昨日だめかなと思っていたアクアトロニカのPCインタフェースのアプリですが、色々試行を重ねてどうにか動かすことができました。
かなり力技です。

そもそも、InstallShieldがマトモに動かないので、これをどうにか動かす必要があります。

アプリにもよりますけど、インストールする環境はPCによって様々なので、それをInstallShieldというアプリを使って調整するわけです。インストールする先のディレクトリとか、ユーザ名とか権限とか。

なので、大抵InstakShieldから無理やりアプリだけを取り出してもディレクリとかの依存関係が成立していないことがあるのですが、アクアトロニカのアプリは結構単純なのでどうにかなることがわかりました。

とりあえず、InstallShieldの自己解凍形式(.exe)を展開する必要があるので、そのためのソフトウェアを探しました。

実績がどうだかよくわかりませんが、Universal Etractorという展開アプリが良さそうなので、それを使って展開してみることに。でてきたのは.msi形式のセットアップファイル。

セットアップファイルを展開したらセットアップファイルが出てきたという感じです。

.exeと.msiの違いは細かいことを除けばインストールするためのアプリが入っているかどうかということです。

で、試しに.msiを展開してみたら見慣れたディレクトリ構造でアクアトロニカのアプリやDLL一式が出てきました。

ためしにアプリをダブルクリックすると...起動時のスプラッシュウィンドウは出るものの、途中で”Unable to create directory”というエラーで止まってしまいます。

自分でポチポチ互換性や権限の設定を行ってみましたが、ここから先に進めることができませんでした。

で、また色々調べているうちに、Windowsのショートカットメニューに「互換性のトラブルシューティング」という機能があることを知りました。

動かないアプリのアイコンで右クリックすると、「互換性のトラブルシューティング」というメニューが出てくるのでそれを選択し、いくつかの質問に答えます。

Macでスクリーンショットを撮ったら小さくなっちゃいました。

で、この設定も一筋縄では行かなかったのですが、いくつか設定を変更して試しているうちについに動作しました。

この画面、何年振りにみるでしょうか。
気づいた時には朝5時を過ぎていました。

これでやっといろんな設定がPC経由で行えるようになります。

諦めずにやってよかったという思いです。
ところで、世の中的にはアクアトロニカよりも、NeptuneのAPEXというシステムの方が勢いがあるようですね。

他社製品との連携もしているようで、例えばKessilのLEDライトとかTUNZEのポンプに接続できます(TUNZEモジュールは国内未販売ですが、アクアトロニカにもあります)。

国内でも自分で輸入して使っている人が結構いるみたいですね。

Marine Depot送料込みで最上位機種が900USドル程度で買えるので、いまから買うならAPEXの方がいいかもしれませんね。カッコイイし。

日本ではLSS研究所が国内販売に名乗りをあげているものの、まだ具体的な進捗はないみたいです。

実機はビーボックスアクアリウムの八潮店にありますし、仙台のアクアギャラリーロッソにもあるみたいですね。

岡部社長、頑張って下さい!

ちなみに、APEXのドーシングポンプ(DOS)はめちゃ高いですけど、0.1ml単位の滴下ができるという高機能バージョンです。Bio-Actifは0.25ml単位で滴下量が指定されているので、このようなシステムでつかうのであれば選択肢の一つになりうるかもしれません。

そうでなければ、ドーシングポンプだけグローテックにする手もありますし。

さて、今日の午後は工作をやってました。

アクアトロニカがPCと繋がったので電源周りを成端箱に入れるための準備です。

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大抵の成端箱には機器固定のためのコンパネが入っているので、それを取り外し、機材を並べてイメージを膨らませます。
良さそうだったら、タッピングビスなどで固定します。

 

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配線を行う際には、タグを取り付けてどこに繋がっているケーブルなのかわかるようにしておきます。
綺麗な配線というのは、単に美しいだけではなくて機能美も兼ね備えてます。

 

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今回初めてカッチングダクトというのをつかってみました。
配線をまとめて目隠ししてくれるものです。
側面には一定間隔で配線を取り出すためのスリットがあるので、従来のダクトのような工作が必要ありません。

 

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カッチングダクトもビスで固定します。

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とりあえず、必要最低限の配線を終了させました。
この状態でコンパネを成端箱に戻して、残りの配線を行います。
カッチングダクトですが、もうふた回り大きいものをかえばよかったかもしれません。