こんばんは。
昨日、思い切ってレイアウト変更を行いました。
バイオペレット(BP)の助けもあって、硝酸塩は0、リン酸塩も0.2ppm付近まで下がってきました。
一方、水質の変化について行けないミドリイシもいくつか出てきました。一見大丈夫そうに見えても根本が白化しているミドリイシ(ホソエダ、スゲ系)、回復の見込みが無いミドリイシなど様々ですが、これらも思い切って一掃することにしました。
この段階でレイアウトを変更することにしたのは、「今の段階で海水を汚しておいたほうがこのあとのサンゴ集め計画に影響が出ない」と思ったからです。
どんなに慎重にレイアウトを崩しても、給餌している水槽のライブロックからは様々なスラッジ(カス)がでます。また、土台として使っているライブロックを動かすと砂をかき混ぜることになり、最悪白点病に見舞われることさえあります。
これらのリスクを考えると、完全に海水ができあがる前に一度汚しておいたほうが、ミドリイシ追加のスケジュールを計画的にこなせると考えたからです。
今はひたすら忍耐する時期です。リン酸塩さえ0になれば、超低栄養塩状態にできるのです。
ならば、水ができてからレイアウトを変更することで水を汚すよりも、作りかけの段階で汚したほうがまだ待てますし、クリスマス目前のセールに間に合うかもしれません。
しかし、レイアウト変更には結構な準備が必要です。
まずは時間。下準備も含めて5時間くらいは必要です。下準備とは、ライブロックを待避させておく場所(今回は発泡スチロール)の準備、そこに張っておく海水の準備、コケ取り用具などの準備などです。
いままでもレイアウト変更の機会はあったのですが、いろいろと用事があってできませんでしたが、昨日は午後からも用事がなかったので、一気にレイアウトを変更することにしました。
なんだか今日の文章は変ですね。
同じことを何度も書いている気がします。
まずは変更する前のレイアウト。
小さな動物園-変更前小さな動物園-屋根崩し
右側は棚田状の大きな一枚岩を使っていたのですが、その岩は処分することにしました。
新しいレイアウトでは小さいライブロックを積み上げてひな壇を作ることにします。
一枚板は再利用しませんが、取り出すときにデトリタスを舞わせ無いように取り出します。
次にアーチ崩しです。
小さな動物園-アーチ崩し
今までは樹状ライブロックが絡み合ったような岩を使ってアーチを2つ作っていましたが、これを3つにすることにしました。また、右アーチが寄りかかる中心部が不安定だったので、樹状ライブロックを使って補強することにしました。
この時点でコケ掃除。必要に応じて海水を入れ替えながら作業を進めます。
小さな動物園-アザミアーチ
新しく作った「アザミアーチ」です。ウミアザミとスターポリプがついているライブロックです。
元々はウミアザミとして販売されていたのですが、ちょうどアーチに使えると思い2ヶ月ほど前に買っておきました。
光が適度に当たる場所においていただけですが、余計なコケが付着することもなく、きれいな状態になりました。
次はトサカ島の移動。
小さな動物園-島付近
いままで右手前にあったトサカ島をハタゴのすぐ後ろに持ってきました。
もちろん、前回同様、このトサカ島は一本の樹状ライブロックによって持ち上げられたライブロックで構成されています。きのこの山みたいなイメージです。
ただこの作業、トサカにはこたえたみたいですね。元気がありません。
右側にはライブロックをひな壇上に組み合わせて将来ミドリイシを置くときに便利なようにしておきました。
小さな動物園-引っかけ
樹状ライブロックを使って、こんな引っかけも作ってみました。
中央のデバスズメの真上に三角形の樹状ライブロックがありますが、このひっかけは手前にせり出し、エンタクミドリイシのように裏面にも共肉が乗っているミドリイシや、ハイマツのようなコリンボース(放射型)ミドリイシを載せられるようにしています。
このようなせり出しや引っ掛けを5カ所ほど作っておきました。
小さな動物園-島移動
一応完成の状態です。
このあと、オークションで入手したテスト用ミドリイシを数カ所に配置しました。
小さな動物園-完成
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右下からみるとこんな感じです。
小さな動物園-ペルクラ
ハタゴも無事活着しています。
このあと再び海水を循環させたのですが、さすがにスキマーにたまる汚水のスピードがいつもの数倍の早さになってます。3回くらいは汚水を捨てました。
その後、新しい海水を15リットルほど足しておきました。
さて、水質データですが、さすがにリン酸塩の値が0.1ppm程度あがってしまったようです。
硝酸塩もごくわずかに検出されました。
ただ、これらも程なく解消されると思います。
しかし、水槽の写真を撮るのは難しいですね。
魚は割合簡単なのですが、岩組をとるとのっぺりとした感じになり、独特の立体感が全く出てきません。
いつもデジタル一眼で撮影しているのですが、コンパクトデジカメの方がよっぽど立体的に撮影できます。
それはさておき、これでサンゴを迎える準備は万端です。
あとは水質が改善されるのを見ながら、徐々に追加するだけです。