久々にうさぎネタです。

けさ、爪切りを敢行いたしました。

「敢行」と書くとなにを大げさなと思うかたもいらっしゃるでしょうが、爪切りはうさぎとの戦いであり、信頼関係を崩さないように処置するための重要な行事なのです。

本当は毎月切るのが良いのでしょうが、つい数ヶ月ペースになってしまいます。
いま手帳を見返してみたのですが、記録が見つかりませんでした。

さて、うちの爪切りの場合、かなり用意周到に行わなければなりません。

まずは道具の準備。
ペレットの食事類や爪切り、だっこ用のぼろバスタオルは全て同じ押し入れに入っていますが、うさぎの勘は鋭く、ペレットを取り出すときは警戒しないのに、バスタオルや爪切りを取ろうとすると、ささっとじぶん家に戻ってしまいます。

“Clever Hans”という賢い馬(足し算ができると有名になった馬だが、実際は調教師の表情を見ていただけ)がかつていましたが、うさぎも同じなのでしょうか。
それはさておき、道具一式を取ったら、バスタオルはケージの近く、爪切りはポケットに入れておきます。

で、暫く放置し、バスタオルに警戒しなくなったらそれとなく近づき、電光石火で捕獲。
すぐさま仰向けにして睡眠状態にさせます。

といっても、なかなか睡眠状態にならないので、身体全体をバスタオルでくるみ、4本の手足を順番にバスタオルの裾からだしてゆきます。
爪をきることそのものは簡単なのですが、つめ周辺の長い毛が邪魔して、爪内部の血管が見えません。

この毛をハサミで切りたくなりますが、灰色の身体に混じった足先の白い毛は魅力的なので切れません。
なので、爪一本いっぽんを毛の中から出して、ためらいなく切ります。

そういえば、ぐるっぽで「洗濯ネットを使ってる」という賢いかたがいらっしゃいましたが、すっかり忘れてました。
今度マネします。

仰向け睡眠はたかが数秒の話ですので、目覚めて寝返りを打とうとしたらすかさず戻します。

場合によっては、足の間に身体を挟んだり、足の爪を切るときには頭を脇に挟んだりします。

しかし、いつもはかなり時間が掛かりますが、今日は10分程度で済みました。
うさぎは全部で8本爪がありますから、1本1分ですね。まぁまぁの成績です。
ソファーカバーも新調したばかりなので(といっても、IKEAのテキスタイルコーナーの切り売り)、これで少しでも被害を防げればと祈ってます。

朝から詰め切りなんて、なんとなく良い一日になりそうです。