海水水槽を立ち上げるにあたって、いつも困るのが照明の選定。
蛍光灯主流のときは青と白を選べばよかったのですが、LEDが主流になるとむしろ種類が多すぎて選定に困ってしまいます。
また、LEDの定格消費電力(3Wとか)と明るさは必ずしも比例しないため、購入したLED照明の明るさがどのくらいになるかは実際に使ってみるまでわかりません。
その上、世の中に流通しているLED照明の多くが淡水・水草向けのため、海水に適したLED照明を見つけるのも困難という現実。
もちろん、専用のLED照明は存在しますが、大抵は数万出さないといけないという障壁が。
そんな中、Amazonに出品されている照明を色々さがしていたら、これがなかなか大当たりな照明を見つけてしまいました。Lumini Asta 20 という商品。しかも5000円未満。
レビューは賛否両論だったりするのですが、僕が購入した分については2台とも正常に動いて問題なし。魚だけではなくてサンゴも映えて見える上、問題なく飼育することが可能です。
ということで、今回は購入してみたLED照明について紹介します。
スタイリッシュなLED照明
以前からAmazonでは気になっていたのですが、今回久々に海水水槽を再開するということで、やっと購入する機会ができました。
レビューがイマイチなので正直購入は迷ったのですが、まぁダメだったら返品すりゃいいやと思い思い切って深夜にポチり。
プライムで当日便だったので、夕方には届きました。
こちらがその商品。
Lumini というメーカですが、Facebookによればアクア専門のLEDライトメーカのようですね。
ちなみに、後ろに写っているのはMac Book Pro.
箱はそんなに大きくありません。
この商品、棒状のLEDではなく、KessilみたいなLEDで、フランジからフレキシブルアームを使って水槽の任意の部分を照らせるようになってます。
こんな感じですかね。
上の写真、写真撮影時に色温度変換フィルタ(6500K→3200K)を使っているので、白い壁が赤っぽく写っていますが、LED照明が発光する色についてはほぼこの通りの色です。
商品はコチラ。
2018年5月2日現在、Amazonでは5000円切る価格で販売されています。
これはコスパが良すぎる!
付属品は、本体のほか電源、リモコンがあります。
リモコンをつかって調光するような形になります。
色配列
さて、色配列はどんな感じになっているかというとこんな感じ。
レビューを見るとこちらも特定のチャンネルが光らないとかありましたが、僕が買った2台はきちんと光ってくれました。
3WのLEDが16個ついています。
白が4個(写真では黄色く写っています)、青が9個、緑が1個、赤が1個、緑が1個にUVが1個という配列。
まさに海水向けの配列です。
リモコンでは4チャンネル操作が可能で、色温度もかなり任意に設定することが可能です。
使用例
じゃあ、実際の使用例はどんな感じかというとこんな感じ。
温度計が斜めってるのはご愛嬌。
水槽そのもののシステム構成はまた別の機会に、ということで、とりあえず450スリム水槽を十分に照らしてくれます。
この例では白色LEDを少し暗めにして相対的に青色LEDを明るくし、サンゴの発光色が目立つようにしてみました。
照明もコンパクトで良い感じ。
もちろん、サンゴも元気で満足です。
スターポリプにボタンポリプ、ハナヅタの山盛りサンゴ。
スターポリプの蛍光色が綺麗に出ています。
ロングテンタクルアネモネ。
波長が合っているのか、いまは全開に開いています。
カクレクマノミも入ってくれて満足。
赤いマメスナギンチャク。
波長と水質の条件が合えば簡単に増殖するタバネサンゴ。
B級品ということで購入してきましたが、元気に育ってます。
実はもう一つ水槽を立ち上げてて、そちらはこんな感じ。
30センチキューブでミドリイシ(いまはロリペスのみ)育成という難題に挑戦中。
こちらの水槽は全体的に明るめに設定しています。
可能だったら、別玉で青色を添えた方が良さそうな感じ。
ロリペスもしっかりポリプを咲かせて良い感じ。
現在は水質調整中(といってもすでに硝酸塩がゼロ)ですが、フラグSPSなどを数個いれたら色揚げにも挑戦する予定です。
まとめ
ということで、今回購入したLEDはかなり大当たりといっても過言ではないと思います。
もちろん、半年くらいつかってみて耐久性などを検討する必要はありますが、現時点で5000円未満でこのスペックを満足させるLED照明はないと思います。
もちろん、サンゴだけでなく魚の色も映えるので、照明選びにこまっているのであればこの照明を選ぶのも一つの選択肢だとおもいます。