テラフォーミングというとカッコいいですが、要は魚に移住してもらったお話です。
(ちなみに、テラフォーミングとは、火星移住のように、人類が住めない惑星を住める環境に変化させ定住することなので、厳密には本来の意味とは違います。)
で、今回テラフォーミングの対象となった魚はこちら。
サザナミヤッコ
我が家に来て早三年のサザナミヤッコ。
ポップアイ以外の病気にはほとんどかからないことが取り柄で、どんな酷い白点が水槽全体に蔓延してもこの魚だけは平気なのですが、新入りにとにかくちょっかいを出すのでこまってました。
ただ、チョウチョウウオなどを入れても、大抵翌日には気が済んでいることが多いのですが、今回ウズマキを同じ水槽に入れたときには違いました。
一晩中追い回した挙げ句、ウズマキの鰭を相当食いちぎったようです。
ウズマキ
今朝発見したときには水中ポンプの脇で息も切れ切れの状態で、正直今日持つかどうか心配だったのですが、サテライトに戻しておいたら夕方までには元気になってくれたようです。
しかし、サテライトにはまだ餌付いてないロックビューティーがいます。
ロックビューティーとウズマキとは仲が悪くないのですが、はやりロックビューティーには居心地が悪いのか、餌に対する関心が全く無いようです。
まだ充分に太っているので、暫くは様子見できますが、早くリラックスできる環境にしてあげないと餌付かないまま終わってしまいます。
そのためにはウズマキを再度魚水槽に戻す必要がありますが、そのためには暴君に移住してもらわなければなりません。
その対象先として挙がったのが...サンプです。
この水槽のサンプは900x450x450で、水量は実質80リットルほどありますから、スキマーなどの機材が入っていても、サザナミヤッコ一匹ならば充分な広さです。
ということで捕獲開始。
アーチ型のレイアウトの一部を壊し、行く手を遮ります。
次にザルを片手にサザナミヤッコを追いかけます。
水槽の中心ではいくら頑張っても捕まえられないので、なるべく端の方に追い込みます。
が、今回は底の部分で一瞬の隙を見せたサザナミヤッコをザルで捕獲。
逃げられないよう、ザルを水槽面にあてながらゆっくりと引き上げたあとは、ザルから落ちないように気をつけてサンプへ入れてあげます。
それから、ウズマキを魚水槽へ。
最初はサザナミヤッコを警戒したのか水中ポンプの脇に隠れていましたが、様子が見られないことを確認すると水槽内を広々と泳ぎ始めました。
じゃ、サザナミヤッコは誰が見るのかというと...最近はいはいを始めた次男が見てます。
水槽リセット時もサザナミヤッコをよく見ていたのですが、今日も早速サンプ内のサザナミヤッコを眺めては手で追いかけてました。
さて、次はロックビューティーの餌付けです。
うまくいってくれれば良いのですが。