ヤマト運輸が配送時間区分の見直しと、大手通販業者による当日便取り扱い廃止の方向に向けて調整を行なっていることが報じられてしばらくたちますが、ヤフオクのサイトを見ていたらID連携サービスというのが始まっているのを知りました。

ID連携サービスとは

これは、ヤフオクで落札された商品がヤマト運輸経由で配送された場合には、配送時や不在時にメール等で受取人に連絡が行くというサービスです。

 

また、到着前に到着日時を変更することも可能です。

 

出品者とこまめに連絡を取ることが可能であれば、あらかじめ配達日時を指定して、その時間に届くようお願いすることも可能ですが、ストア出品者以外の個人出品者でそこまで対応してもらえる方というのは現実問題としてなかなか少ないようです。

 

そういう中、やっと始まったか、という感じは否めませんが、到着前に日時指定できるサービスが始まったことは嬉しい事です。

これによって、ヤマト運輸の方々の労働時間が改善されれば何よりです。

クロネコID

ところで、ID連携サービスを使うためにはクロネコIDを取得する必要があります。

 

こちらはヤマト運輸独自のサービスであり、PCやスマホのアプリを使うことによって、荷物到着をあらかじめプッシュ通知で知らせてくれたり、送り状をオンラインで作成したりと、なかなか便利なツールです。

特に送り状発行サービスはとても便利。

手書きが苦手な人や、特定の住所によく荷物を送る人には使える機能です。アドレス帳がありますので、過去の履歴を参考にして、送り状を作ることもできます。

機能

使える機能は次の通り

  • 荷物お問い合わせ
  • 再配達受付
  • 集荷依頼
  • My荷物お問い合わせ
  • らくらく送り状発行サービス
  • 通知サービス

 

などなど。

 

もちろん、クロネコ経由で届く荷物(ネコポスは除く)全ての商品の到着日時や荷物追跡を行うことができますので、Amazonなどを頻繁に使う人はお手持ちのスマホにアプリを入れておいて損はないと思います。

アプリはこちらからも入手できます。

クロネコヤマト公式アプリ

Amazonプライムへの期待

こうなると、やはりアマゾンプライムに対しても期待するものがあります。

 

Amazonの倉庫はざっと分けると関東と中部の二ヶ所にあり、保管する商品が違うため、例えばプライムの商品を買ってもその日のうちに届くものと、明日以降になってしまうものの2つがあります。

 

ただ、関東圏に住んで入れば、多くの品物は当日の朝5時ごろに注文すると、早い場合は午後2時ごろに到着することも稀ではありません。

 

ただし、この「驚くべき速さ」が、不要な再配達を招いていることは確かです。

 

ヤマト運輸としては、顧客がすぐにでも欲していると期待しているがために少しでも早い配達を行なってくれるわけですが、その顧客は「当日中に」つけばいいと思っていることも多いでしょうし、実際日中は留守にしていることも多いでしょうから、行き違いというのが発生するのでしょうk。

 

僕の場合は、Amazonから荷物が発送された時に届くメールを見て、すぐに配達時間帯を変更しますので(先ほどのアプリを使えば簡単に行えます)、大抵は行き違いが起こることはないのですが、全ての方がそこまで気が回るとは限りません。

 

ヤフオクのID連携サービスを見て感じることは、やればできるということです。

 

特に、数年前から配送をヤマト運輸に一本化し、(おそらくですが)自社倉庫内に配送センターを構えているわけですから、プライムで注文する際に配送希望時間帯を選択するボタンを追加するだけでも、この問題は解決の方向に進むのではないでしょうか。

 

Amazonの技術力から見て、配送時間を指定できるシステムを作ることはさほど難しいこととは思えません。

 

ぜひ、このような機能の追加を期待したいものです。