昨晩、2017年12月2日の23時ごろから、iPhone X が数秒から数十秒おきに勝手に再起動(スリープ)するようになりました。

特定のアプリをいれたあとから発生するのではなく、「12月2日」になったら発症するということで、iPhoneXだけでなく、ほかのiPhoneでも発症するようです。

最初は自分で強制再起動やアプリの停止を試みていたのですが、解決しませんでした。

しかし、Appleからこのすぐに再起動する問題を解決するOSのパッチ(アップデート)が発表され、それを適用することで一応問題を解決できるようです。

ことの概要

23時ごろから、iPhone  X  が数秒おきに再起動を繰り返すようになりました。

 

特に新しいアプリを入れたわけでもなく、ある時間をすぎたらリセットがかかり始め、数秒から十数秒おきに再起動がかかりはじめ、ほとんどなにもできなくなりました

 

最初はiPhoneを強制リセットすれば解決すると思っていましたが、全く解決しませんでした。

次に起動中のアプリを終了させれば治ると思い、終了させましたが、すべて終了させてもだめでした。

 

ちょっと調べたところ、勝手に再起動する原因の一つとして、特定のアプリを入れていると発症するというでした。僕の場合も該当するアプリを入れていたのですが、実際には起動していなくても発症するということなので、根本的な原因は別のところにありそうです。

 

ちなみに、iPhoneを購入時状態に戻し、特定のアプリだけいれるとこの問題が起きることを突き止めたかたもいらっしゃるようです。

 

結局、本体の操作だけでは何も解決せず、OSの更新が必要ということがわかりました。

iPhone X の強制再起動

さて、iPhoneの場合は何か問題があれば強制再起動をするわけですが、ホームボタンがなくなったiPhone Xの場合、従来のような「ホームボタンをおしながら電源を長押し」することはできません

 

iPhone X の場合の強制再起動はこれまでと変わり、次の手順で行います。

 

  1. 音量ボタンの上(音量を上げる方)を押す
  2. 音量ボタンの下(音量を下げる方)を押す
  3. 右側のボタンを画面が消えるまで長押しする
  4. 右側のボタンを離してAppleのリンゴマークがでれば再起動成功

 

しかし、これらの手順を踏んでも問題は解決しませんでした。

iPhone X でのアプリの強制終了

強制再起動しても、起動中のアプリは原則動いたままですので、次にアプリの強制終了を試してみました。

 

iPhone X の場合、やはりホームボタンが無くなったので、強制終了の方法も変わりました

 

  1. 画面の一番下から中央付近までスワイプし、指を画面の中央で数秒とめる(スワイプだけだと一番先頭の画面に戻るだけですので、うまくできない場合は何度か試してみてください)
  2. 起動中のアプリ一覧が出るので、先頭のアプリを長押しする
  3. 1秒ほど長押しすると、アプリの左上に「進入禁止」と同じ赤丸にマイナスのアイコンがでるので、スワイプして強制停止させる

 

しかし、これらの手順ですべてのアプリを終了させてもダメでした。

日付の強制変更

さて、この問題は「12月2日の特定の時間になったら発症する」というところにあります。

 

僕自身、最初はなんらかのウィルスに感染したのかと思いましたが、iPhoneの場合それは極めて低いと思われます。

 

いくつかの事案を検索してみたところ、とりあえず日付を12月2日以前に変更すると発症しなくなる、ということがわかりました。

 

「え?日付は携帯の電波やGPSで強制的に決められているんじゃないの?」って思い込んでいましたが、実は任意の日付、時刻に変更できるのです。

 

これは次の手順で行います。

 

  1. 「設定」アイコンをタップする
  2. 「一般」メニューの中から「日付と時刻」を選択する
  3. 「自動選択」がオンになっているので、オフにする。
  4. オフにすると一番下に現在の時刻が表示されるので、そこをタップして任意の日付に変更する

 

この手順で日付を変更し、一度強制再起動をかけて以降、例の問題は発症しなくなりました。

しかし、日付が変わったままでは色々と不便ですし、根本的な解決にはなりません。

OSのアップデート

つい数時間前、iOSのバージョン11.2が発表されていたようです。

 

メインのアップデートは「Apple Payに関するいくつかの更新とバグフィックス」ですが、実はこのアップデートを実施することによって、例の問題も解決されるようなのです。

 

ですので、OSのアップデートを行うことにします。

 

  1. 「設定」アイコンをタップする
  2. 「一般」を選択する
  3. 「ソフトウェア・アップデート」を選択する
  4. 現在のOSのバージョンをしらべたあと、OS11.2への更新が表示された場合は更新する

 

これらの更新を行ったあと、日付を自動変更に戻すことで、問題の解決を図ることができるようです。

Face ID は利用できません

さて、これらの手順で問題は解決するのですが、iPhone X では新たな問題が発生します。

 

それは、「Face IDは利用できません」というアラートが表示されることです。

 

もし、OSの更新後このアラートが表示された場合には、一度強制再起動を行うことで解決するようです。

まとめ

突然iPhoneが勝手に再起動するようになり、しかもニッチもサッチも行かなくなったら困ってしまう人が非常に多いと思います。

 

また、僕の場合はパソコンを持っているので、そっちで情報収拾すれば良いのですが、iPhoneしか無い場合は情報収拾もロクにできません(収集中に再起動しますので…)。

 

もし、周囲に同じ現象で困っている人がいれば、ぜひ助けてあげてくださいね。