アイゴーな話を2つほど。
先日、「オトメアイゴ」と紹介しましたが、「ヒメアイゴ」の間違いでした。
その日たまたまオトメハゼの取り寄せをお願いしていたので、頭の中で混同していたのかもしれません。
でも、やっぱり名前と容姿がかけ離れた印象を受けます。
もう一つ。
今日はヒフキアイゴを買ってきました。
狐みたいな容姿で、黄色と黒、それに白地の塗り分けが綺麗なアイゴです。
自宅に持ち帰り、ヒフキアイゴを水槽に移そうとした瞬間、チクッと痛みが。
チョウチョウウオでもたまにありますが、ヒフキアイゴの背びれが指に当たってしまいました。
しかし、チョウチョウウオとアイゴでは、背びれに大きな違いが。
実はアイゴの仲間は背びれに毒をもっているんです。
ヒメアイゴの時は何にも無かったので、油断してました。
人差し指と中指、合計三ヶ所を刺されました。
しばらくするとズキズキとした痛みが。
ハタゴは平気なのですが、アイゴの毒は結構痛みます。
傷が深いわけではないので傷口のまわりを押さえても血はでませんし、口で吸っても効果なし(←真似してはいけません!口に傷があるとそこから毒が回ります)。
ヨウ素の添加剤で消毒しようかなとマジメに考えてみましたが、それはやめて消毒薬にしておきました。
でもあまり効果がありません。
ちょっと調べてみると、アイゴの毒は熱に弱く、加熱すると無毒になるとのこと。
もちろん、これはアイゴを食用にする場合の話ですが、比較的低い温度(それでも60度)で毒素は分解するそうです。
効くかどうかわかりませんが、蛇口からお湯を出し、解毒に挑戦してみることにしました。
給湯器を50度(上限)に設定し、混合蛇口で水とお湯の割合を少しづつ変化させて指を馴らします。
しばらくすると、痛みを感じなくなってきました。
刺されてから5時間経ちますが、いまはふとした時にかゆみを感じるくらいです。
でも、毒については人によって感じ方が違いますし、アナフィラキシーショックを起こす場合もありますので、アイゴの取り扱いには充分ご注意を(人が死んだ、という話は聞きませんが...)。
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追伸:
今日のタイトルは、ヒフキアイゴと韓国語で感情を表現する言葉「アイゴー」に掛けてみましたが、皆さん気付かれましたでしょうか?