とりあえず、ライブロックをレイアウトしてみることにしました。
いくつかのライブロックはイメージして買ってますが、半数は何も考えずに買ってたりします。
また、今の水槽にもライブロックがいくつかあります(1/3くらいは使い物になりませんが...)。
そういうわけで最終的なレイアウトまで到達していませんが、現在のレイアウトをご紹介します。
ちなみに、僕のレイアウトはコーラルタウンの小沼店長の影響を受けています。
インテリアアクアリウムという本で彼がレイアウトの極意を解説してますので、興味がある方はお読みになるとおもしろいと思います。
本自身が淡水・海水の両方をターゲットにした本なのですが、たとえば60センチ規格水槽でのレイアウトなど、色々参考になるレイアウトがあるので無駄な投資にはならないと思います。
インテリアアクアリウム Vol.3―水槽のある暮らし (SAKURA・MOOK 29)/著者不明
¥1,470
Amazon.co.jp
さて、レイアウトの解説です。
これは上から見た様子です。
水面からみえるライブロックの大半は、別のライブロックによって持ち上げられています。
従って、ヤッコ類やハゼ、ハナダイのように隙間を縫って泳ぐのが大好きな魚にとっては格好の遊び場になります。
欠点は、砂面に陰が出来やすいこと、それに本当に裏側で魚が死んだ場合(大抵、目につかないところで死ぬことが多いです)、捜すことが出来ない点でしょうか。
しかし、一般的な、特にミドリイシ水槽が全体的に棚田風になっていることが多い中、立体感のあるレイアウトは
照明への距離も調整しやすく、また魚が休憩する場所も確保できるのでプラスの面が多いと思います。
水槽の左端です。
写真だと平べったく見えるのでわかりにくいと思いますが、2本の棒状のライブロックを使ってアーチを掛けています。
アーチに使うライブロックを選ぶときには、湾曲したライブロックや、段差が多いライブロックを捜すと良いと思います。
段差が多いと、そこに様々なサンゴを引っかけることが可能です。
橋の根もとを拡大してみました。
橋を造るとき、大抵は土台を置いてその上にアーチを掛けます。
先に「湾曲したライブロックを」と言いましたが、半径が大きいライブロックはそんなにあるわけでもないので土台で高さを稼ぎます。その時に、真っ平らな石より凹みがある石の方が引っかかりが良くて安心です。
棚田風のライブロックです。色はいまいちですが、これは貴重です。
こういうのがあれば、マメスナの森、アワサンゴの森、トサカの森などが作りやすくなります。
ちなみに、この棚田のどこかに、コモンサンゴの破片が残っていました。完全に白化していないので、運が良ければ再生するかもしれません。
その上に載っているのは、おそらくシロコサンゴが白化したものです。
ちょっともろいですが、トサカのように石付きのサンゴをレイアウトするのに便利そうです。
棒状ライブロックを使った底上げです。
これは店長から(本で)習いました。
初めて見たときは衝撃的でした。
棒の根もとは多孔質のライブロックの大きい穴に刺すこともあれば、重めのライブロックで根もとを固定することもあります。
また、上空に置くライブロックは出来るだけ多孔質で、はやり棒に引っかけるための大きな穴があるものを選んでおくと良いと思います。
ヘラ状のライブロックにコルトコーラルを乗っけてみました。
最終的には親方&監督コンビ(モンツキテッポウエビ&ギンガハゼ)が引っ越してくるのですが、彼らはサンゴのことなんか無視して造成を開始します。
そのときに、ヘラ状の石があればある程度は砂の被害をふせげると思います。
でも、石の色が余り良くないですね。何か前景を考えなければ。
この水槽、寝ても楽しめるようにレイアウトを考えています。
左半分はまあまあの出来なのですが、右半分がいまいちです。
特に巨大な棒状ライブロックが余分でした。
ここはもうちょっとアイデアを練る必要がありそうです。
ちなみに、右下にあるのはアクアトロニカのコントローラです。
現在は、水温とpHが5秒刻みで表示されます。寝てても安心です。
さて、ハタタテハゼ7匹入れて、餌も1日2回(通常1回しか与えていません)与えていて、サンプのウールボックスには食べ残しがたくさん溜まっているものの、アンモニアはほぼ0、亜硝酸も0、リン酸と硝酸塩が各0.1ppmと0.25ppmという感じになってます。
バイコムを使っている事もありますが、ライブサンドの威力もあるみたいです。
断面を見ると、早速2色に別れ始めています。
なので、テストフィッシュならぬテストコーラルをいくつか選定して配置することにしました。
ちなみに、これらはコーラルタウンの「バレンタインセール」で購入したものです。
中にはハードかソフトか迷うものもありますが、それは店長との相談次第。
明日まで実施しているようなので、明日休みの方、あるいは明日休みが取れる方は訪れてみてはいかがでしょうか。
ソフトコーラルに関しては、特にスターポリプ、マメスナ、グリーンボタン、各種ディスク(カリブ、ヘアリー含む)類の在庫が充実です。
値段(定価)も非常に親切的です。
水槽はカルシウム濃度がまだ充分でないので、ソフトコーラルに絞って選択しました。
棚田に置いたマメスナとグリーンボタンです。
90センチ水槽に設置しているカミハタのLEDライト、ガラッシアが白中心なので普通の緑に見えますが、おそらくこれは蛍光グリーンです。
右下の小さいのがグリーンボタンです。
スターポリプです。
カツラぐらいの大きさがあります(上段抜きで)。
この大きさで東京ネズミ園の入場料よりも安いです。
フロー管からの水流を直接あてて刺激を与えてますが、まだ充分に伸びきってません。
これは割合ロングポリプの感じがします。
コルトコーラルです。
トサカの中では割合素直にポリプを開いてくれます。
pHよりも、微量元素の方に影響されるみたいです。
実際、別水槽で飼育しているコルトコーラルにがあるのですが、AQUA REIの濃縮海水を入れたら消灯時にもかかわらずポリプが開きまくりでした。
水流もあまり強くなくてよいので初心者向けだと思います。
最後は僕が勝手に「地獄の門」と言っているサンゴです。
門構えのライブロックの周りには2種類のマメスナ、グリーンボタンが着いています。
そして、門の中心にはなんとクラビライシがついているんです!
クサビライシは、大きくなるとライブロックから離れて一人歩きを始めますが、その瞬間を目撃出来るかもしれないとおもうとわくわくしてしまいます。
ちなみに、クサビライシはハードコーラル、その他はソフトコーラルで割り引き対象になるか微妙でしたが、あっさりソフトコーラルとして分類されました。
こいつはお店でも暗めの環境に置かれていたので、水槽にいれて5分とせずにポリプが開きました。
ここからは独自の見解ですが、もし自宅のライティングが蛍光灯中心であれば、購入するソフトコーラルもお店では蛍光灯やLED照明で飼育されているものを選んだ方が良いというのが、僕の持論です。
メタハラ環境でガンガンに育ったソフトコーラル、とくにマメスナは特に蛍光灯環境になると開きが悪くなってしまいます。
マメスナを確実に開かせたいのであれば、暗めの環境で飼育されたマメスナを選んだ方が良い、というのが僕の感想です。
以上、長々と失礼しました。
OF水槽:ライブロックレイアウトVer1
- 公開日:
- (3605 view)