こんばんは。
ここ2週間ほど、用品ばっかり購入していて生体を買っていないのですが、やっぱりほしくなってきたので帰りにコーラルタウンに寄ってきました。ちなみに、自宅とは真反対です。
ここのところ、コーラルタウンでは金曜、土曜に生体が入るのですが、3日目とあってすべての生体がベストな状態になっていました。特にソフトコーラル久々の大量入荷。おもしろいサンゴがあったので一つ買ってみました。こちらはそのうちご紹介します。
いつも2時間ほど滞在するのですが、途中女性のお客さんがお子さんとお母様を連れてお店にいらっしゃいました。駐車場の場所を店長に尋ねていたので、おそらく初めての方みたいです。
店長とのやりとりを聞いていると、どうも旦那さんの誕生日祝いになにか買ってあげたいとのこと。
「私は全くタッチしてないのでわからないんですよ」といいつつも、すべてのタンクメイトが言えるという詳しさ。ただ、サンゴが水槽に入っていないので、何か良さそうなサンゴを選びたいとのこと。
その奥様とおぼしき方がタンクメイトをすべて覚えていらっしゃったので、ハナガタ系のようにプリプリしたサンゴは入れられないと店長が判断。いくつかの水槽を物色した後、あるサンゴを買って帰られました。
その方は船橋からいらっしゃったようですが、その方のご家族がここを読んでいる可能性を考え、何を買って帰られたかは秘密にしておきます。
さて、本題に入りましょう。
バイオペレットですが、今日も固まることなく順調に回っているようですので、お約束通りリアクターの改造方法について書いてみたいと思います。
必要なのは、
○Two Little Fishes社製 PhosBan Reactor 150
○水中ポンプ
○シールテープ
○バイオペレット
です。
PhosBan Reactor ですが、販売を確認しているのは、関東ではB-BOXアクアリウム八潮・松戸両店、関西ではブルーハーバーです。価格は10,000円前後です。B-BOXでは常時在庫品のようです。
さて、このリアクター、本来はリン酸塩吸着メディアを入れて使います。専用メディアは砂粒のように細かく、さらさらとした感じの吸着剤です。従って、底面にはスポンジを敷き、メディア全体に水圧がかかるようにしてあります。
一方、バイオペレットは米粒大のメディアですので、リアクターを改造せずにそのまま使ってしまうと、水圧よりもスポンジやそれを支えるプラスチックのすのこに引っかかる抵抗のほうが大きいようで、最終的にはメディアが固まってしまいます。
そのため、ほんのちょっとの改造を加えることにします。
小さな動物園-リアクタ本体
リアクター本体です。
中に入っている部品と本体を洗った後なので水滴がついています。
寸法は手の大きさから推測してください。
小さな動物園-分解前
リアクターはこれらの部品から構成されています。赤く丸いすのこには長短二種類のパイプが接着されています。
キャップの部分にはゴム製のエルボが取り付けられています。
黄色とピンクのケーブルタイ(インシュロック)がつけてありますが、これは僕がホースバンド代わりに取り付けたものです。
小さな動物園-改造前
リアクター内の注水パイプは2枚の赤いすのこ板を経由して本体底面までつながっています。
また、メディア流出防止のためのスポンジがこのような感じで取り付けられています。
小さな動物園-底面分解
まずは、底面のすのこと長いパイプとを分解します。
接着してありますが、接着力が弱いので簡単に取り外せると思います。
取り外した赤いすのこは1枚しか使わないので、これは将来のため保管しておいてください。
次に、この分解した長いパイプを、短いパイプがついたすのこに取り付けます。
接着剤で接着してもよいのですが、やはり将来のことを考えてシールテープで取り付けます。
小さな動物園-シールテープ
これがシールテープです。
1巻150円~200円程度でホームセンターなどで販売されています。
スキマーや殺菌灯を購入するとついてくる場合もあります。
リアクターを購入するときに一緒に購入してもいいと思います。
小さな動物園-シールテープ3
シールテープを、先ほど分解した長いパイプの片側に巻き付けます。
シールテープは薄く、シールどうしがくっつきやすいので、丁寧に作業します。
巻き回数ですが、3回で十分です。逆に、あまり巻きすぎるとすのこに取り付けるときにすのこを割ってしまいます。3回でいったん切断し、すのこに取り付けた際簡単にとれるようでしたら、追加で1~2回巻いてください。
小さな動物園-結合
長いパイプの、シールテープを巻き付けたほうを短いパイプがつながっているすのこに取り付けます。
このようにすることで、送水パイプをリアクターの上から下までつなげることができます。
小さな動物園-上側
結合したら、短いパイプ側にスポンジ2枚を通します。
その後、短いパイプの先端にもシールテープを巻きます。
今度は5回ほど巻いてください。
小さな動物園-キャップ
巻き終えたら、キャップ内側の中央の穴にテープを巻いたパイプを差し込みます。
これで、キャップと送水パイプとを連結することができました。
もし緩いようでしたら、追加で数回まいてみてください。
小さな動物園-改造後
改造後のリアクターです。
本来は上下のすのこは独立していて、その間にメディアを入れるのですが、今回は給水パイプからの水流を底面にぶつけることで、バイオペレットが十分に攪拌されるように、すのこを1枚取り去り、またパイプ本体をキャップと連結しパイプが底面に接触しないようにしています。
ここまでできたら、次はメディアをリアクターに入れ、設置します。
続きはまたの機会に書くことにします。