作業も大詰めを迎えました。
最後に海を作って終わりです。
海作りの方法も何種類かありますが、今回は「水の素」と呼ばれる製品を使って作ってみましt。
「水の素」とは
水の素とは、津川洋行が販売している水辺のシーンを再現する素材のうち、海の再現に適した製品です。
実質的な製品の素材はパラフィンで、これを湯煎して溶かし、海にしたいところに流し込んで固まるのを待つだけです。
やや手間がかかりますが、見た目は本格的な海を作ることができます。
これに対し、リキテックスと呼ばれるアクリル絵の具を用いる方法もあります。こちらはある意味よりリアルな白波などを再現することもできますし、透明感に関してはリキテックスの方が上をゆきますが、初心者には水の素の方が使いやすい感じがします。
海岸を作る
では、実際に海岸を作って見ることにしましょう。
砂浜の再現には、実際の岩を細かく砕いた粉を使います。
色は様々ありますから、気に入った色を使うと良いでしょう。
砂浜を作成するときには、厚手の紙や段ボールを折り曲げて、砂を少しづつ振りまくための道具を作ると効率よく作業ができます。
また、余分なところに落ちてしまった砂は絵筆などを使って整形しましょう。
砂浜の固定には木工用ボンドの水溶液を使います。
ボンド:水を1:3くらいで割ったものを砂地に落としていくと、毛細管現象で砂地にしみこんで行くと思います。
海を作る
では、実際に海を作って見ることにしましょう。
砂浜を作る
水の素を入れる前に、その水の素が溢れないように段ボールだなどで囲いを作ります、
水の素を湯煎して溶かします。
直火で溶かすと焦げる可能性のほか、着火する危険性もあるので、必ず湯煎で溶かします。
溶かすときに、水の素を細かく割っておくと溶けるのが早くなります。
「水の素」を入れる
では、水の素を入れてみましょう。
その前に、水のが入る部分を段ボールやガムテープなどで囲っておきます。
そして、ここに「水の素」を流し入れたら完成です。
水の素は数分で乾燥しまうので、乾燥するまで我慢です。
水の素は少しの隙間から漏れてしまうので、段ボールで壁を作る際はしっかりと作っておきましょう。
また、漏れてきてもすぐ固まるので、放置しておくか、ヘラ(段ボールで可)で寄せ付けて固めてしまいましょう。
こんな感じで海の完成です。
海の塗装のボケ具合も良くなりました。
また、波打ち際の濡れた感じも思ったより良い出来になりました。
完成
というわけで完成です。
この作品は2日間でできました。
石膏の選び方によっては一日で完成するかもしれません。
最初はいろいろ難しい作業もあると思います。しかし、繰り返し作業をすると、それが技術として体得することができます。
そのようなときには必ず発見がありますから、そういう点に気づいてあげて、夏休みの研究・自由工作にするといいと思いmす。