見あたりません。
しばらくは暗中模索になりそうです。
ビブリオ菌の繁殖を食い止めろ!
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ビブリオはサンドに定着しますから
一番面倒なサンドの入れ替えが一番早道ですな~
でも面倒ですからバクテリア入れて優位を変えてみるのが正解かもデスな・・・
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結局はリセットが一番の近道かもしれませんね(^-^)/労力と費用、さあ計算してみよう
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>ゆうも庵 銀次郎さん
貴重な情報有り難うございます。
文献をあたってみましたが、たしかにビブリオ菌は砂中にも存在するようです。ただし、それは低温域での話で、25℃近辺では海水中に常在するようです。
毒抜きは先日もやりましたが、水作の細い毒抜き用ツールも手に入れたので、細かいところも毒抜きしてみます。
バクテリアの投入を行っているのですが、やはりビブリオ菌の10分1分裂には勝てませんね...
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>ひでさん
少ない情報ながら、ビブリオ菌由来のRTNであれば、2~3ヶ月でおさまるようです。
一方、リセットしても安定するまでは同じくらいの時間がかかりますよね。
なかなか難しいところです。
宿題として、今日の話題にしてみます。