巷で噂になっていた、つくばの学園の森地区にできたスーパーマーケット「タイヨー」に実際に行ってきてみました。
安いとか、惣菜が美味しいという話の一方、来年度には開校すると言われる学園の森地区の小中一貫校の通学路にも近く、交通問題を懸念する声も早速上がっています。
株式会社タイヨーの基本情報
株式会社タイヨーは、茨城県神栖市に本社を持つスーパーマーケットです。
茨城・千葉・東京の3都県に5形態の店舗を37店舗構えているようです。
基本的にはスーパーマーケットということで生鮮食料品からお惣菜、アルコール飲料、それに最近流行の焼きたてパンまで広く扱っています。
流通については、まだ牛肉の輸入自由化に入る前からオーストラリアに独自の農場を作るなど、独自の流通ルート開発に精力的なようですが、グループとしてはCGCグループの一員となっているようです(貴方も私もCGC〜という曲で有名ですよね)。
茨城、特につくばだと桜にあるマルモがCGCグループなので、あの歌を聞いたことがある人も多いと思います。
また、CoGCa(コジカ)という電子マネーも使うことができます。
グループ展開
先にも書きました通り、タイヨーは4つの業種を展開しているようです。
スーパータイヨー
いわゆる普通のスーパーマーケットです。
ディスカウントハウス BigHouse
ディスカウントストアです。僕がタイヨーグループを初めて目にしたのはBigHouseの方が先でした。
入ったことはないので、今度情報を得たら追記します。
ベストリカー
アルコール飲料専門店です。
シーグルメ店
成田空港内お土産店だそうです。
成田空港には相当行っているのですが、このようなお店があったとは思いもしませんでした。
その名の通り、魚介類を販売しているようです。
場所は第二ターミナルの出国前エリア、4階の展望デッキに近い場所にあるようです。
フラワーマーケット HANA
茨城県の神栖に1店舗だけあるお店のようです。
地図で確認すると、スーパータイヨー、ベストリカーと並んで店を構えているようです。
スーパータイヨー 学園の森店
というわけで、学園の森にできたスーパータイヨーに行ってきました。
この店舗は山新グランステージから野堀眼科にほぼ一直線に延びる道路沿いに出店しました。
マクドナルドから先はカワチ薬局、丸亀製麺、ケーズデンキ、常陽銀行などなど、次々と出店をしていたので、いずれは大型店舗ができるだろうなとは思っていましたが、あっという間に開店した印象があります。
まぁ、この手の店舗は基礎ができればあとはプレハブ(プレファブリック)構造なので、かなり短期間で工事は終了するものですが…
駐車場の様子
店舗の正面には駐車場はありません。
駐車場には一部サンルーフがあるので、雨の日の買い物はしやすそうです。
いつまで続くかわかりませんが、現時点では警備員や社員が交通整理にあたっています。
正直車道が狭いのと、進行方向の矢印がないため、混雑する時間は逆走とか起きてもおかしくなさそうです。
ただ、逆にコストコのように広くないため、一時停止を無視して飛ばしてくる車や、逆走をする車も少ない分、安全かもしれません(今だけかもしれませんが)
入り口と導線
店舗は入り口と出口が分かれており、店舗向かって左側が入り口です。
ちなみに、一般的なスーパーマーケットの動線は反時計回りなのですが、タイヨーの動線は時計回りになっています。
なぜ反時計回りが一般的なのかというと、短距離走をするときに反時計回りに走るのと同じく、お店を回るなら反時計回りに回る方が歩きやすい、という理屈からだそうです(現行の小学校三年生の教科書に書いてありました)。物理学的に言えば、コリオリの力という奴でしょうか。だからと言って、オーストラリアはどうなのかわかりませんが。
ちなみに、一般的なスーパーにおける陳列は、入り口がフルーツ、次が野菜、そして鮮魚精肉、最後が惣菜という並びです。これはどちら回転でもほぼ同じです。
しかし、例えばタイヨーに限らず、研究学園のとりせんも時計回りですし、同じカスミでも、ララガーデンやイーアスのフードスクエアは時計回りなので、最近はあまり関係ないのかもしれません。
豊富な魚の品揃え
いつもはカスミ、コストコ、業務スーパーなどで一週間ぶん食材を買い込むので、今日はそれほど購入していないのですが、一番印象に残ったのは鮮魚の充実です。
これまで、つくばの研究学園地区において、鮮魚が一番充実していたと思ったのはトライアルの鮮魚部で、あそこには1匹ものの魚から取り揃えてありますが、タイヨーの鮮魚コーナーも品揃えは充実しています。
刺身類も、サクになっているものはかなり安いですし、パックされた魚も相当種類が多く、また他のお店ではなかなか目にしない魚も入荷していました。
