バイオアクティフ17日目です。
少し正確にいうと、アサリで強制的にアンモニアをだしてから一週間になります。
先週末に水質検査をやっておきたかったのですが、なにかとバタバタしていたもので今日まで延びてしまいました。

{8508649E-CDCA-44DF-8EC6-6176E613202C:01}

うちの水質検査はこんな感じ。
大抵の水槽仕事は次男が起きている時間にするのですが、さすがに劇薬を使う水質検査だけは次男が寝ている時間を狙ってやるしかありません。
それがたとえば22時以降いつでも大丈夫ならいいのですが、一歳半の次男はまだ睡眠時間が不定期なので、水質検査に取り掛かろうとおもったら起きてくることもよくあります。
それは仕方がないにしても、こういった薬品を使う作業をリビングでさせてくれる奥さんには感謝してます。
さて、前置きはここまでとして本論へ。
結論からいうと、ほぼ水は完成しました
12日目に硝酸塩が0.25ppm検出されましたが、それも未検出です。
実は13日目、日付でいうと6月12日にナンヨウハギとツノダシ、それにアレンズダムセル三匹をバイオアクティフ水槽に入れていました。
ナンヨウハギもツノダシも白点だけでなく水質に非常に敏感なので、いつダメになるか心配していたのですが、肌の退色すらありません。
バイオアクティフ開始から17日目ですが、最初の10日はアンモニアも硝酸塩も検出されず、無理矢理アサリでアンモニアをだしたことを考えると、実質7日で完成したことになります。
海水の総容量が違うので一概に比較できませんが、RCPの場合は反硝化サイクルまで完成するのに2~3ヶ月ほどかかったのを考えると、驚異的な速さです。
ただし、まだ負荷が少ない状態なのでこの先生体を増やした場合どうなるのかはわかりません。
当面はアンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩をチェックしながら水槽の様子を観察したいと思います。
ちなみに、奥さんの夢は「ファインディング・ニモ」の世界を再現することらしいです。
すでにドリー(ナンヨウハギ)とギル(ツノダシ)は入っているので、この先が楽しみですね。
さて、本論へ。

{83871061-867C-41EF-B546-A59F0F7B2545:01}

アンモニアです。
0ppmか0.2ppmなのか判りませんが、0ppmの時は明らかに黄緑色になるので完全にアンモニアが消えたわけではないと思われます。
ただ、後述する硝酸塩は0ppmになっているので、ほぼ硝化サイクルは出来上がっているのではないかと思います。
ただ、この値が0になるまでは魚の追加は慎重に行った方が良さそうですね。

{4D19F1C3-3EAC-4E60-A42D-3D7E2FC5E3E8:01}

亜硝酸塩です。
検出限界未満(0.3ppm未満)です。
今更より精密なテストキットを買うほどではないと思います。

{3ECF70B6-B637-46C5-8C64-49C6B225F9E8:01}

硝酸塩です。
白です。
試薬を入れ忘れたのではないかと疑いたくなります。
そういう意味では初期の硝酸塩キットは0ppmで水色になるので判りやすかったのかもしれません。

{F19455D6-3588-4204-8391-0633EE1B9F5C:01}

リン酸塩。
0ppm。
水槽面には緑のコケが生えていますが、おそらく光合成に頼っているだと思います。
リン酸塩はテスト期間中常にゼロをキープしています。
たしか精度は5%だったと思いますが、それでも0.05ppmです。
ちなみに、RCPで立ち上げているサンゴ水槽は0.1ppmです。
そちらはサンプが魚水槽と一緒なので、この程度検出されても不思議ではありません。
せっかくなので、他の値も測定してみました。
添加剤はバクトバランスとA-エレメンツを規定量入れているだけです。
Ca:480ppm
Mg:1360ppm
KH:7.4dKH
値的にはLPS/SPSをキープするのに十分な値です。
さて、水槽立ち上げについて、先週アクアラバーズに行った時にジャイアン氏にちょっと相談してみました。
内容としては、バイオアクティフで水槽を立ち上げているが、しょっぱなからアンモニアが出ないのだけど、そんなものなのか?いままで立ち上げにアサリを使ったことはないけど、アンモニアを出したいのでアサリを入れてみたがどうなのか?という内容です。
答としては、「無理に硝化サイクルに負荷をかける必要はない」ということでした。
もちろん、目指すものが魚中心なのかサンゴ中心なのかによって立ち上げ方は違うと思いますが、少なくともサンゴ水槽であれば最初からアンモニアも硝酸塩も検出されないのであれば、それに越したことはない、ということでした。
結構衝撃的な回答だったのですが、改めてネットで調べてみると、水槽を立ち上げた翌日にすでにミドリイシを入れている例もあるようです。
もちろん、ミドリイシだって水を汚すわけですから、処理能力が十分なスキマーを使うなど、アンモニアが発生しないような環境を作ることが最低条件です。
しかし、ほんの2、3年前はミドリイシを飼育するより魚を飼育する方が簡単だったのですが、いまやミドリイシをキープする方が余程楽になりました。
そうそう、ジャイアン氏が言ってた「魚の質が年々落ちている」という発言もやっぱそうなのかな、と思わせる発言でした。
月に最低2回はショップに行っていますが、とりわけこの一年は魚の質が落ちているように感じるのは気のせいでしょうか。
もちろん、機材や飼育システムの高度化で以前よりも水質管理が楽になったことによる傲慢が結果として無理な魚飼育をしてしまっている事も否定しませんが、考えさせる一言でもありました。