例年、自宅マンションではコクワガタがよく飛来し、朝になると廊下にひっくり返っていたものですが、ここ数年はめっきり飛んでこなくなりました。

 

まぁ、自宅近辺の研究学園の土地開発も進み、土壌も掘り返されているため、特に羽化するのに年月を要するクワガタムシはもう楽して天然を取るのはむずかしいかな、と思っていた矢先、突然天然のカブトムシが飛来してくるようになりました。

 

「つくば」のカブトムシ

いまは「つくばめだか」が有名ですが、20年くらいまではつくばといえばカブトムシの名産地で、それこそ都内ではそこそこいい値段で販売されていたと聞きます。

 

とはいえ、クワガタムシに比べ、カブトムシというのはなかなか出会う機会がなく、幼少期のころからいままで天然のカブトムシ、とりわけオスのカブトムシを直接捕まえたことはありませんでした。

 

実家は長崎で、山まで数分のところにあり、夏休みには毎日せっせと自転車を押して山の中まで昆虫採集に行っていたものですが、なかなかカブトムシだけは全く見つけることができませんでした。

 

ちなみに、実家長崎県で見つけることができなかった天然の生き物のうち、茨城に引っ越してきて天然物を見つけたものの例として、メダカ、ミナミヌマエビ、ザリガニの三種類があります。

 

余談ですが、関東のゴキブリはあまりにも小さすぎてみんな何でそんなに焦るの?というくらいの扱いです。

カブトムシとの出会い

最近、夜10時くらいに寝て2時ごろ起床し、深夜の静かな雰囲気の中、海水魚の世話や仕事などをやるのがパターン化しているのですが、やっぱり途中で眠たくなってくるので、マンションの中や近辺を歩いて目覚ましをするようになりました。

 

梅雨の時期も毎日やっていたのですが、例年に比べて21日も早く梅雨明けした日、何時もと同じく部屋を出てみると、なんだか黒い生き物が。

 

よく見なくても、それはカブトムシのメスだと一発でわかりました。

 

カブトムシは意外に歩くのが遅いですし、また一度ひっくり返ると自分の力だけでは起き上がれないので一度見つけてしまえば簡単に捕まえられます。

 

たまたま、前日に次男がカブトムシを捕まえたいと100均で小さい虫かごを買っていたので、それを取りに帰り、1匹ゲット。

 

で、その翌日もまた一匹ゲット。

パターンがあるわけではありませんが、大抵雨が少しでも降った日の夜中に飛んでくるようです。

オスのカブトムシとの出会い

ある日、もう散歩ではなくカブトムシを捕まえるための散歩の中で、遠くに少し大き目の黒い物体があるのに気づきました。

 

カブトムシは逃げないので普通に近づいて行くと、なんとオスのカブトムシが転がっているではありませんか。

生まれて初めて、天然のカブトムシをマンションという人工物の中で捕まえてしまいました。

 

しかも、なぜかその2メートル先にもオスのカブトムシがw

 

以前、クワガタムシが入れ食い状態だったときには繁殖させていたので、今度はカブトムシの繁殖に挑戦すべく、オスのカブトムシも捕まえておきました。

 

そして、夕方は暴風雨だった今朝も、例外なくオスをゲット。

すでに10メートル以上離れているところにいるカブトムシなら見つけられるようになりました。

 

こちらは今朝(2018年7月12日)採取のオス。

 

メスは可愛いですが、オスはやっぱかっこいいですね。

我が家の状況

ということで、いま我が家にはオスが5匹、メスも5匹、コクワガタのオスが1匹、メスが2匹います。

何れもマンションから一歩も出ないで採取したものです。

 

オスメス一緒にすると産卵するので、いまは別々にしていますが(オスはよく喧嘩しています)今週末にでも広めのケージを買って、まずはもう少しのびのびと遊べるようにしたいと思います。

 

ちょっとしらべてみたところ、カブトムシの産卵時期は8月ごろらしいので、そのことにはペアリングと産卵の準備をして見たいと思います。