先日の12ヶ月点検の時、「バッテリーがかなりへたってますねぇ」と言われつつも、まだ起動時に目立った異変もないし、交換するための工賃も持ち合わせていなかったのでその日はパスしました。

 

で、ここ一週間ばかり、特に乗る予定もなく過ごし、先日用事があって乗ろうとしたところ、動きません…

アクセサリー系は通常に動いているものの、セルモータを動かすだけの電力が無くなってしまったようです。

 

もう一台車があるので、そちらで再充電して使うこともできたのですが、へたっていると言われた以上、もう交換するしかありません。

ということで、今回はバッテリーを自分で交換して見ました。

思ったより高い工賃

まずは、ヴェルファイアのバッテリーサイズを確かめるためにディーラーに電話して見ました。

もちろん、バッテリー本体に記載されているのですが、ちょうど支持金具に邪魔されていてその番号が見えないのです。

 

また、車自身新古車として購入したため、標準のバッテリーとは違うバッテリーが載っている可能性があるため、整備手帳を見てもらうことにしました。

 

バッテリーのサイズもわかり、工賃などもわかったのですが、全部で18,000円ほど。うち工賃が6,000円近くということでした。

で、その後すかさずCOSTCOに電話。バッテリーサイズを伝えると、「そのサイズは置いてないが、一つ上のサイズがあり、それをそのまま使うことができる」という話。

で、コミコミの工賃を聞くと15,000円。うち工賃が5,000円くらいだったと思います。

 

一円でも安く済ませたい身としては、COSTCOで15,000円程度ということは、これ以上安くなる可能性は低いと見ました(ちなみに、その時はバッテリーフェアー中なので特に安かったはずです)。

 

その後ネットでいろいろ調べた結果、バッテリーの廃棄も含めて自分でできることがわかったので、今回はバッテリー交換を自分で行ってみることにしました。

交換に必要な条件

バッテリーを交換するとなると、いくつかの条件が必要になります。

書き上げてみると、

  1. そもそも工具が使えるか
  2. 基本的な電気系統を知っているか
  3. ブースターケーブル等を扱えるか
  4. バッテリーの廃棄方法は整っているか
  5. 最悪感電死する危険性は熟知しているか

ということを理解しておく必要があります。

1.については、どのような工具を使うか、という話だけでなく、バッテリーを取り出すためにはどこを分解する必要があるかということを理解しておく必要があります。

 

2.については、バッテリーに接続されている電源ケーブルの外す順番や取り付け方などを理解している必要があります。

 

3.ですが、もし届いた新品のバッテリーが自然放電されていた場合、ブースターケーブルを使って他車から電源をもらう必要がありますが、それをできる必要があります。

 

4.ですが、バッテリーは多くの自治体が回収してくれません。しかし、乗用車用のバッテリーは鉛蓄電池なので、有害物質を含んでいます。これを正しく廃棄する方法を知っておく必要があります。

 

5.ですが、通常のバッテリーは12Vと、コンセントの100V近辺に比べればかなり低い電圧と言えます。しかし、流れる電流はとても大きく、誤ると感電死する危険性すらあります(感電による身体へ及ぼす危険性は、電圧よりも電流の方が強いのです)。

正しい方法で作業しないといけないわけです。

バッテリー交換

バッテリー探し

さて、バッテリーサイズがわかったので、バッテリーを探す必要があります。

当然、いろいろなメーカーが様々な仕様のバッテリーを出しているので、その中から自分の気に入ったものを選ぶ必要があります。

評判もあるでしょうし、値段もあると思います。ハイブリッド車なら専用を選ぶ必要があります。

 

今回、とりあえず予算は1万円程度と決めていたので、バッテリーサイズと人気や口コミから選んでみることにしました。

ちなみに、うちのヴェルファイアは80D23Lが適合するということです。

 

困った時の価格コムから80D23Lを探して、口コミを見ていると、Panasonicのカオスライトシリーズが評判良さそうです。

ということで、送料込みで一番安いところから購入。

値段は刻々と変わるので、最安値はリンク先で調べて見てください。

 

今回はAmazonのマーケットプレイス(Amazon以外が出品しているお店)で購入し、またお店から発送されましたが、中1日ほどで届きました。

必要な工具

バッテリー交換に必要な工具ですが、

  • ラチェットレンチ(可能であれば。モンキレンチでも可能。サイズはヴェルファイアの場合は12ミリ)
  • 手袋(怪我防止と、感電防止)
  • ビニールテープ
  • 保護メガネ(可能であれば)
  • マイナスドライバ

といった感じでしょうか。

パネルの取り外し

フロントグリルのところについているパネルを外さないと、バッテリーを支持しているアームが外せないので、これを取り外します。

 

4箇所、プラスチックのボスで固定されていますが、内側の丸いピンをマイナスドライバーで引き抜くと爪が外れるようになっています。

 

固定アームの取り外し

バッテリーを固定しているアームを取り外します。

2ヶ所で固定されていて、一つがバッテリー側、もう一つがフロントグリル側です。

 

また、電源ケーブルも外します。

順番はマイナス極、プラス極の順番です。

 

また、念のため電極にはビニールテープを巻いておいた方が、万が一のショートを防止できて良いと思います。

バッテリーの換装

バッテリーを入れ替えます。

カオスライトの青い色がひときわ目立ちますね。

 

カオスライトは基本的にメンテナンスフリーです。

なので、黄色いシールは剥がす必要はありません。

バッテリーの固定

バッテリーを固定します。

バッテリー側が袋ナット、フロントグリル側がボルトです。

 

固定できたら電源ケーブルを接続します。

今度はプラス極、マイナス極の順番です。

カバーの取り付け

フロントグリルのカバーを取り付けます。

 

これで無事起動したら作業完了です。

 

もし起動しなかった場合は、ケーブル付近をメインに見直して見ます。

ダメなら、ブースターケーブルを用いて起動します。

バッテリーの処分

さて、古いバッテリーは適切に処分する必要があります。

 

多くの自治体では、古いバッテリーは引き取ってもらえません。

しかし、バッテリー自身に問題があるのではなく、適切な方法があれば自分でも処分することができます。

 

数がまとまって確保できれば、産廃処理施設に持ち込めば処分料どころか買い取ってもらえますが、1-2個では難しいと思います。

 

一番簡単なのは、バッテリー交換を行っているお店に事前に電話し、確認を取った上で持ち込むことです。

 

今回はイエローハットのつくば研究学園店に持ち込みました。

快く引き取ってもらえたので助かります。

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