今日8月5日や3日のように、3や8が付く日を「サンゴの日」として特売しているショップもあるみたいですね。
僕は車の中では埼玉のFM局 NACK5 (ナックファイブ、周波数79.5)を聞いているのですが、そこで出てくるCMでは、2と9が付く日を特売日としています。
最初は「肉の日」ということで焼き肉半額とかだろうと思っていたら、パチンコ・パチスロのニラクの日だとのこと。
パチンコは高校卒業後すぐに始めて、大学生でやめたのでもう十数年やっていませんが、いろいろと変わっているようですね。
まぁ、それはどうでもいいとして、今日はここ2ヶ月の水槽リセットを通じて感じた事を書いてみたいと思います。
まず始めに、ここでいう「レイアウト水槽」とは、ライブロックによる岩組みを複雑に、かつ立体感のあるものに仕上げた水槽と思ってください。それに対し、立体感よりも魚の遊泳スペースを優先し、ライブロックを大きな固まり、あるいは平積みにしている水槽を「平積み水槽」とよぶことにします。
さて、僕が最初に訪れた海水魚ショップがコーラルタウンということもあり、水槽のレイアウトは自然と立体感のある、ダイナミックなレイアウトが自分の好みになっていました。
コーラルタウンの小沼店長は、コーラールフィッシュを始め、インテリアアクアリウムなど、各種メディアでレイアウト講師として紹介されることも多いのでご存じの方もいらっしゃいますが、ライブロックの大きさや形、重さを確かめながら、高さと奥行きを感じる立体感あふれるレイアウトを作ります。
小さな動物園-左の橋拡大
▲レイアウト中の水槽。複数のライブロックを組み合わせてアーチを作ることにより、サンゴを置く場所と魚がすり抜ける場所の両方を確保している。
小さな動物園-トサカの森
▲旧90cm水槽の「トサカの森」。ソフトボール大の球状ライブロックを、1本の枝状ライブロックで支え、その上にトサカ類を配置している。
レイアウト水槽は平積み水槽と比較して、立体感はあるものの商品となるサンゴを置くスペースが限られてしまうため、決して効率の良い配置ではありません。しかし、同種であっても二つと同じ形がないサンゴをきれいに見せるためにはどのように配置すればよいのか。レイアウト水槽はそのような疑問に答えてくれます。
僕も昨年の9月、とあるきっかけで最初は60センチの規格水槽から海水魚の世界に入りました。
一番最初に購入したライブロックはまだ何もわかっていなかったため、三角錐みたいな岩の固まりでしたが、その後はコーラルタウンのレイアウトを参考に、良い形のライブロックを見つけたら少しずつストックするようになりました。
水質の不安定、魚の量に対する外部濾過の限界から今の90センチオーバーフロー水槽にサイズアップし、幾度かのレイアウト変更を伴いながら、現在の形へと変化してきました。
レイアウト水槽は、ライブロックを使ったダイナミックなアーチ形、オーバーハング、キノコのような根本よりも頭部が大きいレイアウトを作り出すことができます。また、魚を水槽に入れると、それぞれの魚が持っている特徴を引き出すことができるため、見ていて実に楽しみのある水槽です。
$小さな動物園-デバスズメ
▲デバスズメは本来、敵から身を守るために樹状ミドリイシに隠れる習性を持つ。このレイアウトでは、A. Suharsonoi を隠れ家として用意した。
小さな動物園-ヤマブキ1
▲ 手前の A. Desalwii と奥のスターポリプとの間にある隙間から上昇してきたナミスズメ。同じような動作をチョウチョウウオがやると迫力満点。
小さな動物園-バートレット近景
▲ハナダイ・ハナゴイ系は狭い隙間を自分のテリトリーとするようだ。これは自分の巣穴からちょこっと顔を出したバートレットアンティアス。
しかし、多様な魚を泳がせる環境としてはレイアウト水槽は適して無い、という考えが、最近水槽を眺めながら思うようになりました。
元々群泳が好きなのでハナダイ・ハナゴイ系の魚を2種、お決まりのクマノミにデバスズメ、それにチョウチョウウオと小型ヤッコをかく3種ずつ入れたいというのが最初の希望でした。
90センチのオーバーフロー水槽で、かつ魚のみを入れた水槽であれば、この組み合わせはそれほど現実離れした組み合わせとは思いません。しかし、レイアウト水槽だとそれが難しいというのを、ここ2ヶ月の様々な試行で思い知らされました。
小型ヤッコにしても様々な組み合わせを試しましたが、最後に残るのはチェルブピグミーエンゼルのみ。ヤッコはそのときの力関係にもよりますが、3尾一緒に泳がせるのは3日と持ちません。
ピグミーエンゼルだと、チェルブに対してフレームもマルチカラーもほぼ対等な力関係ですが、フレームやマルチカラーは華麗な泳ぎを数日間見せたあとは、いつのまにかいなくなってしまいます。
レイアウトを複雑にし、安心して休めるところを作ったことが、逆に縄張り争いを誘ってしまい、生き残り戦を強いてしまったのではないかと、そうおもったのです。
しかし、ダイナミックなレイアウト水槽はレイアウトに苦労しますが、魚の泳ぎを見ていると楽しくてたまりません。だけど、縄張り争いが激しくなるため、組み合わせは非常に限定されてしまいます。
これ以上魚同士の組み合わせに力を注いだところで、新たなる知見が発見できるとも思えません。
で、どうするのかと言いますと、現在の水槽に別の魚を追加するのは当分見送りたいと思います。
また、ソフトコーラルやミドリイシ以外のハードコーラルを中心とした「平積み水槽」の設置を検討したいと思っています。おそらく、この2ヶ月に購入し、そして死なせてしまった魚の代金を合計すると、中古のオーバーフロー水槽セット一式が購入できると思います。
また、自分が望んでいることは何なのかも、もう一度考え直してみたいと思います(ちなみに、是尾ビットにも興味がありますが、たぶんやりません)。
皆さんのご意見も伺えれば幸いです。

ちなみに、今日の水質検査の結果です。
KH=10dKH
PO4=0.31ppm
NO3=5-10ppm
自作カルシウムリアクターはよく動いてくれています。
特にエダコモンについては、違いがすぐにわかるほどのスピードで成長しています。
リン酸塩については、ここ数日0.3ppm付近で推移しています。
ただし、コケはずいぶんと生えなくなってきました。
しかし、シアノバクテリア対策がまだ残っています。
NO3については、いつもこんな感じです。
ミドリイシには過酷な環境だと思いますが、2日に1回、40リットル換水できれば大抵のミドリイシを飼育することができます。魚の餌抜きであれば、一週間換水なしでも問題ありませんでした。
あとは、ナイトレイトリアクターをつけているので、こいつの効果的な利用方法を模索しているところです。