正月は何をしていたかというと、実は夜な夜なミシンでバッグをつくっていたりしました。

小物よりもトートバッグとかリュックがすきなので、何冊か本を購入してきて読み漁り、手持ちの記事やパーツでできるものを一つづつ仕上げ、パターンの研究をやったりしていました。

その一環で8号帆布を使ったトートバッグを作ったのですが、奥さんのリクエストで矢絣(やがすり)柄のバッグを作って欲しいというのがあったので、試しにつくってみることにしました。

矢絣(やがすり)とは

矢絣(やがすり)とは、矢羽を図案化した文様のことで、矢飛白、矢羽根絣(やばねがすり)、矢筈絣(やはずがすり)とも言われているようです。

 

矢羽の形を縦方向に並べ、それを二列おきに逆方向にするのが一般的のようですが、すべての矢羽が同じ方向を向いていることもあるようです。

通常は紫や赤を代表とする単色のことが多いようですが、日暮里のトマトには多色刷りがあったので、それをつかってみました。

矢絣

参考テキスト

今回参考にしたテキストは、ブティック社の「お気に入りの布で作る バッグ&ポーチ」です。

色柄違いを含め75種類のバッグの作り方が掲載されていますが、その分説明も簡略化されています。

しかし、ある程度レシピの読み方になれてくればさほど読むのに苦労する本では無いと思います。

 

作例では8号帆布を使い、裏地なしで作っています。

持ち手も同じ色の8号帆布です。

 

しかし、購入した矢絣の記事は薄めの生地なので、それだけではバッグとしての強度が足りません。

また、持ち手もやや頼りなくなってしまいます。

 

したがって、手持ちの11号帆布で中袋と持ち手を作ることで補強してみました。

 

作例

完成した作品はこんな感じ。

 

矢絣のトートバッグ

 

写真だとやや地味ですが、実際に見てみると結構華やかです。

 

内袋

 

内袋、外袋ともに15センチのマチをつけているので、荷物をドサドサっといれても型崩れしません。

 

手直し

 

反省点です。

 

最初に持ち手を作る時は、外から2ミリのところを縫い合わせました。

ミシンにも2ミリのガイドラインがあるので、それにあわせればよいだけなのですが、持ち手をバッグにつけるときにはその2ミリのガイドラインがみえないため、5ミリのところをぬってしまい、こんな感じになってしまいました。

 

使っているミシンは割合いいミシンらしいので、もっと勉強してピッタリとあわせられるようになりたいですね。