泡巣をつくりながらも、なかなかメスとの交尾をおこなわなっかオスのベタ。
毎日そっと観察していたのですが、ついに交尾を行い、産卵したようです。
前回の産卵時よりは卵の数も少なく、また有精卵かどうかも今の時点では判断できませんが、少しでも孵化してくれればと思っています。
ベタの泡巣
オスのベタが成熟してくると、泡巣と呼ばれる泡の塊を作ります。
ただ、この泡巣は本体の成熟度だけでなく、水温も関係してくるようにかんじますので、水温を26度以上に保っておくのが良いと思います。
口呼吸も可能と言われているベタは、オスもメスも粘度の高い泡を作りますが、泡巣はこの写真のように明らかに違いがあります。
ショップで販売されているベタも、もちろん泡巣を作りますが、温度が低くて十分な泡巣を作らないこともあるようなので、よく観察して、少し大きめの塊があったら、目をつけておくと良いとおもいます。
ベタの交尾
ベタの交尾ですが、まずはお見合いから始まります。
2つの違った入れ物にベタを入れ、相性を観察しますが、正直同じ水槽に入れてみるまで本当の相性はわかりません。
むしろすんなり交尾までいたることは少なく、オスがメスを攻撃しつつ交尾の段階までいたることの方が多いように思えます。
オスのアプローチを受け入れたメスは、この写真のようにオスに包まれるような姿勢になります。
ちなみに、青色のベールテールがオスで、赤いプラカットがメスです。
しばらくすると、メスの産卵管から卵がこぼれ、オスはそれに射精します。
両方ともしばらく痙攣して、時には底まで沈むことがありますが、オスはしばらくすると散らばった卵を一つひとつ泡巣にはこんで行きます。
泡巣に包まれた卵
写真の中にある、白い塊が産卵した卵です。
ちっちゃな雹(ひょう)みたいな形をしています。
全ての卵が泡巣に入るわけでもなく、いくつかは泡巣の間にうかんでいることがあります。
ベタの孵化は意外と早く、3-4日程度で孵化します。
産卵が初めての方は、この段階から、ベタの最初の餌となるクロレラや生ブラインシュリンプを準備しておくと良いでしょう。
我が家の卵も、現段階では孵化するのかどうかわかりませんから、毎日そっと観察したいとおもいます。