先日このブログで触れたポポンデッタ謹製安中貨物のリコール問題ですが、対象者はどのようになるのか直接ポポンデッタの本社に電話して聞いてみましたので報告したいと思います。
製品不良の概要
製品不良の概要ですが、先日も触れたように台枠の歪み、手すりの破損や歪み、あるいは台車から車輪が最初から脱輪していたなど、様々な報告を聞いています。
実際、自分の手元にある製品を改めて見直した限りでも、タキ1200だけで何箇所も不具合が見て取れる状態でした。
一方、ポポンデッタ本社は2017年9月17日の夜、製品回収の案内をWebに掲示しましたが、その対象者が誰なのかいまいちはっきりしませんでした。
そこで、「株式会社ポポンデッタ 事業推進本部」に電話し、詳しい話を聞いて見ました。
概要
あっさりと繋がった朝イチの電話
電話受付は9時からだということだったのですが、9時15分に電話をかけるとあっさりと繋がってしまいました。
同じように質問や苦情を言う人が多数いて、混雑状態なのかと思っていたら、ワンコールでつながってしまいました。
むしろ、こっちの心構えが整ってなかったので、こちらが焦ってしまったのが本音です。
回収の対象者
さて、ここで問題になるのは回収の対象者です。
色々質問し、それぞれ丁寧に答えていただき、印象は悪くありませんでした。
最初に答えとして出てきた回収対象者は次の通りです。
- ポポンデッタの通販で購入した人
- ポポンデッタ以外の店舗・通販で購入した人
以上です。
つまり、ポポンデッタの店頭で購入した人は対象ではない、と言うのが当初の見解でした。
と言うのは、ポポンデッタの店頭で販売する場合には、各店舗の店員が改めて検品し、不良品についてはそこで除外することと、今回は不良品が多かったため、店舗販売する余剰が発生しなかったから、と言うことでした。
しかし、ここは冷静になって各製品の問題点を指摘し、ネットで騒がれている状況を聞くと自分が手にした商品はクオリティとして「ポポンデッタが本当に認めた」クオリティなのか、と言うのを確認したいと言うことで再度確認したところ、店舗予約者であっても回収対象(全回収)する方針だ、と言う回答を得ました。
返送にあたって
では、送り返すにあたって購入者がやれる自己防衛策はどのようなことがあるのでしょうか。
もちろん、上記のURLにおいてあるPDFファイルを印刷・記入して同封することは当然ですが、問題点を具体的に指摘したメモを入れるのが良いと思います。
例えば、判断が微妙な製品については写真を撮影・印刷し、余白に疑問点を入れる、などです。
これについては担当者に「メモを入れてもいいですよね?」と聞いたところ、もちろん構わない、と言う話でしたし、購入者が行える権利だと思います。
まとめ
とりあえず、全回収する、と言う方針であることに間違いないことはわかりました。
あとは、送り返すか否か迷っている方がどのように決断するか、でしょうか。
価格や製造責任の問題はあるとはいえ、今まで世の中になかった車輌を製品化したわけですので、コレクター的視点から見ると、1/150スケールでの再現にはある程度諦めをつけ、走行に問題がなければそこに満足して楽しむ、と言うのも一つの考えだと思います。
僕が持っている製品も、写真でズームして見たからこそ問題点が次々と明らかになっていますが、レイアウトで走らせた時の満足感もそれなりに得られているわけですので、よく考える必要はあると思います。