筑波大学に隣接する学生街の一つ、春日4丁目(通称春4【カスヨン】)といえば、僕が学生現役の時はまぁ学生街もいいところで、ボロいアパートとコンビニ、それにいくつかの定食屋があるような場所でした。
それが、今となってはアパートも最近の学生の好みを反映して新しくなり、一部は住宅街となり、セブンイレブンも移転し駐車場は広くなり、そしておしゃれなカフェも立ち並ぶ地域へと一変しました。
まぁ、お昼時にセブンイレブンとかに行けば、あまり格好を気にしない男女学生がブランチを求めてさまよっているあたりはあまり変わらないのですが(笑)
今日はそんな春4にあるおしゃれなケーキ屋、モイッカ(Moikka)について紹介します。
春日4丁目の変遷
体育専門学群の学生が多く住むまち・春4
春日4丁目は、大学の敷地に入って、構内のループ道路を越せばそこが体育専門学群ということもあり、体育を専門とする学生が比較的多く住む地域です。
そもそも、昭和48年に東京教育大学から総合大学へと転身し、東京・文京区からつくば(当時は桜村)に移転した時点ではほぼ何もなく、大学の学群(他大学でいう学部)も順番に開設されてゆきました。
その中で体育専門学群は比較的早い時期に開設されたこともあり、また有名なスポーツ選手を多く輩出したこともあり、筑波大学の名前があまり知られていない地方では、「体育大学」として間違えれることも少なくありません。
しかし、実際に輩出したスポーツ選手、もしくは選手をメダル級に指導できるコーチ能力を持った卒業生は非常に多く、例えばサッカーではJリーグの黎明期を切り開いた井原選手、中山選手、長澤選手などを始め、現在でも第一線で活躍する多くの選手がいます。
もちろん、サッカーだけに限らず、例えばバレーでは三屋裕子も筑波大出身です。
ちなみに、筑波大学では基本的にどの学類でも体育必修なのですが、指導は体育専門学群の先生方にご指導いただけます。
僕が学生だった時には、三屋選手は教員として筑波大に在籍しており、バレーボールを体育の科目として選択することができたのですが、「私の講義を取ったからには甘いことは考えないでよ」と初回に言われ、とにかく厳しい指導を受けたという逸話すらあるくらいです。
ちなみに、柔道といえば筑波大というくらい、筑波大出身の柔道家も多いですね。
そして、こういうこれまでに活躍した選手、そしてこれからを期待されている選手の多くが過ごしているのが春4地区なのです。
そういう背景もあってか、過去の春4はとにかく安くて量が多い定食屋が多く、おしゃれな喫茶店とはやや縁遠い感じでもありました。
学生アパートもひしめき合っていましたので、昼は静かでも、日が暮れるとあちこちから家飲みの歓声やら、雀卓をかき鳴らす音、そして昼夜を問わずコンビニに出入りする学生の群れが見られたものです。
老朽化とともにアパートの改築が増えた2000年台後半
しかし、2000年代後半になると、桜地区に新しいアパートが増え、住環境も整ってきたこともあるため、桜地区を選択する学生が増えてきたようです。
学生の要望も、多少ボロくても安いアパートから、それなりの家賃がかかっても綺麗で便利なアパートへという志向の変化もあり、春日の古いアパートも次第に建て替わってゆきました。
それとともに、春4にも喫茶店などが増えてきました。
もともと天久保3丁目(大学会館別館裏)周辺には喫茶店はあったのですが、春4にはこの手のお店があまりありませんでした。
しかし、学生の生活スタイルの変化とともに、学生や、つくばに引っ越してきた新しい住民をターゲットとしたお店も少しづつ増えてきたのです。
The Bake Factory Moikka
ミニテラスを備えたちっちゃなケーキ屋さん
つくばといえばパンの街ですが、ここは創作ケーキのお店です。
白い小さなお店ですが、買ったケーキをミニテラスですぐにほうばることができるようになっています。
