今日は四日目です。
行うことは、100Lの海水あたり3mlのNO3:PO4-Xを添加することです。
従って前日と同じく12.9mlのNO3:PO4-Xを添加しました。
以上。
ではおもしろくないので、もうちょっとかきましょう。
MCP(マリンケアプログラム)を開始し、ニトロバックとNO3:PO4を添加を添加すると水槽にある変化が起こります。
それは、「フィルタの目詰まりがとてつもなく早くなる」ということです。
うちのシステムはバルクサンプ(ろ材が無く、フィルタとプロテインスキマーだけで構成されたサンプ)なのですが、取り付けているフィルタ(洗えば再利用できるタイプ)が一日で目詰まりを起こします。
通常良く使われるウールマットも、おそらく1~2日で目詰まりを起こし、排水がフィルタを避けるように流れているのではないでしょうか。
そのフィルタを触ってみると「ぬめり」が感じられますが、これはいわゆるバイオフィルムと呼ばれるもののようです。
このぬめり、プロテインスキマーを使って海水中から取り出さなければ、水中のバクテリアレベルに影響を与えるようです。
従って、MCPを実施するにあたり、RedSeaでは効率の良いプロテインスキマーの使用を進めています。
ここ2年ほどで使われ始めたコーンスキマーとベケヘッドを使うスキマー(バレットなど)以外はいろいろと使ってみましたが、一番使い勝手が良いのはH&SのHSシリーズです。
この水槽で使っているのはHS-850です。
本来は430リットルの水槽に対しHS-1000クラスのスキマーを使うのが良いのでしょうが、一時期HS-850を2台所有していたので実験したことがありましたが、あまり効果に変化はなかったので一台にしました。
と言うわけで、MCPを実施するにはスキマーの選択が重要になります。
安いものは数千円で買えますが、60センチ以上の水槽を使うのであれば多少お金がかかっても良いスキマーを購入すべきです。
HSシリーズのようなニードルエンペラー式は1万円台からでも手に入りますが、結局は能力不足(泡が立たない=老廃物であるタンパク質類を浮かすだけの泡を作れない)のため新しいスキマーを買う羽目になるだけです。
スキマーについては好みもありますし、なんといっても稼働実績がはっきりしますので、店頭で実際動いているスキマーを見て判断するのが良いと思います。
以下の製品は「東日本用」です。
50Hz H&S プロテインスキマー HS-850 内部式モデル 50Hz(東日本用)

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