こんばんは。
みなさんいかがお過ごしですか。
昨日新しい塩を購入したというお話をしましたが、その後早速人工海水をつくってみました。
最初はバケツリレー方式で作成し、最後は湯煎で25℃まで温めてpHを計ってみました。ちなみに、ヒータで温めるよりも湯煎するほうが遙かに早く温まります。参考までに。
測定結果は...あれ、7.95しかない?メータの誤差が±0.1だとしてもよくて8.05。
インスタントオーシャンを使っているショップのお話だと作成時8.2は出ると言うこと。
バケツリレーとはいえ、エアレーションも充分じゃないしと思い、エアレーションをかけて就寝。
今朝5時ごろ計ってみたら、やっぱり7.9前後。
メータを校正してみましたが、極端なずれはありませんでした。
一方、レッドシーのpH試薬で試してみると、8.2付近。
計測の世界では、試薬と機器とで値が異なる場合は機器の値を採用するのですが、これはpHメータを疑うしかありません。
疑うポイントとしては次の3つです。
メータが2点校正方式(4.0と7.0)である。
7.0はキャリブレーション、4.0はスロープの校正である。つまり、pH7を使って基準となる点(pHのl高さ)を作り、4.0で傾きを補正する仕組み。
基準液の精度は?一応回転が早いお店で購入したので、古い試薬では無いと思われるが、それは不明。
2点校正方式のpHメータは、おそらく中学校で習う一次曲線 y=ax+b で補正をかけていると思いますが(ちなみに、pHそのものは水溶液中の残存H+イオンの対数曲線で計算)、センサからの出力は直線なので、bがpH7での校正、aはpH7とpH4の校正で計算していると思います。
この場合、一応検査液の範囲外であるpH1~3.99、7.01~15.00まで正しく推測できるはずなのですが、必ずしもそうとはならないこともあるようです。
本来、海水用のpHメータはpH4とpH10で校正するか、3点校正式のメータを使うのが本来ということですが、不思議にその様なメータは見あたりません。
いずれにせよ、pHで振り回されるのはもう勘弁なので、先ほど charm で販売している LSS のpHメータをぽちっとクリックしました。値段はb-boxの方が100円ほど安かったので、これだったらおととい購入しておくべきでした。
しかし、普段は見えないものが見えるようになってくるとかえって良くないこともありますね。
今回はpHに振り回されたような気がします。
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