お店も、厨房も、決して広くはありませんが、ほぼ日替わりのペースで様々なケーキを揃えることで、買うだけでなく見る目も楽しませてくれるお店です。
以前は駐車場はお店の両脇にしかありませんでしたが、最近では少し離れたところに専用駐車場を4台分確保したようなので、お店の売れ行きも順調なようですね。
涼しい日だからスノーアイスの楽しもう
前から今夏こそはかき氷を食べよう、と決めていたのですが、なかなか時間が取られずに行くことができませんでした。
今日は子どもたちも珍しく友達との約束を作っておらず、全員揃っていたのでかき氷を食べに行くことにしました。
かき氷は暑い日に限るのかもしれませんが、30度を超える日にはさすがに出かける気も失せてしまいます。
しかし、今日は曇り空ながらも、涼しい風が吹き、外で食べるには絶好の日和です。
で、最初はかき氷で有名な「木村園」の方に行きました。
ここのかき氷も非常に人気な上、口溶けが柔らかく美味しいので、まずこちらに行ったのですが、あいにくの大行列。
最近は第三駐車場まで増設するほどの状況なので、スノーアイスをやっているMoikkaの方に行って見ることにしました。
Moikkaの店頭。白で統一されたシンプルな店構えに好印象です。
今日は店舗にお客さんがたくさんいたので、注文は奥さんに任せて僕はテラスで待っていましたが、お店の中もシンプルにまとまっているが故に、ケーキの一つひとつが際立って見えます。
テラスには椅子が合計8脚。
テーブルは4つありますので、最大4組で過ごすことができますね。
もちろん、お持ち帰りも可能で、ちゃんと保冷剤をつけてくれます。
さてさて、そういう間にスノーアイスが登場。
こちらは娘が頼んだスノーアイス(ティラミスソース)。
本格的でありながらも、子どもも喜んで食べられるティラミスの味です。
こっちはブルーベリーソース。
ベリーとつくものであればなんでも大好きな息子たちのオーダー。
こちらはちょっと違って、スノーアイスパフェ。
一口食べてから、写真の撮り忘れに気づきました。
スノーアイスの上に、ナッツやマシュマロ、ホイップクリームがかかっています。
そして、スノーアイスがクレープ生地に包まれているんですよね。
これがまたしっとりとして美味しい。
スノーアイスは実に不思議な食感です。
当然、かき氷とは違います。
キンキンに冷えているわけではありませんが、なかなか溶けないので、最後まで美味しく頂けます。
また、甘さも適度で、食べている途中に飽きがくることもなし。
そして、パフェというだけあって、最後にはちゃんとコーンフレークが登場。
最後まで美味しく頂けました。
ちなみに、店頭でいただくとコーヒー(子どもは牛乳)のサービスがあります。
このコーヒーは春日3丁目のスガヤコーヒー謹製。
飲み物にも妥協を許さない姿勢は、お客としても嬉しいですね。
ちなみに、スガヤコーヒーはネットショップもやっているようですね。
過去のお買い物
さて、ついでなので過去に買ったりオーダーメードしたケーキの写真を載っけようかな、と思って探していたのですが、どうも見当たりません…
しかし、現在どのようなケーキを販売しているのかについてはFacebookでも公開されていますし、誕生日ケーキのようなオーダーも喜んで引き受けてもらえます。
また、最近は十数人の団体様でご訪問ということもあるらしいのですが、それも事前に連絡してあると、オーダーを切らすことなく準備できるということなので、是非一度Facebookや実際のお店をご覧になってはいかがでしょうか。
店舗情報
305-0821
茨城県つくば市春日4丁目20-1
029-893-3772
http://www.moikka2014.com
駐車場については店舗脇のほか、店舗と道反対にあるアパート内に契約駐車場が4台分確保されています。
駐車スペースには目印があるので迷わないと思います。
この「サンガーデン春日」の敷地内に駐車場があります。