研究のためなら自分の体をも犠牲にする。そんな奇特な研究者は古くから存在していました。

 

例えば、処刑台として使われたギロチンが本当に痛くないのかを、設計者のギヲチン(ギロチンの名前は彼の姓に由来しています)身をもって試したと言われていますし(実際は病死ということですが)、衛生学者のペッテンコーファーはコレラ菌単体では発病しないことを確かめるため、自らコレラ菌を飲み、自ら立てた理論を確立させました。

 

まさに体を張って、しかもあえて危険を犯してまで実験を行うことは勇気がいることです。科学技術が発達した現代、自ら危ない目にあわなくとも実験するための環境は十分に整っているとも言えるでしょう。

 

それでもなお、自ら実験台となって実験を行う意義とは何なのでしょうか。

虫に刺されて三十年

番組のあらすじ

今日(6月10日)のタモリ倶楽部は、「害虫が及ぼす身体への影響を自らの体を使って試してきた」研究者のお話です。

 

その研究者とは、兵庫医科大学皮膚科・准教授の夏秋 優(なつあき まさる)氏です。

 

出演者は司会のタモリのほか、 女優の米田弥央ほんこん、そしてお馴染みのやくみつるです。

 

ちなみに、やくみつる氏は日本昆虫学会の副会長だそうです。

似たような名前に「日本昆虫学会」がありますが、そちらではありませんので要注意。

結果ではなく過程が大事

夏秋先生は、毒虫や害虫が人体に及ぼす影響について研究されている方です。

 

私たちが毒虫に刺されて蕁麻疹やアナフィラキシー、あるいはそれに誘発された喘息が起きた場合は、病院に行って診察を受けるわけですが、病院に着いた時には既に病状は進行しているわけです。

 

病院の先生は問診を行い、病状を確認し、ステロイドを含む薬の塗布、ひどい場合には抗ヒスタミン剤やステロイドの点滴を行うわけですが、虫に刺されてから病院に到着するまで、どのように症状が進行しているのかまで把握できません。

 

しかし、夏秋先生は、あえて自分の体に害虫を近づけ、自身の体を攻撃させることによって毒を体内に入れ込ませ、その瞬間からの時間経過をつぶさに観察し、また皮膚組織の一部を生検(切り取って毒素が残っているかどうかを確認)するすることによって、虫による症状の進行具合や回復の違いを研究されてきたのです。

 

夜も眠られない堪え難いかゆみが三日も続くこともあれば、刺された後が一年後も消えない時もあったそうです。

 

また、実験は足(もも)の皮膚を使って行うそうです。

なので、毒虫による影響と、生検のための皮膚組織の切開のため、足は傷だらけだそうです。

 

まさに身を呈して実験して来られた、生粋の研究者と言えるでしょう。

 

ちなみに、その成果は著書として一般の方も購入することができます。

マニア本なのでちょっとお高いですけど、見てみたい気もしますね。

ちなみに、番組では、毒虫があまりにもグロいので、イラストで代用されていました。
しかし、せっかくのタモリ倶楽部なんですから、その目で毒虫を見たいと思ったのは僕だけではないと思います。

タモリ倶楽部の面白さ

タモリ倶楽部の面白さは、空耳アワーです。

 

という時もありますが、やっぱり本編も面白いです。

 

何がそんなに面白いの?ってよく聞かれます。

理由は、どうでも良いことに対して真摯に取り組むその番組内容です。

もちろん、時には司会者のタモリ自身が興味を持ってないこともありますが、そこに出演する人たちが見せる情熱というのはやはり何か惹かれるものがありますよね。


でもやっぱり害虫は嫌い、という方へ

それはさておき、害虫は嫌いという方は多いと思います。

 

番組で紹介されたような、普段はあまり目にしない毒虫だけでなく、身近な存在だと、蚊やダニなどがその代表と言えるでしょう。

 

みなさんのご家庭では対策はお済みですか?

 

ちょっと調べて見たら面白そうな商品があったので、いくつか紹介したいと思います。

Amazonで売り上げNo.1のダニ取りロボ?



ダニ取りロボって聞くと、ルンバみたいな掃除機を想像してしまいますが、この商品は繰り返し使えるダニ取りマットです。

マット内部に特殊な吸着剤が入っていて、ダニはその吸着剤に寄せられマットの中に入ってゆきます。

しかし、一度マットに入ったが最後、ダニはそのマットから出ることができない仕組みとなっているそうです。

 

また、ダニもですが、ダニの死骸やフンがアレルゲンとなりアレルギーや喘息を引き起こすことがあります。

しかし、このダニ捕りロボは、それらも出すことがありませんので、人間にとって快適な居住空間をうむことができるのです。

 

で、実際ダニ捕りロボが売り上げNo.1なのか確かめて見ましたが…本当にカテゴリー売り上げNo.1でした。

これは信頼できる製品だと思います。

ゴキちゃんストップ?

ゴキブリは害虫?なのかと言われると、僕的には微妙です。

 

ゴキブリは人間には悪さをしませんが、心理的に受け付けないという人は多いですよね。

油が好きなので、台所によく集まりますし、揚げ油の処理をきちんとやっておかなければ、翌日油にゴキブリが浮いている、ということも…

 

最近はマンションでもゴキブリが出るようになってきましたから、余計安心できないという人は多いと思います。

 

ゴキブリは一匹見つけたら百匹はいると思え、とか言いますが、確かに普通に売っているゴキブリ駆除剤だと一時的にゴキブリが減ったようでも、また出てくるということはよくあります。

 

 

しかし、「ゴキちゃんストップ」という商品、業務用ですがその効果はあるようです。

こちらは楽天のカテゴリー売り上げNo.1の商品。口コミでの評判も悪くなさそうです。



もちろん、楽天でも取り扱っていますので、楽天ポイントの使い道がなければお試しで買って見てはいかがでしょうか。