よい子は寝る時間ですが、相変わらず水槽の調整に手間取っています。
いまはカルクワッサー(Ca(OH)2)の添加中です。
さて、サンゴもずいぶん充実してきたことですし、来年度は次の2点に絞って充実させてゆきたいと思います。
一つは、60センチ規格水槽の照明強化、もう一つは30センチキューブのオーバーフロー化です。
きょうは、前者の照明強化について語りたいと思います。
一つはメタハラの導入という手がありますが、1)照明が重い(うちは賃貸ですし、フランジ付きの水槽なのでアームを取り付けることが出来ません)、2)消費電力の問題(生活用白熱灯は全て蛍光管型に変更しました。反応速度の鈍さが欠点ですが、明るさと消費電力の低さはは抜群です)、3)初期導入コストの問題、4)発熱の問題と課題山積です。
一方、最近のLED照明の発達がめざましく、数年前までは10mAで数lx程度の物が大半だったのですが、最近はPWD制御であれば1A程度まで流せる製品も数多くみられるようになりました。もちろん、放熱対策も充分に取らないと寿命は極端に短くなりますが…
LED照明の特徴は、なんと言っても1)消費電力が少ない、2)究極の点光源のため、水面による「ゆらぎ」がよりハッキリ出てくる、3)本体が軽い、4)蛍光色の再現性が抜群に良い、の4点でしょう。
現在、目を付けているのは3つあります。
それらは
1)クラマタ産業のグラッシア300
2)マメデザインのマメエコライト
3)LSS研究所が開発しているという噂のLED照明
です。
では、順次特徴を見てみたいと思います。
クラマタ産業 グラッシア300
書籍では広告が良く出ていますが、なぜか販売取次店が少ない製品です。クラマタ産業のWebにも載っていません!。でも、行きつけのコーラルタウンでは実演しています。60センチ水槽用ではLEDが6灯付いていますが、白:青=4:2、白:青=2:4、青6つの3種類選べます。
公称寿命は20000時間なので、一日12時間点灯で約5強もつ計算です。
欠点は、青白別々の色味を設定できないことです。これはクラマタ産業の方も仰っていました。工学系出身者としては納得の行かない答えですが...
従って、常夜灯として青だけ残す、という設定も出来ません。
しかし、実売38,000円というのは非常に魅力的です。
本体重量も1kgいますし、設置も楽そうです。
マメデザイン マメエコライト
RGBYと4原色を使うことでl、様々な色温度を再現できるのが特徴です。
また、プログラム可能で、日の出から夕焼けまで自然な色変化を再現できます。
また、写真で見る限り、放熱板をしっかり(ほぼ全面)に設置しており、熱対策も充分と言えそうです。
しかし、問題は価格です。12万円となると、メタハラよりも高くなってしまいます。
デザイン的にはさすがマメデザイン、という感じですが、マメデザインの他の製品と比べるとかなり高く感じてしまいます。
マメデザイン的にすぐれているのは、LED以外の補修部品が揃っていることでしょうか。
この先円安が進んで、95円台後半になったら購入を検討しても良いかもしれません。
製品Webページ:mame eco-light
LSS研究所 LED照明
コーラルフィッシュ23号43ページに掲載されている、開発中の製品です。
この製品は、クラマタ産業の欠点であった、青と白の色味をボリュームで設定できる点です。
また、USBを使ったプログラムが可能な点も評価出来ます。
2月発売ということで価格未定ですし、見本は30センチ水槽用に見えますが、どの程度の価格で実現してくれるのか興味が尽きません。
クラマタと同じくらいの値段であれば、購入リストにいれてよいと思っています。ただし、実演を見てからですが...
ということで、結論としては2月発売予定のLSS研究所の製品を待つということでしょうか。
もし、ほかにお勧めの照明があれば教えてください。
LED照明考
- 公開日:
- (2615 view)