その日目障りなコケをとれるだけ取り払っても次の日には前の日以上ではないかと思わせる量のコケ。
生物兵器第一弾としてターボスネイルをいれてみましたが、コケ取りの速度にターボはかかっていませんでした。
でも、丁寧に苔を取ってくれます。
おかげで、コラリアも綺麗になりました。
できれば、全周きれいにしてほしかったけど。
で、今日は生物兵器第二弾として、コーレタンを導入することにしました。
地味な魚ですが、よく見ると茶色い縞模様がおしゃれです。
コケを主食とするハギには、ほかにもゴマハギ、ニジハギ、ヒフキアイゴあたりがありますが、コーレタンが一番働き者らしいです。
ただし、値段もほかのハギの2倍です…頑張ってくれることを望んでます。
さて、コーレタンがいくら頑張ってくれても、コケの原因となる養分が無くなってくれなければ困ります。
以前の環境ではこれほどまでにコケがはびこったことはありませんでした。しかし、今回は近年よく見られるポピーの大繁殖並みの繁殖スピードです。
ちなみに、通常我々は海水の中に生えるコケ状のものを「コケ(苔)」と呼んでいますが、正確にはコケ類は海水には存在しないそうです。我々がコケと呼んでいるものは、正確には藻類と呼ぶらしいです。
さて、ここ最近の変化といえば
1) 照明にMAX Sを投入した
2) 自作カルシウムリアクタを稼働させた
くらいしか原因が思いつきません。
1)については、MAX SにはUV領域の光を発するLEDが搭載されているため、これがコケの光合成を促進している可能性があります。水草などでは3日間ほど光を完全に断つことでコケを消滅させてしまう方法があるらしいので、海水でも試してみる価値はありそうです。
2)ですが、カルシウムリアクタを使って海水に戻ってくるのは、KHが高くなった海水と、完全にメディアを溶かしきれなかったCO2があります。
KHが高いとコケ発生の要因となるようですが、戻り水でdkH=20前後、水槽内でdKH=8~10程度なので決して高い値とはいえません。
また、CO2はコケの光合成には直接は関係なく、むしろ現時点ではコケにCO2を固定させることで地球温暖化を防止する研究が進んでいるらしいので、CO2原因説はシロのようです。
とりあえず、照明時間の見直しと、コーレタンの働きぶりを期待するしかなさそうです。