こんばんは。
最近日中忙しく、夜は餌やってリン酸測って添加剤入れればもうそれでダウン状態です。
ネタはいろいろとあるのですが...
さて、2つの水槽で比較している2社のバイオペレット、一つはSeaSlugの PhosBall, もう一つは VERTEX の ProBioPellets がありますが、主観的な評価をやってみたいと思います。
なぜ主観的な評価なのかというと、一つは魚水槽のリン酸値を測っていないこと、もう一つはバイオペレットが固まることが多く、リアクターの改造を引き続き行っているため測定値が安定しないことがあります。
なので、今回はあくまで「使用感」という点で評価しますので、その点ご了承下さい。
まず、硝酸塩の反硝化能力。
これはどちらのペレットでも同じくらいの実力があります。
しかも、反硝化についてはペレットが固まったくらいでは落ちることはないようです。
フレークフードをピンセットでふたつまみ(数枚ではなく10枚単位)、その他固形フードを数種類揚げていますが、硝酸値が上がることはありません。ゼロ状態をキープしています。
一方、リン酸の除去能力。
ProBioPelletsはまだリン酸値を計測していないのでわかりませんが、PhosBallは現時点で0.26ppmを割ったことはありません。PhosBallというだけに期待していたのですが、もうちょっと時間がかかりそうです。
そして、ペレットの変化。
バイオフィルムの発達はPhosBallの方が高いみたいです。
1日流動しない状態になると、両者ともフィルムがペレット表面に生じますが、PhosBallは数センチ規模のフィルムができていることがあります。
逆に言うと、PhosBallの方が処理を続けるとともに比重が高まり、またペレット同士の摩擦(難しくいうと静止摩擦係数なんでしょうが)が大きくなるため、ペレットが動かなくなってしまいます。また、PhosBallリアクターの排水ホースの先にはナイロン製の吸着剤入れ(中身はジュンコーポレーションのドクターラボ)なのですが、このメディア入れが目詰まりするくらいフィルムがはがれているようです。
リアクターから海水を抜いてほぐすのですが、PhosBallの方がほぐしにくい感じです。
輸入代理元のLSS研究所でもPhosBallを実験しているようですが、こちらは専用リアクタで実験をしているのでこちらの様子も確認する必要がありそうです。
いま、魚水槽のドーシングポンプの設置方法で検討中なので、魚水槽のリン酸チェックはやっていませんが、早めにポンプを設置して、本格的に検討する必要がありそうです。
現在、リアクターとして利用しているのは Two Little Fishes の PhosBan Reactor なのですが、