今日はドーシングポンプの設定について書きますが、一部標準的ではない設定を行っている部分があります
現状、1ml以下の滴下ができるドーシングポンプが市場にない(正確にはAPEXのドーシングポンプが0.1mlに対応しているが日本市場には流れてません)こともありこのような設定を行っていますが、参考にされる際はあくまでも自己責任でお願いします(質問等には喜んでお答えします)。
さて、昨日はクーラーキャビネットを兼ねたドーシングポンプ台を作りましたが、時間の都合でドーシングポンプの設置まで終わらなかったので、今日ドーシングポンプの設定を行いました。
気分的にはグローテックのドーシングポンプが欲しいところですし、今後増設する可能性を考えると結局同じ金額の出費になるのですが、今回はLSSやカミハタが出しているリキッドタイマーを使ってみることにしました(本当の理由は、昔ピュアが一度実店舗閉店セールをやっていた時に、ドーシングポンプを1000円で売っていたのでそれを1個もっていたのが理由なのですが)。
ドージングポンプ リキッドタイマー ACアダプタ付 自動給餌 自動添加
チャーム(参考価格5746円)
まずは校正です。
基本的にドーシングポンプはペリスタチックポンプという、連続したローラーでチューブを連続して圧縮することによって液体や気体を送るものですが、その量は一定ではないため、使う前にモーターの調整を行う必要があります。
おそらく(まず間違いなく)、この製品で使われているペリスタチックポンプ用のモータはDCモータだと思うのですが、DCモータの制御は正確にはできません。ある一定時間電流を流しても、100個モータがあれば100個とも駆動する時間が違います(極端には異なりませんが)。
そこで、電流を流す時間を微調節することで、実際に滴下する液体の量を修正するのが校正作業になります。

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校正は付属のメスシリンダを使って行います。

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校正モードに入ると、数字が5010になります。
数秒経つと滴下が始まりますので、実際にどれだけの液体が滴下されるか測定します。
さて、ここでは10mlの滴下を正確に行うための校正を行います。
もし、10ml以上吐出された場合は、50の数字を減らすことで滴下量の調整を行います。
この校正を行うことで、1mlをできるだけ正確に滴下するようにしています。
一方、普段使っているバイオアクティフでは、0.5ml単位での滴下が必要です(初期段階では0.25ml)。
このままでは1mlの滴下しか行えないので、ちょっとした単位の変換を行います。
それは、この校正段階で一回に滴下される液体の量を5mlに調節することで、通常1ml滴下されるところを0.5ml滴下されるようにする、というものです。

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実際に調節してみた結果、50→19にすることで、滴下量を半分にすることができました。
つぎに、ドーシングポンプにつながっているチューブを水槽に固定する作業を行います。
いつもだったらアクリル製のチューブホルダーを買うところですが、ビーボックスアクアリウムの洋品棚を見ていたところ、面白い製品を見つけました。

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チューブホルダー君です。

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チューブをこのような感じで固定します。
結構しっかりした作りです。

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水槽にはこんな感じで固定します。
綺麗に固定されると楽しくなりますね。
せっかくなので、スタンドまでのチューブも市販のケーブルクリップなどをつかって固定しました。
つぎに、チューブを添加剤に挿すための穴を開けます。

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穴は2ヶ所開けます。
大きい穴はチューブを通すための穴、もう一つは空気の抜け穴です。
この空気の抜け穴がないと、容器が凹むだけでなく、最悪添加剤が滴下されないということもあり得ますのでわすれずに開けます。

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最後にドーシングポンプを設定します。
2日に1回、0.5mlを滴下するので012dになります。

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全体像はこんな感じです。
まだアクリルの面取りなど安全対策が残っていますが、とりあえず最低限やっておきたいことは終了です。
次に考えることは、他に足すべき添加剤は何があるか考えることですかね。
といっても、バイオアクティフのラインナップをみてもあまりピンとこないんですよね。
サンゴ向け添加剤も粉なのようなのでドーシングポンプは使えませんし。
RCPのリーフエナジーを使っている人もいるので、それを使う手もありますが、リーフエナジーは要冷蔵保存なのでこちらもドーシングポンプ向けじゃありません(本当に腐ります)。
だれか自動添加にいい添加剤をしっていらっしゃれば是非教えてください!