自宅に保管してたスタッドレスタイヤ付きアルミホイール、使い回す目処がなくなったので処分しようかと思いましたが、以外と処分方法がないんですね。
タイヤだけ、ホイールだけなら処分方法は色々あるんですが、両者組み合わさると意外と処分方法が見つかりません。
今回、ちょっと調べてみたら、つくば近辺でホイール付きタイヤを無料で処分する方法がみつかりましたのでご紹介します。
タイヤ付きホイールの処分
タイヤ付きホイールを処分する困難さ
古タイヤは、環境大臣によるいわゆる適正処理困難物に指定された産業廃棄物です。適正処理困難物には4品目あり、残りはテレビ・冷蔵庫・スプリング入りマットレスとなっています。
適正処理困難物は、ごく一部の自治体を除き、自治体のゴミ回収施設では処分することができません。たとえばつくば市近辺だと、つくばみらい市では76センチ以内のタイヤは処分可能となっていますが、当然のことながらつくばみらい市の住民でなければ処分を依頼することもできません。
したがって、タイヤの処分には相応の処理能力をもった業社に依頼する必要があります。ただし、古タイヤだけであれば、後述するようにお金がかかるものの、処分するのはそれほど困難ではありません。しかも、ホイールに至っては処分費用どころか買い取ってもらえる可能性もあります。
しかし、タイヤ付きホイールの処分となると、多少話は異なります。
理由と簡単にいうと、「両方を同時に処理してくれる施設が少ないから」ということになります。
ホイールを買い取ってくれる産廃業社の多くはゴムタイヤの処分ができませんし(搬入禁止)、タイヤを処分してくれる業者の多くはホイールの処理は行わなかったり、行っても費用がかかる場合もあります。
もっとも、タイヤに溝が十分にあるとか、ホイールが有名ブランドだという理由であれば、タイヤ買取業社やオークションにだせばそれなりの金額で引き取り手が決まるでしょう。
しかし、溝がないとか、おまけ程度で購入したアルミホイールだと、買取価格が期待できないどころか、処分費用がかかることも考えられ、それが処分を躊躇する理由の一つだったりします。
タイヤを安く処分するには
一番簡単な方法は、タイヤ販売業社(全国チェーンであればイエローハットやオートバックスなど)やタイヤを販売しているガソリンスタンドなどに依頼することです。
業者によって値段は異なりますが、一本数百円程度で処理してもらえるお店もあります。
しかし、これは「タイヤ単体」の処分費用です。
もし、タイヤがホイールについたままであれば、いわゆる脱着費用がかかってしまいます。
あるいは、普段お世話になっているカーディーラーや自動車整備工場にお願いする方法もありますが、タイヤ販売業社のように普段からタイヤの廃棄をあつかっているようなお店でなければ、引き取りを断られる可能性もあります。
ホイールを安く処分するには
ホイール、特にアルミホイールであれば、前述の通り中古として買い取ってもらうのが一番簡単です。
しかし、すべての中古ホイールを買い取ってもらえるわけではありません。中古でも買い取ってもらえなかったホイールを処分したいのであれば、金属(あるいは非鉄金属)回収業社に持ち込むのが方法の一つです。
なぜなら、アルミホイールはアルミとしてリサイクル可能な資源ですから、多くの非鉄金属回収業社で引き取ってもらえます。
引き取ってもらえるだけでなく、アルミの質がそれなりのものであれば、それなりのお金で買い取ってもらうことも可能です。
以前、趣味の海水魚飼育で使う水槽の台を作るため、アルミフレームを使って水槽台を作ったことがあります。
それを引越しをきっかけに解体し、処分したことがあるのですが、非鉄金属回収業社に持ち込むことで、1万円近くで買い取ってもらえた経験があります(それなりに量が多かった、ということもありますが)。
ただし、これらの回収業社の中には、ダンプカーやトラックなどでの搬入を想定しているところもあり、事故や損傷時のトラブルを回避するため、自家用車での乗り入れを禁止している業者もあります。したがって、持ち込みの可否を含めて事前に尋ねてみるのが良いと思います。
つくば近辺でタイヤとホイール両方を引き取ってくれる会社
谷商店
今回は、ネットで見つけた「谷商店」というお店に依頼しました。
土浦市のうずら野というところにあります。
つくば市周辺は産廃回収業社はたくさんあるものの、タイヤ付きホイールを回収しているお店は案外ないものです。
ここはホームページの案内に「タイヤ付きホイールの回収」との説明がありました。
また、頻繁ではないものの回収事例の案内に、写真付きで回収事績も掲載してあり、それが安心・判断の材料となりました。
谷商店の回収地域
谷商店のWebページによれば、無償回収地域は次の通りです。
阿見町、土浦市、霞ヶ浦市、牛久市、つくば市、取手市、稲敷市、美浦村、龍ヶ崎市、河内町、利根町、守谷市、常総市、石岡市、稲敷郡、小美玉市、筑西市、結城市、八千代市、坂東市、古河市、境町、五霞町、笠間市、茨城町、鉾田市、下妻市
回収依頼の手順
Webページに載っている電話番号に電話をかけて、回収依頼するだけです。
最初は、いわゆる「最初無料と言いながら、あとから難癖つける怪しい業者」だったら嫌だなと思い、自己搬入を考えていたのですが、自己搬入は受け付けていないとのこと。
なので、結局自宅まで回収依頼することにしました。
火曜日に電話したのですが、水曜の午後には取りに来られるということ。
タイヤも、どこか目立つところに「谷商店」と張り紙をしておくだけで大丈夫ということでした。
実際は、水曜日の午前中に取りに来ました。
まだ外には出していませんでしたが、直接部屋まで取りに来てもらえました。
回収料金は無料でした。
本来は午後に来る予定だったので予定より早かったのですが、自宅から出して張り紙をする手間が省けたのでそれはそれでよかったです。
谷商店の情報
Webページにはかなり詳しい情報がありますが、基本的な情報は次の通りです。
- 各種免許 茨城県産業廃棄物収集運搬業 第00801190160号・古物商許可 第401280000333号・茨城県金属くず行商届出済
- 営業時間 9時〜18時(土日休業)
- 住所 〒300-0341 茨城県稲敷郡稲敷郡阿見町うずら野3丁目13-8
- ホームページ http://tanisyouten.com/index.html
まとめ
アルミホイールはリサイクル可能な回収資源なので、自分で持ち込めばお小遣いが手に入る可能性もありますが、やはりタイヤ付きになるとなかなか大変です。タイヤ処分料や、ホイールから外すための工賃の方が高くなる可能性もあります。
その点、タイヤ付きホイールを無料で回収してもらえる点は、手間も時間も掛からずに便利でした。
いま思ったのですが、ついでに自宅で使っていない古自転車も回収して貰えばよかったです。