つくばは古い町であり、また学生街もあることで、外食するにもあまり困ることはありません。
ちょっと田舎の方にゆけばおいしい定食屋もありますし、それこそ学生街の周りには注文間違えたか?と思わせるほどの大盛り料理を提供してくれるお店もたくさんあります。
しかし、小さい子連れのご家族や、魚料理を中心とした和食をゆっくりと食べたい方、営業活動の合間にちょっと昼寝をしたい方が過ごせるようなお店って案外少ないものです。
どんな理由で発見したかはよく覚えていませんが、安めに、そしてゆっくりと昼ご飯を食べたいと思った時には、二の宮にある「つくばガーデン 優雅」で過ごすことがよくあります。
てんこ盛りのランチメニュー
ぶつ切りの刺身定食
優雅の何がすごいって、ランチの価格が安くて、しかも量が多いんです。
僕は大抵刺身定食(というか、ここで刺身定食以外を注文した記憶がない)を食べるのですが、つくば市内でここまで新鮮で、かつ大ぶりな刺身を出してくれるお店は見たことがありません。
論より証拠ということで…
優雅の刺身定食、680円(ランチタイム)。
必ず刺身4点、小鉢2皿、お漬物、お吸い物が付きます。
刺身はカンパチ、イサキ系、マグロ系、サーモン、タコのことが多いですが、その日の仕入れによって異なります。
今日も行ってきましたが、今日のサーモンはとろサーモンでした。
どアップ。
一つの刺身が厚さ1cmくらいに切られています。
カンパチ系の魚っていうのは、よく冷えて、しかも厚みがないとその本来の味っていうのがわからないのですが、ここで食べると本当に美味しく食べることができます。
ツマ(大根の千切り)も新鮮なので、全部食べてしまえば晩御飯まで何も食べなくてすみます。
つくば周辺の海産物といえば、土浦魚市場も有名でよくゆきますが、奥さんが海産物アレルギーなので、奥さんと一緒の時にはこちらにきます。
山盛りの天ぷら定食
うちの奥さんはこれ。
天ぷら定食680円。
上からなす、かぼちゃ、海老2尾、大葉、白身魚(確かカレイ)、それにイカが入っています。
当然、これに小鉢2皿にお漬物、お吸い物などが付きます。
小鉢は食べ合わせよっては刺身定食と違う時もあります。
しかも揚げたてなので、カリッとおいしく食べることができちゃいます。
新鮮さの証拠?
さっき、奥さん海産物アレルギーって言いました。
でも、ここに来るとこんな海産物がてんこ盛りの天ぷら定食をペロリと食べてしまいます。
普段は大抵の海産物を食べると症状が出るのですが、なぜかここの天ぷらだけはアレルギーが出ません。
一概にはいえませんが、海産物アレルギーを引き起こす原因の一つは、海産物が時間の経過とともに生み出す腐敗物がアレルゲンとなるため、それに敏感な人はアレルギー症状が出てしまいます。
逆にいうと、新鮮なうちに調理すると、海産物アレルギーは出にくいこともあるのです。
自宅でもエビ天をあげることがあるのですが、衣がついた冷凍エビではなく、自分で一から処理をしたエビ天だと、やはりアレルギーは出ないようです。
ここのエビ天も、おそらく鮮度が高い証拠でしょう。
お店の佇まい
順番が逆になりましたが、お店の雰囲気を紹介しましょう。
入り口
お店は洞峰公園の近く、西大通から一本裏に入った道沿いにあるので、大きな看板もなく知っている人も案外少ないかもしれません。
しかし、宴会用にマイクロバスもあり、駐車場もそれなりに確保されているので、滅多なことがない限り余裕で入れちゃいます。
部屋
長屋の完全個室です(定員8名)。
もちろん、人数によっては仕切りの襖を開くことによって、部屋の広さを拡張することができます。
座敷ですので、寝そべることも可能です。
襖なので、隣のお客さんの話し声が聞こえることは仕方がないですが、それでもゆっくりとくつろぐことができます。
いつも食べに行った時に客層を見ているのですが、一番多いのは子連れのママさん、次が営業中のサラリーマン軍団、という具合でしょうか。
部屋は喫煙可能ですが、タバコくさくはありません。
サラリーマン軍団の様子を帰りしなにちらりと見てみると、ゴロンと横になりながら休憩している人たちもいらっしゃいます。
接待
つくばで接待というと、まぁいくらでも高いお店はありますし、それに応じた料理も出てきますが、庶民的お店ということでこのお店を選ぶのも決して悪くはないと思います。
料理も完全洋食はありませんが、いわゆる「日本食」やそれらを食べやすいようにアレンジしたものも多いので、比較的抵抗もなく受け入れてもらえると思います。
ちなみに、僕が以前、イギリスからのお客さんを1ヶ月受け入れた時には、まず彼には唐揚げから慣れてもらいました。唐揚げは鶏肉料理ですし、ウケがいいですね。
一番ウケが良かったのはしゃぶしゃぶ。肉を薄切りにして食べるという文化がない海外の多くの国では、しゃぶしゃぶという料理にショックを受けるようです。そして必ず「こんな並べるだけで店として成り立つなら、脱サラしようかな(笑)」という返事が戻ってきます。
日本式庭園もあるので、風情も悪くないと思います。
お手洗い
ちょっと難点があるとすると、お手洗いでしょうか。
男性はあまり問題ないと思いますが、良くも悪くも古き良き昭和のテイストなので、トイレが改良されたらいいなぁ、とはいつも思います。
バリアフリーではないので、そこも課題ですね。
結論
ということで、つくばの優雅はちょっと日常から離れて和食を楽しみたいという人には良い選択肢だと思います。
味も毎回変わりませんし、お店の人もすぐに顔を覚えてくれるので、気楽に行けますよね。
しかも基本年中無休なので、いつ行っても大丈夫です。
ところで、実はここはつくば市平塚にある「つくば宴会センター」と関係があるようなのです。
そのようなつながりもあって、食材が豊富に、しかも安く入荷できるのかもしれません。
つくばガーデン 優雅
所在地: 〒305-0813 茨城県つくば市二の宮2丁目11−16
時間: 11時00分~22時00分
電話: 029-851-4128