RedSeaのRCP(Complete Reef Cara Program)は、日本では飛ぶように売れていて、某有名通販サイトでも売り切れ品が続出しているようですね。

特にリーフファンデーションプログラムのA,B,Cはよく売れているようですが、その一方、思った通りに数値が上がらないという話も聞きます。

例えば、リーフファンデーションのCはマグネシウム(Mg)を上昇させますが、毎週のようにボトル1本使い切っても1400ppmまで上昇しないという話も聞きます。

一般的に、Mgを上昇させるにはカルシウム(Ca)を上昇させる必要がありますが、Caは沈殿しやすいためこれもなかなか上昇しません。また、Caだけを極端に上昇させると、むしろMgの上昇を阻害することも出てきます。
しかし、リーフファンデーションのA(Ca)の添加はC(Mg)の添加の後15分経過したあとなので、Mgを上げるための条件が余計揃いにくくなっています。

最近、機会があって水槽を新規立ち上げしたのですが、その海水もRCPが推奨するパラメータには程遠い値(Ca=380, KH=7, Mg=980)になっていました。数日ボトルで数値の変化を見たのですが、KH、つまりリーフファンデーションBを除くとあまり数値に変化が出ていません。
そこで、特に海水作成初期の安定した海水作成に便利なのが、
リーフファンデーションABC+です。

この製品を使うと、Ca,MgおよびKHの上昇に必要な成分をバランスよく添加できるほか、初期の段階からストロンチウム(Sr)、カリウム(K, ポタシウム)、ボロン(Br, 臭素)、ヨウ素(I)を添加できるため、特にハードコーラルをバランスよく成長させるには最適の製品となっています。

しかも、ボトルで各ファウンデーションを購入するよりもコストパフォーマンスも優れています。先述の各要素をボトル毎購入するとなるとすぐに一万円単位になりますが、リーフファンデーションABC+だと約4000円弱で購入できます。

添加剤がパウダーなので自動添加的できないという問題はありますが、ある程度水質が安定するまでの間はリーフファンデーションABC+を使って各パラメータを上昇させ、その後はABC+と各ボトルを使って調整するというのがベストな手段かもしれません。