段ボール、給与明細、キーボードのケーブル、(本物の)壁紙、ズボンのすそ、ペットシーツ、電源コンセント各種、IKEAのテーブル、ニトリで買った籐のかご、断熱材、新聞、CATVの番組表、髪の毛、カーペット、発泡スチロール、クッション等々...
これらすべて、うちのうさぎに齧られたものです。
神のような、割合セルロースが多いものについては多少は遊ばせてあげますが、プラスチックのように分解できないものについては絶対にかませないようにしています。
が、実際はいつの間にか齧っていることも。
齧っているものをうちのうさぎと取り合いしたこともあります。
うさぎの体のつくりは、哺乳類でも特別なものが多く、たとえば結腸の直径はものすごく細いということです。なので、異物を食べてしまった場合、最悪結腸でつまり、排泄できずに死に至ることもあるようです。
ちなみに、うさぎは「嘔吐」することができません。
先日、急に調子を崩した時には何か変なものを食べたのか心配になりましたが、整腸剤と抗生物質を流動食として強制給餌することによってかなり元気になりました。
レントゲン撮影しても異物は見られなかったので、原因はよくわかりません。胃や腸の中の細菌が異常繁殖してガスがたまったのかもしれません。
さて、おなじことを二度と起こさないためにも、食べられたら困るものを覚えてもらう必要があります。
しかし、残念ながら「食べてはいけないもの」というのを覚えることはうさぎにはできません。
一方、うさぎの食生活には面白い特徴がいくつかあります。今回の話題に関連するのは
1)どんなにおいしいものでも、すぐには食べない。何度も匂いを嗅ぎ、食べ物の様子を観察してから初めて齧る。
2)どうやら苦いものが嫌いらしい。ただし、漢方薬のような苦味ではなく、いわゆる「ビター」な苦さが嫌いとのこと。
の2つです。
はじめはどんなものでもすぐには食べないのですが、食糧として適切では無いものも味に問題がなければ食べてしまいます。
そこで、2番目の特徴を利用して「食べられたら困るもの」に苦い味を付けておくことで誤飲を防ぐことができるみたいです。
ネットでちょっと検索したら、ありました。
商品名は「ビターアップル」。リンゴの苦み成分を使っているらしいです。
ビターアップル 小動物用 【あす楽対応_関東】

¥1,399
楽天
うさぎの場合は小動物用を使いますが、ほかにフェレット用、犬用、猫用があるらしいです。
でも、全部リンゴが主成分なんですよね。
で、試しに買ってみました。
同じ段ボールの半分にはビターアップルを噴霧。反対には噴霧していません。
まず、噴霧していない方を近づけると、迷いもせず食べようとします。
今度は、噴霧した方を近づけると...しばらく匂いを嗅いだ後、匂いがしない場所を探して噛もうとしています。
これだけで実験として成り立つのか不明ですが、一応効果はありそうです。
あとはこれを噛まれたら困る場所やものに噴霧しておくだけです。
ただし、シミにならないかどうかが気になります。
リンゴといえば、炙り絵にも使うくらいなので、時間経過とともにシミになる可能性もあります。
その点については製品では一切触れていませんが、今後注意してみておこうと思います。