皆さんは購入してきた魚のトリートメントって、どの程度やってますか?
雑誌では温度合わせ、水合わせって紹介されてますが、一週間かけたトリートメントってあまり紹介されてませんよね。
実際、僕もつい最近まではトリートメントに手を抜いてました。
しかし、時間をかけてトリートメントすると、魚の生存率がぐっと向上します。
このことは、ツイッター仲間のシロチェさんから教わりました。

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ちょっと見にくいですが、10リットル規模の水槽でトリートメントしてます。
いわゆる塩バケツでもいいです。
いまやっているのはハタタテダイ10匹のトリートメント。
大きくても500円玉サイズです。
基本的にはグリーンFゴールドを溶かした海水での薬浴です。
水1リッターあたり1グラムのGFGをつかいます。
毎回計測は大変ですし、余りも湿気っちゃうので小分けしてアルミホイルに包んで保管してます。

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正確な計測方法があるんですがそれはまたこんど。
GFGにはラクトフェリンが入ってますが、これは魚の表皮を強化する働きがあります。
日海センターには、エサに混ぜるタイプのラクトフェリンがあります。
こいつの効果は手間をかけるだけのことはあります。
一度、水槽内で白点病が蔓延したことがあります。
ウズマキもその影響を受けたことがあるんですが、あらかじめ粘膜強化して置いたおかげで何事も無かったかのように元気に泳いでます。
ヤッコ類は一度白点病にかかると水槽から取り出し、バケツリレーで治療するのが定石ですが、捕まえるのに一苦労しますし体力も使わせます。
そのことを考えれば事前のトリートメントははるかに楽チンです。
多い勘違いに、「GFGは白点病に関係するウィルス類を殺す」とありますが、それは一切ありません。
GFGの主成分ラクトフェリンはタンパク質ですから、殺菌作用はありません。
なので、トリートメント中は毎日換水します。
めんどうな感じがしますが、薬浴の海水は水道水でつくってもいいのでそれほど手間もかかりません。
この機会に、皆さんもトリートメントについて考え直して見てはいかがでしょうか。
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