12.7dKHのKHブースト状態でハードコーラルを育成すると病気は別にして良く育ちます。
SPSはもちろんですが、オオタバサンゴのような共肉部分が多いLPSも意外な育ち方をしてくれます。
コモン正面
ベッセルで購入したコモンサンゴの被覆タイプ。
購入した時には枝部分はあまりなかったのですが、いまでは枝がニョキニョキ生えてきてくれています。
かなり水流が強い部分においていたのですg、ひねくれる様子はなさそうです。
リーフエナジーABで給餌したあとなのでミューカスが出まくっています。
コモン側面
コモンの側面です。
被覆部分が採取時の岩を大きく乗り越えて成長している様子がわかるでしょうか。
上の部分が活着していた岩よりも大きくなりオーバーハング状態になってます。
オオタバ正面
オオタバサンゴです。
コーラルタウンで買いました。暗めの照明で青色LEDを当てると綺麗に光りますが、うちではT5の下で育成しています。
オオタバやハナガタサンゴなど、共肉が多いタイプのLPSには明るいT5は不向きのイメージもありますが、T5はむしろ水槽内を拡散して照らすため岩陰など適度に暗い部分を選んで配置してあげるととても状態よく育ちます。
ただし、蛍光反応を楽しみたい方には不向きかもしれません。
オオタバ
このオオタバも、KHブースト状態だとどんどん株分けして育ってくれます。
狭い範囲でどうやって株分けするんだろうとおもったら、各株が土台となる骨格を作ってその上で株を増やすんですね。
わざとストレスを与えて共肉を萎縮させてみました。
三脚なしの1/10秒撮影だったのでブレて見難い画像になっていますが、各株の周辺が骨格で盛り上がっているのがわかるでしょうか。
購入時は8株だったのが、いまでは16株まで増えています。
水面
水流ポンプを3つつけることで水面に揺らぎをつけることができました。
サンゴの飼育では、光の強さもそうですが、光の揺らぎも重要ではないかと最近おもっています。
BSなどで各地のダイビングビデオを良く見るのですが、サンゴが良く育っている場所は明るさもですがサンゴに届く光が水面の揺らぎでキラキラしていることに気づきました。
天然にはかないませんが、奥さん水槽でもそのようなきらめきが出るようにしています。
しかし、海水全体の動きとしてはTUNZEのポンプにはかなわないですね。
ショウガ正面
高水温で生き残ったショウガサンゴです。
ベッセルではKRシリーズLEDで飼育されていて、もう少し紫寄りでした。
ハナガサ正面
これもベッセルで買ったハナガササンゴ。
高水温で一部ポリプ抜けしたものの、大被害には逢いませんでした。
センターオレンジの緑ポリプです。
青色LEDの下ではなんとも言えない色合いを出してくれますが、うちはT5オンリーなのでわずかに蛍光反応を楽しめる感じです。
ミドリイシ正面
ナチュラルで買ったミドリイシ。
ほとんどのミドリイシがSTN被害にあった中、これだけがわずかな被害で済んでます。
一部コケが乗っているため気泡が出ていますが、ポリプも最大限にだして全般的に元気です。
KHブーストのためのKH上昇剤としてコーラリングロを使いました。
一応8.6程度までの上昇剤となっていますが、Ca, Mgやその他の必須元素を含めてバランスよく上昇させることができました。
KHだけならリーフファウンデーションBですが、総合的にあげるのであればコーラリングロがいいですね。
コーラリングロ 500ml