一眼レフ用に、円偏光フィルタを購入してみました。
光も波動の一種なので、特定の波動面というのを持ちます。
ごくわかりやすく説明するために、縦方向に振動する光と、横方向に振動する光があったとしましょう。
そのとき、レンズの表目に「縦方向の振動だけを通す」フィルタをつけるとどうなるかというと、横方向に震動する光をカットすることができます。
水面で反射された光も特定の方向に震動するようになっています。そこで、レンズの先端に偏光フィルタ(正確には円偏光フィルタ)を取り付けることによって、メタハラなどの照明が写り込まないようにすることが可能です。
身近な例では、上等なサングラスも偏光フィルタが入っています。
釣り師用に偏光フィルタが入ったサングラスが販売されています。
釣り師はこれを通して水面をみることによって、太陽光による水のきらめきを意識することなく水中を観察することが可能なのです。
では、円偏光フィルタの実力はどんなものなのでしょうか。
実例として、HAKUBAのサーキュイラーPL58mm(デジタル一眼対応)を使ってみることにします。
フィルタを装着しないで撮影した写真はこんな感じです。
水面にメタハラの光が反射して非常に見づらくなっています。
では、円偏光フィルタをつけるとどうなるでしょうか。
完全ではありませんが、光の反射を相当減少させることができるようです。
減少できなかった部分は、主にメタハラ本体の反射部によって偏光が崩れた部分だと思われますので、コレばかりは対処することができません。
ちなみに、ガラッシアの光もカットすることはできませんでした。
これは、ガラッシアのLED素子部に特殊加工が施してあり、そこで偏光が崩れてしまうためだと思います。
フィルタそのものの問題点は、偏光フィルタは光の透過率が低いということです。
なので、撮影時は絞りを2段階ほど調整必要があるみたいです。
僕はカメラのキタムラのネットショップで発注し、店頭受け取りにしました。
なぜだかわかりませんが、その方が安く購入できるみたいです。
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円偏光フィルタ
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