みなさんこんばんは。
今日は一日、体力温存の日としました。
しかし、世の中では大変なことになっているようですね。
まずは東京電力の計画(輪番)停電。
最終的には夕方のみ実施されたようですが、いつ実施されるのか不明なまま時間だけが過ぎたので社会に混乱を来したようです。
もちろん、東電の方も一生懸命計画したのだと思います。
普通の家には電信柱を使って電源を供給するわけですが、端的に言えば行き当たりばったりで配線するので、同じ地区でも配電系統が違うことがあります。
うちは停電しているのに、隣は停電していないというのはこのようなことが原因で生じます。
また、電力線は基本的に線路を越せないので、線路を挟んでこちらと向こうで配電系統が違うことがあります。
これは、電車の架線(AC20,000V、DC5000V)と家庭用電源(100Vや400Vなど)が万が一の断線でふれることがないよう、安全な場所で線路を越すように配線を集中させているためです。
これは、ADSLが全盛期のとき、目の前はNTTだけど配線距離は5kmという結果で思ったほどの性能が出ないという事件と一緒とおもって差し支えありません。
このような理由で配電計画が何度も変わったため、自前の発電発電所を持つJRと違い、大手私鉄は予め大幅な運休を決断せざるをえなかったわけです。
けれども、自前の発電所をもつJRも結局は大幅な運休になりました。
それは、肝心の運転手・車掌が通勤できなかったためです。
友人や後輩からも、出勤したが2時間で帰宅命令が出たという話も聞きました。
結果として、昨日はほぼ終日通電することができたようですが、残念ながら一部の地域は停電したようです。
問題は、茨城県の行方(なめがた)地方まで停電したことです。
行方地方は太平洋沿いなので、今回の地震による津波被害を受けています。
多くの方が避難所に避難していますが、そこも停電になりました。
これらの反省もふまえて、本日からは茨城県の被災地は停電対象区域からはずれました。
さて、明日は再度自宅に戻り復旧作業に戻りたいと思います。
ここから先は皆さんへのお願いです。
まず「省エネ」ですが、皆さんのご自宅が[60Hz]の場合、皆さんの努力が50Hz地域には反映されないという点です。
ご存じの通り、日本国内は60Hz/50Hzの2つの周波数が使われています。
従って、日本国内には60Hzの発電所と50Hzの発電所が存在します。
境目は富士川、糸魚側というのはご存じと思います。
ここを境目に西は60Hz、東は60Hzになっています。
ここで完全に電力供給がプッツリ切れているかというと、実は50Hzと60Hzを変換する設備が三カ所あり、お互いに電力を融通しています。
しかし、現在は西日本地域から融通できる上限まで西日本から電力を頂いています。
従って、60Hzの地区にお住まいの皆さんは、日常通り生活されて支障はありません。
むしろ、無理な節電で飼育されている魚、サンゴ類が死なないようにしてもらいたいと思います。
今回、地震で大きな津波が発生しました。
津波は普通の波と違い、海水の固まりが移動する現象です。
津波が通過すると、通過した地域の珊瑚礁や魚の生育環境に大きなダメージを与えます。
東北地方にサンゴはありませんが、海外に与えた津波被害で多少なりともダメージを与えた可能性があります。
もしかしたら、当面魚やサンゴ類がなかなか流通しなくなるかもしれません。
皆さんがご自宅で飼育しているお魚、サンゴはいまや貴重な存在になっている可能性もあるわけです。
なので、いつも通り心を込めて飼育していただきたい、そう思っています。