偏頭痛で悩まされているみなさん、こんばんは。
僕も偏頭痛で悩まされている一人です。
一般的に女性の方が多いといわれていますが、男性でも4割の人は偏頭痛になるそうです。
偏頭痛、読んで字のごとく、頭の片側だけが痛む症状です。
しかも、筋肉が収縮して頭蓋骨がきしむ一般的な頭痛とは違い、偏頭痛は神経に絡まった血管が何らかの理由で膨張し、神経を圧迫することが痛みの原因です。
なので、一般的な頭痛薬に入っているような筋弛緩作用では全く効かず、専用の薬が必要になります。
いままでイミグラン、マクサルト、レルパックス等々、いろんな薬を試しましたが、一番効くのはゾーミッグでした。
しかし、ゾーミッグを飲むと確かに偏頭痛は取れるのですが、神経がしびれるという副作用が出ます。
たとえば、薬を飲んでシャワーを浴びるとやけどを負ったような痛みが皮膚を襲います。
また、強く効いたときは動くのもおっくうになります。
それでも、偏頭痛の痛みに比べればたいしたことはありません。
ちなみに、ここまで副作用が出るのは希だそうです。
偏頭痛の痛み、昔から風刺画などで表現されていますが、簡単に言えば「目の玉をえぐられるような痛み」です。
腰痛、歯痛、痛風が耐えることができない三大痛みといわれていますが、腰痛、歯痛を経験した身としては偏頭痛の方がよほど耐えられません。
で、ここから本題なのですが、いままで対症療法として「偏頭痛の兆候」が出たら飲む薬というはありました。先ほどのイミグランなどがそうです。
兆候といっても様々で、視野狭窄、飛蚊症、視界のぼけ、音や光に対する過敏反応など様々なのですが、僕にはこれらの兆候が全く出ないのです。
なので、頭が痛くなってきたら神経を集中して、それが偏頭痛なのか普通の頭痛なのか極めます(言い過ぎですが)。普通の痛みであれば頭全体が痛み始めますが、偏頭痛は局所的な痛みです。
ここで偏頭痛だと判断すれば、先ほどの薬を飲むわけです。
薬の効き目は、服用が早ければ早いほど効くといわれています。
しかし、予防的に飲むことはできないので、ある程度痛みが生じてから飲むことになるわけです。
まぁ、それでも3時間くらい休めば薬も効いて痛みも引くのですが、最近は一日最大服用量の10mg(1回1錠2.5mg)を飲んでも効かなかったり(この場合、次の服用まで24時間あける必要があります)、数錠で良くなっても次の日また頭が痛くなったりします。
一般的には4日は続かないといわれているのですが、最近になって4日目に突入することも多くなりました。
また、いままで左半分だったのが右半分でも発症するようになりました。
昔お世話になっていた先生が病院を移動され、行きつけの病院から神経内科が無くなってからは別の病院で処方してもらっていましたが、「4日続くようなことがあったら専門医へ」といわれていたので、本日朝一番で総合病院に行ってきました。
行った先は脳外科。本当は神経内科の方がより適切で、脳外科はくも膜下出血とか脳腫瘍が専門なのですが、明日の午後しか神経内科がやっていないので、脳外科に行きました。
今日でなければならない理由はただ一つ、「症状が出ているときに見てもらわないと意味がない」からです。
もちろん、脳外科も頭痛全般について相談に乗ってくれます。
が、患者さんはさすがにご高齢の方が多いですね。
当日予約したにもかかわらず、9時には自分の診察となりました。
一通り過去の病歴などを話したあと、とりあえずCTを取ることになりました。
本当はMRI(血管造影の方)をお願いしたかったのですが、初めての先生ということもありCT検査へ。
脳の断面図をたっぶりと取ってもらいました。
大きい病院だと待ち時間が長いという印象がありますが、その病院は実に効率的で、CT撮影後ほんの1分で診察室に呼び出されました。
診断の結果、脳には異常なし。
ま、それはそれでよかったのですが、血管の様子を見てもらいたかった身としてはちょっと不満でした。
その後薬の話へ。
やっとここから本題になるのですが、なんと最近は「偏頭痛の予防薬」というのが出たらしいのです。
薬の名前は「ミグシス錠」、一般名は「塩酸ロメリジン」です。
で、どういう効果があると、「脳結果の収縮を押さえる」という働きがあるそうです。で、おもしろいのが「血管の収縮効果のあるカルシウムの働きを抑える」という点。水槽にはバンバンカルシウムを点滴しているのに、自分の血管にはカルシウムが吸収されないようにする訳なんです。
今改めて調べてみると、99年には薬価が決まっているようですね。
ということは、以外に知られてないということでしょうか...
偏頭痛持ちの方はかかりつけのお医者さんに相談するといいかもしれません。
この予防薬、とりあえず1ヶ月服用しなければ効果がでないそうですが、恒常的な症状改善も見られるそうです。
そして、最大の利点は「薬価が安い」ということです。
予防薬のミグシス、1ヶ月28日(2月なので)服用して1060円(3割負担)です。
一方、対処薬のゾーミッグ、1ヶ月14錠(一医療機関での最大処方量)で6000円。
なんと、予防薬の方が安いのです。
何のかんのいって毎月1万円は病院代として消えていった身としては、これほど有り難い薬はありません。
ゾーミッグの処方が2ヶ月に1回に減れば、魚でいえばシマヤッコとかチェルブ、アフリカンピグミーエンゼル、サンゴならコモチハナガサ(レッド系)、アワサンゴ、ワイルドでも小ぶりのミドリイシが買えるではありませんか。
この一ヶ月、ミグシスの効果に期待したいところです。