ウールボックスは堤防と違い、箱型にくみ上げる必要があるので時間がかかりそうな気がしていましたが、思ったより早く完成しました(夜1時ごろには完成していました)。
一気に仕上げたので途中経過は無いのですが、手順としては
1)オリジナルのウールボックスの蓋のサイズに合わせてカップリングを作成。
2)カップリングに沿って高さ140mmのアクリル板を接着
3)ボックス全体をアクリル接着剤で固定。更に四隅は三角形のアクリル板で補強
4)蓋を固定するための突起を作成
といった感じです。
仕事場にダイヤモンドカッター式の丸鋸があったので、アクリル板でも溶けることなく、またバリもほとんど出ずに加工出来ました。
新しく出来たウールボックスはこんな感じです。
$小さな動物園-ウールボックス
図:自作ウールボックス

このウールボックスにはまだ塩ビを配管するための穴があいてないのですが、仕事場のボール盤のチャック径が小さかったため、手持ちのホールソーが刺さりませんでした。
幸い、自宅に置いているハンドドリルはΦ10mmまでOkだったので、明日加工します。
$小さな動物園-2段ボックス
図:二段ボックス

本来のウールボックスには、カミタハの「BIO BALL」を3L入れます。いわゆるドライ式ろ過ですね。
上段にはウールボックスを入れて物理ろ過を行います。
現在の60センチ水槽からウエット+ドライの上部式フィルタを取り除いてから感じたのですが、やはりドライ式ろ過の性能は抜群です。特に、酸素供給という意味では重要だと感じました。
アンモニアの蒸発も期待出来るようですが、ドライ式でアンモニアを蒸発させる状態にはかなりの時間が必要なので、そこはバクテリアに任せて、ここでは単純に酸素供給を目的として利用したいと思っています。
小さな動物園-サンプ全体
図:サンプ全体像

サンプ全体像です。
実際にはウエット部分にはバイコム バフィーとリバース・グレイン マリンを入れる予定です。リバース・グレインについてはまだ充分な評価が出ていませんが、B-BOXによればろ過能力は最強ということなので、それを信じてつかってみることにします。
小さな動物園-シーリング
さて、サンプ改造最後の作業としてシーリングが残っています。
各接合部には充分にアクリル系接着剤を浸透させていますが、わずかな隙間でも毛細管現象でそこから海水が垂れてしまいます。そこで、その隙間をシーリング剤で埋めてしまいます。いわゆるシリコン系接着剤ですが、有名なのは「バスコーク」あたりだと思います。
気をつけなければならないのは、使用目的に「水槽用」とハッキリ書いてある製品を使うことです。
また、あく抜きも必要なので、乾燥後暫くは水を巡回させる必要があります。
ちなみに、バスコークを上手く塗布するには、付属のマスキングテープを使うと便利です。
シーリングした部分から5mmほど余裕を持ってマスキングテープを貼ります。
その後シーリング剤をチューブからしぼり出し、付属のへらでならします。
マスキングテープはシーリング剤が乾く前に剥いでしまって問題ありません。
ただし、シーリングが交差するような部分は時間をあけて処理する必要があります。
さて、予定より早くサンプの改造が終わったので、明日からは本格的な配管が出来そうです。