僕自身、長崎出身で毎日のように魚を食べていましたから、関東に来たは良いものの魚を食べる機会がなく(つくばが陸の孤島だったという事情もありますが)、最近になってやっとそこそこ満足のゆく魚生活ができるようになって来ました。
また、こういう事情もあったので、子どもたちにも魚を食べさせる機会が少なく、特に骨の多い魚は敬遠されがちなのですが、最近はあの手この手で魚を食べさせている次第です。
ちなみに、今日手にしたのはトビウオ。
長崎の方言で「アゴ」と言いますが、ラーメンの「アゴだし」の語源はこの言葉から来ています。
基本的には焼いて食べる魚で、脂身が少なく焼いたら出汁に良さそうな香ばしい香りがします。
ちなみに、この辺りだと一尾500円は下らないトビウオも、今日は二尾で180円とお手頃な価格で買えました。
太刀魚(たちうお)もありました。バター焼きやムニエルに美味しい魚ですが、まだちょっと高いのと、骨が多いので今回はパス。
もちろん、さんま(時期外れですが)のほか、まるまる太ったイワシやアジ(豆アジも)、エビ類などもかなり揃っていたので、毎週同じ魚で飽きることはなさそうです。
調理する前に写真を撮ろうと思ったのですが…思い出した時は調理済みでした。
野菜
野菜はまだ買っていないので、あくまでも印象ですが、値段的には他のスーパーと同じ程度のように感じました。売り場もカスミに比べるとやや狭いかな、という印象です。
また、カスミは地産(つくば市内)が多く、同じ野菜でも地元農家だとかなり安く買えます。
タイヨーでも地産品はあるのですが、あまりぱっとした印象ではありませんでした。
お酒
ベストリカーを展開しているだけあって、お酒は結構安い印象です。
野菜とは逆に、カスミはPB(プライベートブランド)がある割にはあまり安い印象がしないのですが、タイヨーはサントリーなどのチューハイもしっかりと安く売られていました。
ちなみに、このブログはストロングゼロ 9%の桃ダブルを飲みながら書いています。
他のお店だと、特にストロング系は柑橘系しかないのに対して、タイヨーでは5種類ほど売られていました。
もともとは白ワイン飲みなので、今度行った時はワインの品揃えを確かめて見ます。
惣菜
奥さんのママ友経由で惣菜が美味しいらしいということで、今日は惣菜を買って見ました。
確かに、コンビニ弁当よりは美味しい感じがします。
ボリュームとコスパを比較すると、トライアルの弁当の方が安い(あそこも美味しい)ですが、総合的に見ると悪くない印象です。
ただ、種類はそれほど豊富ではありません。
また、天ぷら・フライ類が安く、例えばイモの天ぷらだと30円くらいから販売されていました。
決済
決済は現金、クレジットカード、それに電子マネー(GoGCaのみ)が使えます。
CoGCa
交通系電子マネーに見えますが、関係ありません。
ただ、大文字のところだけを見ると「CGC」となっている通り、一部のCGC加盟店で共通に使うことができるようです(ただし、CoGCaについては裏書きで「指定店舗のみ」とあるので、加盟他店で使えるかどうかは不明)。
CoGCa(コジカ)の由来はというと、「支払いに小銭(コ)と時間(ジカ)がかからない」からだそうです。
まぁ、JR九州の交通系電子マネー「SUGOCA」もすごいですけどね。
一応建前は「Smart Urban Going Card」なんですが、どう考えても九州弁の「すごか〜」としか思えません。
ちなみに、500円で1ポイント、500ポイントで500円相当の金券(レシート印字)と交換できますが、水・木はポイント5倍のようです。
クレジットカード
Visa、Masterを始めとするクレジットカードを使えます。
現在はたいていのクレジットカードがVisaもしくはMasterに入っているので、デビッドカートを含めて問題なく使うことができます。
JCBは使うことができませんでした。
ただし、約款には書いてありませんが、クレジットカードを使うと、ポイントの貯蓄率が低くなるそうです。
総評
食材をドカンと買ったわけではないのでまだなんとも言えませんが、使い分けして買い物するには良いかもしれないという印象を受けました。先にも書きました通り、特に鮮魚については種類が多いので、メニューは後付けで新鮮な魚だけ買うということもできそうです。
毎週日曜朝は買い物の時間なので、今週はタイヨーで買い物をして見たいと思います。
店舗情報
〒305-0816 茨城県つくば市学園の森2丁目14番3
営業時間 8:00~22:00
※Googleマップの住所は間違っていますので注意してください。「豊里の森」ではなく「学園の森」です。