小さな動物園 - 趣味とつくばのお役立ち情報

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シアノ減らしてトラブル減らず

【はじめに】この文章は自宅の水槽で起こったことをそのまま記述しただけであり、科学的根拠が無い以上、文中に出てくる商品を非難するつもりはありません。製品の利用については各自で改めて安全性などを確認することをおすすめします。
90センチ水槽にシアノバクテリア(藍藻)が生えてきたので、酷くならないうちに退治することにしました。
使った製品は、カミハタ販売している「アンチレッド」。サンゴ、無脊椎を含む生体に影響を与えることなくシアノバクテリアを除去する製品です。
シアノバクテリアについてはそれほど広範囲に広がっているわけでもなく、また砂上に広がっている訳でも無かったのですが、初めての経験ですし、一度発生すると厄介そうなので、早期に除去することにしました。
添加1日目の夜、指示に従い薬液を添加しました。
水槽全体が一瞬赤く色づきますが、次第に色が薄くなってきます。
また、スキマーを動かしているとオーバースキムになるので、調整が必要です。
うちの場合、いくら調整してもオーバースキムになるので、スキマーは止めました。
また、殺菌灯も止める必要があります。
翌日の夜水槽を見てみると、シアノバクテリアが剥げ始めていることに気づきました。
薬品を使っている途中ですが、20リットルだけ換水することにしました。
そのとき、ポンプでタンクの中から送り出し、ホースからでている水をシアノバクリアの部分にかけると、シアノバクテリアがパラパラと剥げて行きます。
こんなにきれいに剥げるものかと感激し、2日目も指定量添加しました。
そして3日目の夜、それは今日の夕方ですが、異変に気づきました。
一番最初に気づいたのがチガイウミアザミ。いつもパクパク触手を動かしているのですが、完全にしぼんでしまいました。これまでも何度かトラブルに見舞われましたが、一気にここまで調子を崩すことはありませんでした。
次にコルトコーラルの異変。
いつもは茶色く、繊細なポリプを咲かせてどんどん成長しているのですが、小さく、堅くなり、表面にはヌメリ感がでていました(ヌメリ感自身はコルトコーラルの特徴ですが)。また、指で触ると薄皮みたいなものが剥げてしまいます。
そしてナガレハナ系の異変。
ブラウンジェリーを警戒し、悔やみつつも処分したナガレハナサンゴとホンタコアシサンゴの代わりに新しいナガレハナサンゴを入れたのですが、その調子が良くありません。
いつもは大きく触手を伸ばすのですが、やはりちょっと触手を伸ばした程度でふくらみに勢いがありません。また、比較的水質変化に強いブランチタイプのナガレハナサンゴも完全に調子を落としていました。
中間的なのはコルトコーラルを除くトサカ類、マメスナ、ボタンポリプ。
マメスナやボタンポリプについては、咲いているものと咲いていないものに分かれてしまいました。
スターポリプも、鳥肌すら立ってないものもあれば、普通通りに咲いているものもあります。
逆に、全く何の影響もないサンゴもあります。
一つはハナヅタ。これはいつものようにきれいに咲いています。それにイソギンチャクモドキ。
もう一つはミドリイシ類。1個だけ変なところで共肉が剥げてしまったスギ系ブリードがありますが、それ以外はコレといった異変はありません。
しかし、いままでにLPSやソフトコーラルは大丈夫でも、SPSがだめになったケースは沢山ありますし、話にも効きますが、SPSが割合大丈夫でLPS、ソフトが調子を崩しているのは初めて体験するケースです。
特に、ナガレハナ系が調子を崩しているのが気になるところ。
これが元気に咲くような状態に戻らないことには、LPSやソフトコーラルを追加、あるいは交換することはできません。
こうなったら経験者の感に頼るしかありません。
ということで急いでお店に向かいました。
ナガレハナなどが調子が悪い点については、ブラウンジェリーの影響もあるので薬浴後、別水槽で経過を観察することにしました。また、活性炭をサンプに入れてまだ残っていると思われるアンチレッドを取り除くことにしました。
さらに、一緒食事をしたあと、実際に水槽をみてもらうことにしました。
夕方は気づかなかったのですが、水槽が白く濁っていることをまず指摘されました。これについては換水するのではなく、バクテリアで処理した方が良いと言われたのでそのようにします。
また、薬浴後のサンゴを避難する水槽の海水については、30センチ水槽の水を半分ほど利用し、活性化しているバクテリアを使い状態を観察することにしました。
とりあえず、一つひとつの事項を着実に実行し、元の状態に戻したいと思います。

“シアノ減らしてトラブル減らず” への1件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    ご無沙汰してます
    私もいろんな事を経験してます
    アンチレッドや液体のフオスガードとかリン酸除去剤等は全てバクテリア系のバランスを狂わせます
    アンチレッドはシアノバクテリア←バクテリアですから他のバクテリアにも当然影響あるはずでバクテリアの死骸でにごりなすね
    マッドシステムでVSVを入れるとシアノバクテリアは爆発的に発生します
    マッドに含まれるミネラルが過多になるためと言われてすな
    珪酸はサンゴ砂に吸着してあるとき爆発的に増殖しリムーバーが全く効き目無しの時もありました
    なので私はフルナチュラルでリアクター派です
    ecoのボーリングメソッドもやりましたが今ひとつでした
    junさんはzeovitを試して下さいょ
    レポを期待してますょ~

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久々に

久々にポンドを買ってみました。
ここ1年くらいはドル円だけでやっていました。
ドル円は売り建てで持っていたので、すべて90円で買い戻し、反発ねらいで89円で買おうと待機していましたが、買い時を逃してしまいました
FXをはじめた最初のころはポンドで売り買いしていたので、久々にポンドに挑戦です。
少なからず世界経済の影響を受けるでしょうが、経済的に貧弱な国が次々と参加してくるユーロに比べればまだ安心だと思ってます。
昔、イギリス人の知り合いにこう聞いたことがありました。
「なぜイギリスはユーロに参加しないのか」
彼の答えは明確でした。
「日本はウォンと統一追加を作りたいか?」
もしアジア圏で統一通貨を作っていたら、1年ほど前のウォン急落の影響を日本もモロに受けていたでしょう。
そう考えると、ユーロよりもポンドの方が安心できると、自分では思ってます。

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