バイオペレットリアクターへの水流ポンプの能力不足が原因でペレットが固まってしまう症状ですが、より水流が強く、しっかりとしたポンプに交換することで解決してみました。
これが原因かはわかりませんが、ここ2日ほどリン酸塩の値が.8ppmまで急上昇してしまいました。
まずは、バイオペレットが固まってしまった様子からどうぞ。

送水能力1200リットル毎時のポンプを用いていますが、固まったペレットは全く動いていません。リアクターを揺さぶると、どうにか流動を再開しますが、そのうちまた止まってしまいます。
#実は片手が撮影でふさがっていたので、空いた手でリアクターを配管にぶつけてペレットを分解していました。よい子は真似しないでくださいね。
バイオペレットを日本で代理販売しているLSS研究所の実験によれば、ポンプを途中でカミハタのRio2100に交換しているので、うちでも交換してみることにしました。
ポンプの候補としては、カミハタのRioシリーズ、エーハイムのコンパクトシリーズ、NAPQOのニュージェットシリーズと色々ありますが、今までまだ利用したことのないニュージェットシリーズを使ってみることにしました。
小さな動物園-NJ-2300
NJ-2300の外観です。思ったよりも大きいですね。
でも、機能とは関係ない部分のデザインに凝ったこの製品(ちなみにイタリア製)は結構好きです。
色の好みはあるでしょうが...
小さな動物園-ねじ穴
NJシリーズの特徴は、ホース接続部にネジが切ってある、という点です。
このねじ穴、Rc3/8と呼ばれているねじ山なのですが、20Aのバルソケがそのままはまります。もちろん、Rc3/8のねじ山をもったホースニップルも。
なので、20Aのソケットをここにねじ込み、その先を塩ビ配管することも可能です。
ちなみに消費電力は30W。ちょっとしたヒーター並みですね。
一方、リアクタのホースが内径12ミリ。
残念ながら内径12ミリのホースにあうニップルはRc1/2なので、そのままでは使えません。
従って、塩ビ管を使ってサイズ変換を行うことになります。
小さな動物園-バルソケ
こちらはバルソケを差し込んだ様子です。
バルソケの根本まできっちりとはまります。
このバルソケの内径が20Aなので、この次に20/16の異径ソケットを使って16Aに落とし、さらに16A-Rc1/2の水栓ソケットを取り付けます。そうすることで内径12ミリのホースと接続することが可能になります。
小さな動物園-アダプタ
ということで、完成した塩ビ配管がこんな感じ。
ほとんど目分量で作りました。
所要時間4分ほど。
小さな動物園-設置
で、こんな感じに設置しました。
矢印いれないとわからないですね。
小さな動物園-水流調整
ちなみに、流量の調節はこの丸いアダプタで行います。
このアダプタ、細かく調節できる上回転がスムーズ。
エーハイムのコンパクトシリーズでの水量調節にいつも難儀しているので、それと比較しても大変便利です。
では最後に、ポンプ更新後のバイオペレットの動きをどうぞ。

また元通りスムーズにうごくようになりました。
ちなみに、流量は最大の2300リットル毎時。
予算に余裕があればNJ-3000(3000リットル毎時)にしてもよかったかもしれません。