みなさんこんばんは。
おかげさまで再開数日でアクセスランキング(海水魚)で50位、40位を取ることができました。
これからも皆さんのお役にたつような話を書いてゆきたいと思いますので、よろしくお願いします。
でも、アクセス解析をする限り、正月に行ったアンモナイトセンターとか、それに関するエラスモサウルス、ランフォリンクス、始祖鳥とかそんなキーワードで検索された方の言葉でランキングが上がっているような気もします。
それはさておき、今日は松戸で気になるお店もあったので、散歩がてらにショップめぐりをしてきました。
出発前はあれほど何も買わないと思っていたのに、帰ってきたら4プカ状態。
まぁ、一つはLTで、これはイソギンチャクがないハナビラクマノミのためのもので値段も安価なので良しと。
二つ目はコケ取りのための生物兵器で、これはほしいと思っていたので必要出費。
三つ目、四つ目はこれは完全に衝動買いでした。
ミドリイシが二個で10,000円未満。
しかもドデカいコリンボース状のハナバチミドリイシとかややパステルでこれまたでかいウスエダミドリイシが買えちゃうんで散々悩んだ挙句、買ってしまいました。
奥様に「まだ入るの?」と言われつつ、レイアウトをちょいと工夫して入れてみました。
こちらは別の機会に。
さて、本題。
海水魚飼育で問題になるのは「コケ対策」。
ミドリゴケ、茶ゴケ、赤ゴケ(正確にはバクテリアですが)など、水槽にはさまざまなコケが生えます。
さらには海ブドウとかハネモ、センナリヅタとかいろいろ生えて、折角の美観を損ねてしまいます。
その対策のためにみなさんいろんな対策を取っていると思いますが、これまでの経験からいくつかの生物兵器とその効力について考察してみたいと思います。
1)シッタカ
定番の生物兵器。安い(200円くらい)。
メラミンスポンジで落ちる程度のコケであれば食べてくれる。
ある程度成長したコケには無力。
実は高水温(25度付近)に弱いことはあまり知られておらず、短寿命を迎える個体も少なくない。
実際、房総半島や瀬戸内海での磯採取ではなかなか見つからないが、日本海ではやどかりよりシッタカの方がよく見つかる。ちなみに、サザエと同じで食用にされるので磯採取の時は要注意。
コケに覆われたソフトコーラル(マメスナなど)やLPS(ハナガササンゴなど)のクリーニングに最適。
シッタカを拾っては根気強くコケに覆われたサンゴの上に置いておくといつの間にかコケが全滅し、ポリプが復活していることも。
2)ヤエヤマギンポ
意見が分かれるところ。
完全に餌付けされると、天然のコケ類には全く興味を示さなくなる。
逆に、人工のエサよりコケを好む個体もいて、ヒゲ状のコケでも納得のゆくまで食べてくれることがある。
自分が買ったヤエヤマギンポがどちらになるかは帰ってみるまで分からない。
1300円前後。
複数飼いは難しい。
3)ターボスネール
「ターバンスネール」と言われることもある。
シッタカより高いが、シッタカより働き者。
シアノバクテリアも食べてくれる。
運よく水槽内で繁殖してくれれば自給可能だが、これも定期的な補充が必要。
たぶん、カルシウムリアクタのような設備があった方が殻の成長を助けるので、長生きに貢献する可能性が高い。
4)タツナミガイ
タツナミ「ガイ」だが、実際はウミウシの仲間。
触ってみると間違いなくウミウシ。
観賞用のウミウシとは違い、緑色。
体内に骨格を持っているが、その骨の形が荒波(立浪)の形に似ていることからタツナミガイと言われているらしい。
一部では最強の生物兵器と言われている。
価格もさまざまで、1500円(いわきのはなばた)から3000円弱(一般的なショップ)と、幅が広い。
コケに関してはとにかくモリモリ食う。
とにかく頼もしいのだが、数日後には行方不明になっていることが多い。
大抵は水中に仕掛けたポンプなどに吸われていることが多い。
また、僕は経験ないですが、フロー管の落とし口にへばりついて漏水事件を起こす可能性も否定できない。
5)トゲアシガニ
$小さな動物園-トゲアシガニ
タツナミガイに対して、こちらはカニ。
トゲアシガニも最強と言われている。
一匹1000円弱のことが多いが、自宅に帰ってから東京サンマリンのブログを見てショックを受けたのはここだけの話。実際は交通費を入れると相殺されるけど。
能力についてはいまから見極めるところ。
水槽のコケの多い場所に入れてみたら、さっさと穴の奥に潜っていった。
さて、トゲアシガニは無事に仕事をはたしてくれるのでしょうか。