こんばんは。
後数時間でW杯日本対デンマーク戦ですね。
一応みようと考えてますが、最後まで見る体力があるかどうかはやや疑問な年齢です。
ちなみに、たまにF1を見ることがあるのですが、いつの間にか終了してます。
サッカーはF1ほど単純ではないですが、ぜひ眠気も吹っ飛ぶような試合を見せてほしいですね。
さて、本題へ。
次世代LED照明 MAX S XP-G 230Wモデル(以下XP-G)ですが、取り付けにはいくつかの作業があります。
標準の取り付け方法としてグラスマウント方式とワイヤーつり下げ方式がありますが、僕はこのワイヤーつり下げ方式に一手間加えてみました。
照明の取り付けはコントロールユニットの位置を考える必要がるため明日になりますが、今日は前半ということで取り付け前の準備作業についてご紹介します。
小さな動物園-付属ワイヤー
XP-Gには上記のような天吊り金具が1組(2本)付属してきます。短いワイヤーの両端に取り付けられた金具はXP-G本体に、長いワイヤーの先を天井にとりつけるようになっています。
長さは、2本のワイヤを接続している金具の部分で行います。
小さな動物園-キャップ
天井に取り付けるワイヤの先端はねじ込み式のキャップ(金属製)になっています。
ワイヤ側が雄ねじ、キャップ側が雌ねじになってます。
小さな動物園-プラグ
キャップ側には5φの穴が開いていて、キャップの内部から木ねじが出せるようになっています。
また、薄い板にも確実に固定できるように木ねじ用プラグ(白い部品)が最初から付属しています。
薄い板に木ねじで固定する場合には、まずプラグと同じ寸法の穴を天井に開け、そこにプラグを差し込みます。
次に、差し込んだプラグを木ねじで締め付けると、板の裏でプラグが尺取り虫のように曲がり、薄い板でも確実に固定できるようになっています。
このように、天井への固定部品まできちんとそろっている点は評価できるのですが、借家の場合、この固定方法は使えません。
画鋲程度の穴なら退去時の現状復帰で問題になることはありませんが、さすがにプラグが入る程度の穴を開けてしまうと問題になる可能性があります。
小さな動物園-ライティングレール
また、僕の水槽は矢崎のイレクターとライティングレールを用いて照明器具を固定しており、照明の固定には木ねじよりもカラビナ(ガラッシアが採用)やリング型の固定部品の方が好都合です。
小さな動物園-わっか
そこで、標準の固定金具とホームセンターで販売されている円形の金具をつなぐことで、ライティングレールに固定できるよう改造することにします。
さて、上の写真で右側に置いているわっか状の部品、輪の一部が台形になっていますが、そこにはねじ穴があいています。
このねじ穴、M3くらいであれば良かったのですが、強度の問題でしょうか、M6以上の商品しか置いてありませんでした。
$小さな動物園-穴
この写真はXP-G付属のキャップを真上から見た写真です。
中央部に直径5.2ミリの穴が開いています。
しかし、仮にM5の部品があったとしても、固定するためのボルトの頭が大きくてこのキャップには収まりません。
そこで、このキャップにもねじ穴をあけて、わっか状の部品とキャップとをM6のネジで固定することにします。
ちなみに、JISネジの場合、M6のねじ穴をあけるための下穴はちょうど5.2mmと都合も良くなっています。
$小さな動物園-タップ
ねじ穴をあけるためにはタップという工具を使います。ハンドルの中央に取り付けられているドリル状の部品がねじ穴をあけるための工具です。この部品は交換可能で、ハンドルのサイズにもよりますが、M1からM12くらいまでのねじ穴をあけることが可能です。
ちなみに、ネジを切る(ネジを作る)工具はダイスといいます。
タップを使うときには、ドリル状の工具に油を塗っておきます。
$小さな動物園-固定
キャップに穴を開けるときには、何らかの方法でキャップを固定する必要があります。
また今回は金属にネジ穴をあけますので、固定は確実に行う必要があります。
今回は、キャップをラジオペンチで挟んで固定しました。
また、固定部分には1mm厚のゴム板を挟むことで、キャップの保護とより確実な固定を行います。
$小さな動物園-ねじ切り作業
ねじ切り作業の様子です。
実際は、左手でラジオペンチを握り、右手でタップを回します。
本来、タップは両手を使い、穴を開ける対象に対して常に垂直になるようにするのですが、今回は固定の都合で右手だけで行いました。ただし、ねじ穴が曲がらないよう、作業は慎重に行います。
タップでネジ穴を作るときには、1回の作業で45度程度タップを回し、15度程度戻したあと、また45度回します。このように、ねじ穴をあけるときには一気にあけるのではなく、少しずつ進めてゆきます。
タップが抵抗なくまわるようになったら、穴あけ作業は終了です。
$小さな動物園-イモネジ
ネジにはM6のイモネジを使いました。
通常の頭付きのネジ(なべ、皿、キャップなど)だと頭の部分が邪魔になるので頭がないネジを使います。
ちなみに、頭が無いネジをつかっても、接続する部品双方にねじ穴が切ってあれば、ネジがゆるまないほど確実に締め付けることが可能です。
$小さな動物園-固定完了
イモネジでキャップとわっかを接続すると固定完了です。
次に、本体の部品を交換します。
小さな動物園-レール
XP-Gは標準状態では写真のようなグラスマウント用の部品が付いていますので、これを交換します。
小さな動物園-部品交換
交換後の写真です。
部品としては別に交換する必要はないのですが、せっかく付属してきたので交換することにします。
小さな動物園-交換部品
二つの部品の比較です。
グラスマウント用の部品はアルミニウム製ですが、天吊り用の部品はなぜかアクリル製です。
小さな動物園-キャップ交換
次に、照明側のキャップを本体に固定します。
これは、本体のネジを一度はずし、キャップを本体とネジで挟み込むようにして固定します。
最後に、LED面の保護板(透明のアクリル板)や本体に塩だれ防止スプレーを吹きつけておきます。
照明の取り付けは生体、とくに魚にストレスを与える影響もあるので、今日の所はここまでにしたいと思います。